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「くそ、重てぇって」
覆い被さった男を横によけ中田は起き上がる。
「なんなんだよこのスキル。」
他人にこうした影響を与えることができるのは
S級の職業達だけだった。
現にヒエラルキーE〜A級までのほとんどが
生産職や戦闘職ばかり。
だからこそ自分にもS級と同等の力があったことに
中田は驚いている。
しばらく倒れ込む男そっちのけでステータスを
確認していると男に異常が発生した。
「がばばばば、、、」
いきなり泡を吹き始めたのだ。
「お、おい!何やってんだよ!」
泡を吐いたと思ったらそのまま痙攣する男。
そして「パタン、、、」動かなくなってしまった。
【レベルが上がりました。1→7】
システムも急に反応を示す。
「ま、まさか。死んだ?」
その瞬間。強烈な吐きげに襲われトイレへ駆け込む。
「うっ!まま、まじか、、、」
状況を整理する。
襲ってきた男は覚醒者だ。
それにアルコールを投与しただけ、、、まさか。
中田は急ぎスマホにて何かを検索する。
「こ、これだ。」
画面にあったもの。
それは急性アルコール中毒。
「システム。」
スキル欄を再度確認する。
表示にある作成には【アルコール・ニコチン・市販薬】と記載がされている。
ここで初めて中田は自分の能力を理解した。
そしてもう1つ。
【レベル5達成 作成リストの追加】
追加された新たな物は、、、、
【マリファナ】
薬物中毒者のスタートラインである。
「ま、まじでか。」
中田は大学生の頃大麻を吸った経験があった。
だからこそこれについては他以上に理解が早かった。
「【作成】マリファナ。インディカ指定で自分へ【投与】」
※インディカ 。リラックス効果の高い大麻の種類。
吸入よりも効果はかなり早かった。
ふわついた気持ちと共に気分が落ち着く。
人を初めて殺したのにリラックス出来ている。
「とりあえず、遺体どうすっかな。」
大麻の摂取時、決断力も早くなる。
中田はそのまま119番通報。
「酔っぱらいが家に来て倒れました。」
救急隊や簡易ヒーラーの到着後
事件性はないとしてそのまま解放された。
だが、今回の襲撃で中田はもう1つ決断していた。
「まずはあの2人だ。」
1度殺せば2度3度も同じ。
ここから中田の復讐劇がスタートする。




