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修行



翌日、モルドレッド達はクレア先生に連れられてシコツ大森林に来た。


大森林に着くと、まず、ベースキャンプの準備をした。


ベースキャンプの準備ができると、クレア先生がモルドレッド達を呼んだ。


クレア「これから一週間でマナを貯める器を大きくする方法を教えてあげるわね。」


4人「お願いします。」


クレア「皆、マナが分かるようになったよね。じゃぁ、やることは簡単。ひたすらマナがいっぱいになった器に、さらにマナを取り込んでいくこと。すると、器がじわじわ大きくなるってわけ。この森に来たのも、街に比べてマナが多いからだよ。皆は、ひたすらマナを蓄えてね。魔獣は私が処理するから気にしないで。さぁ、始めましょう。」


モルドレッド達は、さっそく自然界にあるマナを器に貯めようとするが、なかなかマナがいっぱいの器の中に入っていかない。


貯めようとして、マナを器にいるようとしても、器の中のマナに押され、入っていかないのだ。


クレア「皆、苦労してるね。ここでアドバイス。器を無理に大きくするんだから、ある程度、無理して入れないと入らないよ。あと、ちょっとずつ大きくなれば良いから、マナも一欠片入れたら器がゴムのように伸びるまで待つ。小さい服を着ると生地が伸びるのと一緒だよ。これがコツだよ。」


クレア先生のアドバイスを聞いて、モルドレッド達は特訓に戻る。


モルドレッドは、器の中にマナを一欠片押し込む事ができ、そこからは器が伸びるまで我慢する。


最初は上手くできなかったが、徐々にできるようになっていった。


そして、日が暮れたころ、修行1日目が終わる。


クレア先生が焚き火を焚いてくれていた。


クレア「お疲れ様。今日は皆、頑張ったね。今日くらいのペースで器を伸ばしていけば、一週間で十分大きくなるよ。無理に器にマナを入れすぎると器が割れて、マナが貯めれない体になるから無理しないでね。さぁ、ご飯を食べよう。」


四人「はい!」


モルドレッド達はクレア先生が作ったご飯を食べ、その後、日課の訓練をこなし、眠りについた。


クレア先生はそんなモルドレッド達を見て、

「あなた達は落ちこぼれじゃない。ただ色々知らないだけ。あなた達が将来死なないように私が育て上げるからね。」

と。


クレア先生の顔は優しい笑みを浮かべながら、モルドレッド達を見ていた。


翌日も特別授業は続き、あっという間に一週間が過ぎた。


モルドレッド達は、器が一回り以上も大きくなったのを感じていた。


クレア「皆、頑張ったね。一週間お疲れ様。これからも同じように訓練すれば、器はもっと大きくなってスキルも強くなるからね。さて、街に帰りましょうか。」


クレア先生がそう言うと、モルドレッド達も帰路に着いたのだった。



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