ビッチョンコ・モッチンコ
ビッチョンコ・モッチンコ。
七宝特選作品シリーズのうちの1つ、『餅を喉に詰まらせて死んでしまった俺が、なぜか餅に転生したビッグマックとタッグを組んで異世界を冒険する話』の主人公であるミッチョンコが初めて訪れた村の村長の娘の名前である。
主人公と一字違いの苗字(日本名と一緒やから、左が苗字)に、餅みたいな名前のモッチンコ。
餅大好き人間の主人公なので喜ぶかと思ったが、それより先にモッチンコに含まれている『チンコ』に目が行ってしまい、「女なのに名前にチンコが入ってるの!?」と取り乱していた。男でもおかしいだろ。
さて、この名前の分析だが、まずミッチョンコは先に村長と会っており、ビッチョンコという苗字だけはその時点で知っていた。もちろんその時点でも驚いていた。びちょびちょみたいだ、という感じで。
そして娘が登場した時にモッチンコだと知るのだが、そこで主人公のミッチョンコは「フルネームだとビッチョンコ・モッチンコってこと!? やばない!? そんな名前で大丈夫なのか!?」と名前のインパクトだけで仰天していた。何がヤバいとか大丈夫じゃないとかは分からないけれど、ヤバそうな名前だというのは感じ取ったのだろう。
また、前々回の『繰り返し』ではないが、苗字と名前で同じような音を使っていることもヤバさを構成するひとつの要素だろう。
このように、ビッチョンコ・モッチンコ1つ取ってもこれだけ話ができるのだ。この連載は楽しいぞ。
ちなみに村長、つまりモッチンコのお父さんはビッチョンコ・UFOという名前だった。それに対してもミッチョンコは驚いていた。