ゴブリンのども
大量の魔物の群れの真ん中に立ち
ゴブリンのエイジは思う。
どうして、ついて来てしまったんだろう・・・・
よくよく、考えるとだ先ほどのシュウの話の中にまともな内容は一つもなかった。
「一瞬見た。綺麗だった。」
はぁ?俺は見ていない。あんな遠くだ。シュウは本当に見たのか?
まぁ、100歩譲ってだ。綺麗だとしよう。100歩譲ってだ。
しかし、なぜ?未婚だとか思ってるんだ?それも、勘だろう。しかも、しかもだ。その娘がお前を好きになると思った?
ゴブリンだぞ。俺たちは! 確率は・・・俺は限りなくゼロだと思うぞ。
エイジは持っていいる棍棒を、実際にどちらに振り下ろすべきか?真剣に考え始めた。
俺の生き残る確率は、間違いなく魔物たち・・・元仲間たちと村を襲ったほうが確率が高い。
エイジは棍棒を下すと、腕を組み魔物の群れとシゥウ、ラウルのいる方を交互に見比べる。
それを見てシュウが首をふりながら
「おい、エイジ。また悪い癖が出てるぞ。何事も確率で考える。その確率はお前にとって、いや、お前の人生にとって正解なのか?確率よりは何が、そう何が楽しいか?正しいか? だろ?」
エイジはその言葉を聞いて、やはり、やはり早まったことに気づく。
そう、付いて来たことををだ。いまや、シュウは自分の言葉に酔っている。さて、ここは俺は冷静にきちんと答えを出さないと巻き添えをくってしまう。
いや、もう遅いのか?
いや、いや。まだ大丈夫なはずだ。
エイジは周りを見渡す。呆気にとらていて、戦いが一旦中断している。
無理もない。
そこに魔物の群れの中からデカいオーガが出てきた。
「おい。ゴブリンども邪魔だ。寝ぼけた事言っている。おい、野郎ども。とりあえずゴブリンに二匹もまとめてやってしまえ!」
やはり、そうなるか・・・・ここに出てきたら、そうなるよな・・・
シュウは、おお!やる気だ。
竹槍をクルクル回していやがる。
そう、あいつは竹槍をクルクルと回すのだけは上手かった。
シュウは戦いの雄たけびを上げる。みんなが耳を塞ぐほどの大音量だ
凄い気合いだ。目をギラギラと輝かせる
が、戦いはなぁ・・・・めっきり弱いんだ。
あ、コボルトに槍を取られた。
取られた槍でポコポコと殴られている。
と、シュウはそれでも頑張った拳でコボルトを殴りにいくが逆にコボルトに蹴りを食らう。
蹴りが溝内に入ったのかシュウが膝を付きカメのように丸くなって手で頭を庇っている。
コボルトはバチバチと竹槍でシュウを叩いている。
と、そこに、人間の剣士があらわれコボルトを蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされたコボルトは少し離れたアカ松の木にぶつかる。そのまま気を失ったようだ
「おい。ゴブリン!何してる?弱すぎるぞ。しかも、もう一匹が見当たらない。どこかに逃げたのか?」
剣士がシュウを罵倒する。
まぁ、足しにそうだ弱すぎると俺も思うわ
と、俺はシュウが雄叫びを上げて皆が注目した時点で、姿を消した。高速で動いてオークとトロールの魔物達の間からジャンプして木に掴まり。木から木に移動して姿を晦ました。
さて、どうするか?
と、思案していたところに大量の馬の駆け音が聞こえる。
どうやら、どこからか人間の救助部隊が到着したようだ。
救助部隊は剣士と魔物達の間に入り込み近くにいた魔物を槍と剣にて攻撃を繰り出す。
人間と魔物間に2メートルほどの間があき、権勢しあっている
人間と魔物達の数は同じぐらいになったようだ。
さて、どう動くのか?
と思っているところで、先ほどのデカいオーガが退却の指令を飛ばす。
それを聞くと魔物達は瞬く間にいなくなってしまった。
統制が取れているなとで、シュウはと探してみると
シュウは剣士に髪を掴まれたまま、のびているようだ・・・・




