嘘
つたない話で、すみません。
国語をちゃんと習ったのに、文章を書くのはなかなか難しいです。
早くセイカを幸せにしたいなと思いながら書いてます。よろしくお願い致します。
ラスティンは最初とても信じられないといった顔をした。
でもセイカは瞳をそらさなかった。
本当の事なのだ。
ラスティンはそう思ったのだろう、ラスティンはセイカの胸ぐらをつかんだ。
「なんで!なんでだよ!
スラストがお前に何したって言うんだよ!
あんな良い奴を、あいつのおかげで俺がどんなに救われたか……
何でスラストを殺したんだよ!」
ミラは慌ててラスティンを止めようとするが、怒りに満ちたラスティンの手をセイカから離す事は出来ない。
「ラスティン!セイカちゃんは女の子だから。
セイカちゃん。
違うよね?何かの間違いだよね?
ほら仲直りしよ?ね?」
それでもラスティンはセイカから手を離さない。
そう、それでいいんだよ。
セイカは微笑んだ。
私への憎しみがあなたの哀しみを癒やす苦い薬になればいい。
ラスティンの赤い瞳がみるみる怒りで真っ赤になっていった。
それと同時にセイカにかけた手がぎりぎりと強くなる。
このまま死ねたらいいのに……。
セイカは意識を手放した。
「何をしているの!ラスティン!
これはどういう事ですか?」
「マリーローズ姫……すみません。
私がついていながら」
「でもそいつが悪いんだ!俺、悪くない!」
「ラスティン!」
マリーローズはラスティンの目をじっと見つめると
そっと頬に手を触れた。
ラスティンの瞳から後から後から涙がこぼれる。
「この子は何を言ったの?」
「スラストを殺したって……」
ラスティンはしゃがみこんで泣き叫んだ。
マリーローズはラスティンの頭を優しくなでて、そっと諭した。
するとラスティンは、声を震わせながら言った。
「俺だって馬鹿じゃない……こんな女の子にスラストを殺せるとは思わない……。
ただ、怒りの持ってき行き場がなかったのに
こいつが変な嘘つくから」
マリーローズはラスティンを抱きしめて、そしてこう命じた。
「流星の騎士団の騎士、ラスティン。
そしてミラ。
スラストの密命をこれより二人に託します。
セイカを見張り、スラストが死んだ事情を探る事
そしてスラストを殺害した者を捕らえる事」
「……はい!」
ラスティンの目にもう涙はなかった。
次もセイカはあんな調子です。