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詩集②

Ⅰ.

作者: 桜ノ夜月

「消えて終え」って貴方が笑うから


「そうしようか」って笑う。


「生きて居て」って貴女が願うから


「解ったよ」って笑う。



―どうして?



「消えて終え」って貴方が望むから


消えてしまおうとして。


「生きて居て」って貴女が泣いてしまうから


私は今日も生きている。



―それは、本当に正しい事ですか?



「迷惑だ」と言われるから


迷惑にならないように消えてしまおうとして。


「生きて居てよ」って涙を流す「誰か」が居るから


今日も私は生きて居る。



―止めてよ、なんて叫ばずに。



それが、当たり前みたいに。



生きて居ても、良いですか?



誰かの望みを叶えながら。



もう、涙が涸れるほど泣かなくても良いですか?



こんなに寂しい夜に、独りぼっちで苦しまなくても良いですか?



―……助けて、って叫ぶこと、迷惑ではありませんか?



「当たり前だ」って、誰か大声で叫んでくれたのなら。



―私は、堪らなく嬉しい。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 繊細でまっすぐで、飾らない。夜月さんの作品が私は大好きです。いつも助けてもらっています。ありがとうございます。 [一言] 当たり前だ!! ……って言いたかったんです。偉そうにすいません。…
[一言] はじめまして! I. 拝見させていただきました シンプルながらとても心に響きました…! 私は趣味で曲を作っているのですが詞の才能が全くなくていつもつまづく始末です^^; 個人的にこの詩にメ…
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