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名も無き星の冒険者  作者: 流水斎
ゲームとしての、ルール
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呪文研究機関

 モジュール呪文の研究機関として、呪文学校が存在している。

訓練帰還としての機能が半分、残り半分は研究の為で

通常ならば否定されるような事でも、学校においては許容される場合が多い。


基本的には教師を中心に、生徒が数名というチームを組んで学習・研究を行っている。

これは集団教育における個性を延ばす人数限界であると同時に、冒険者的な戦闘班であるためである。

彼らは日常的に学習・研究の為に、冒険者を兼ねて戦闘行為を行っていると言えるだろう。


例:陣形

『ナデシコ』

「ふと思いついたのですが、陣形やフォーメーションをモジュールの代わりにはできませんの?

魔杖がモジュール代わりになって、杖以外にも剣や箒、場合によっては仮面なども可能なのでしょう?」


『鉄仮面先生』

「そうねえ。可能だとは思うけど、幾つかの項目を突破しなくてはならないわよ?

1つめは管理というか、陣形やフォーメーションでは狭い分野なので、区別が難しくて種類を増やしにくいことね。

2つめは他に似たような行動…。たとえば、亜人種のスキルに、他人にモジュールを貸す能力があるから、管理者を付ける方法が取れない事。

それをらをクリアできるなら、新しい方法としては面白いので、少し研究してみましょうか?」


 モジュールは物理現象であり、の各種オプションはマクロキーでしかありません。

このため、1つのモジュールの内容を、魔杖や陣形など別の方法に割り当てる事も可能です。

舞台設定が普通の冒険の場合では却下される内容でも

場所が学校であれば、真面目に議論・検証自体が、新しいキャンペーンや依頼に成るでしょう。

ゲームマスターは難しいと思う場合でも、出来る限り対応してあげる方が良いと思われます。



『委員長』

「じゃあ、まず魔杖の新ジャンルで陣形を組む事を考えてみようか」


『ナデシコ』

「利点としては攻撃に向いた陣形で火を補って、防御に向いた陣形で地を補う感じですわね。

長所としては、既にある魔杖のバリエーションですので、1つずつ増やせば良くて、管理者とは不要な事ですわ」


『鉄仮面先生』

「欠点としては、この方法だと全員が同じ陣形を覚えないといけないかしら?同じ魔杖を持つ感じになると思うわ。

それでも魔杖と違って、強化項目とか属性とか、まだ割り振られてない項目を設定できる分、便利になるでしょう」



『ナデシコ』

「なら次は、クラスとして軍師を設定する方法ですの?」


『委員長』

「流石に大げさ過ぎるから、無理だと思うけど…。可能だと仮定してみようか?」

「基本能力は特定のモジュールを得意陣形として設定できて、スキルは陣形参加者に補正が掛かる形かな…」


『ナデシコ』

「あとは学派ですわね」

「誰でも陣形が覚えられるけど、学派に所属すると、クラススキルや別の学派スキルと組み合わせられる…と言ったところですの?」


『鉄仮面先生』

「先生の権限で、一時的にやって見る事は可能だけど…」

「実現し易さを考えると、魔杖のバリエーション > 学派 > クラス の順になりそうね」

「上の人達を説得できるレベルで理論を組めたら、どれでもいけるのは一緒だけど」


『ナデシコ』

「まったく異なるアイデアが生まれた時は、その時に改めて検証するとして、さっそく実証してみますわ!」


 学校シナリオで研究する場合、新機軸のアイデアというのは、そう簡単には整理できないと思います。

この為、新しいアイデアが出た場合は、一度、既存のアイテム・スキルのバリエーションとして試すと良いでしょう。

何度か検証しているうちに、新しいアイデアが生まれればそれを試し、一番良いアイデアを採用する形となります。


もちろん、既存の組み替えレベルで収まる場合は不採用の可能性はありますし

ゲームマスターや周囲のプレイヤーを納得させられるほどのクオリティになれば

提案したキャラクターは、アークエージェント(委員会や教師級)の権限を分権されます。


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