表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名も無き星の冒険者  作者: 流水斎
ゲームとしての、ルール
83/85

投射パターンと、魔杖

/投射パターンの成りたち

 呪文を作る段階で、向きや発現形状をある程度決定する事が出来ます。

これが投射パターンであり、その下位現象である魔杖に当たります。


元々は作業道具のノズルや、レーザーカッターの形状に用いられていた技術でしたが

既存技術の組み合わせから、モジュール呪文と言う概念が生まれた事によって

独自の形状全てをひっくるめ、投射するパターンと呼ばれることになりました。



/魔杖の台頭

 投射パターンが成立して行く中で、下位現象として設定され

扱い易い物品に、専用となる1つを仕込まれたのが魔杖になります。

杖といっても総称で、本であったり剣や槍であったりと、形状は様々です。


1つの魔杖に対し、1つの投射パターンが組み込まれており

概念的には噴射ノズルの時代まで、技術を戻した…という物で、実際には新しい技術ではありません。

ただし、そのアイテムを使う限り、投射に関してはMP消費だけで使い回せるのが大きな特徴です。

当初は不便だと思われていた魔杖ですが、冒険などでは多岐にわたる形状を揃える必要は無いため

魔杖士(魔杖子)とよばれる愛用者が、年々増加傾向にあるようです。


/投射パターンにおける、モジュールと魔杖との差

 此処で解説するのは、モジュールを使った場合と魔杖を使う場合の格差です。

大きな差としては


モジュールを使う場合

・投射パターンの入れ変えが可能

・入れ変える場合、変更に多少の時間が掛かる(戦闘中は基本的に不可)

・クラススキル・学派スキルの影響を受けても良い(特定属性のMP軽減や、火のパターンから、風のパターンなど)

・予め設定しておけば、背中から頭上などの方向設定も可能

・各種設定に使ったモジュールは、入れ変えるまで別の用途に使えない


魔杖を使う場合

・総合的にモジュールを使う場合より、範囲・性能が低い

・見た目から判断出来てしまう(紋様などでプログラムを代行しても、判別出来る)

・方向設定は、あくまで魔杖から延びる形に制限される

・所持数の制限に囚われず、使い回して良い(極論を言えば、同じ杖から同時に呪文を使用して良い)

・限定的な範囲であるが、局所に限って性能が良くなる(噴出先を絞っている為)


 総評として

モジュールを使う場合は自由度が高く範囲も広い、魔杖の場合は範囲は狭い特化型となります。


 モジュールに当てはめた場合は

「火」のモジュールであれば、形状「矢」で弾として30m先に飛んで行き

「土」のモジュールであれば、形状「壁」で3mx3mx10cmの範囲にそびえることになります。

 精霊学派の力で、火を風とみて三角形の範囲にしたり、属性があったら場合はMP軽減できるなど

応用範囲はモジュールの方が遥かに高い物の、仮に3つの呪文がある場合は、それぞれにモジュールが必要。


 似たような物で、魔杖の場合は

「杖」の魔杖であれば接触距離が1m延長(アイテムによっては代用pが1+追加)

「盾」の魔杖であれば正面1x1x10cmと個人用ですが、装甲などに+1(アイテムによっては+2)

仮に3つ呪文があっても全ての呪文に、同じ魔杖の効果を使用する事ができ

個別性能もやや高くなる傾向にあります。


/投射パターンにモジュールを使用する場合(修正される可能性アリ)

代用:接触:触れた対象


コモン:

地:壁:縦3mx横3mx厚み10cmの立方体

水:波:縦10mx横1mの四角形

火:弾:30mの弾道軌道

風:旋:縦5mx横3mの放射状三角形(手元1m)

木:輪:直径3mの円の外延

光:球:直径3mの円の内側


アンコモン:

砂:集合:対象の集合体に対し影響を与える

雷:伝達:10km以内の指定した味方対象。ただし、情報その他の制限あり

重力:加算:呪文を別の投射パターンに上乗せする

(氷):逆方:投射方向を逆転させる。「伝達」であれば、指定場所にある情報を回収する

(聖):特殊:10m以内の聖別した対象


レア:

空間:間:3mx3mx3mの立方体、「壁」の上位互換

(時):事象:10km以内で、予め指定した行動を取った対象(基本的には儀式用)

(死):視界:直径10m以内の対象の内、指定した対象

(魔):AI:10km以内の、指定したNPCドローン


魔杖の例:(魔杖は必ずアイテムに封入される為、何らかの+1~2効果が追加される)

「杖」:接触距離1m追加

「札」:張りつけた対象

「華札」:札で囲った範囲

「盾」:1mx1mx10cmで、壁の下位互換

「槍」:射程が3分の1に成る代わりに、ダメージ+1d6

「書」:1ターン余分に時間を掛けると、代用pが追加(主に儀式用)


 これらの投射パターンは、研究によって追加・修正される可能性があります。

あまり意味の無い区別であればデータ修正、対象を入れ変えた方が意味が通る(覚えやすい)なら入れ変え

その他、呪文学校・闘技場での研究により、変更される可能性があります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ