シナリオ:飛龍の居る泉、計画篇
/前段階の情報
出駆ける前に、作戦会議。
冒険者は段取り八分とも良い、計画段階でスムーズな流れを作っておけば
大抵の場合は成功が得られ、この段階で躓いて居れば、苦戦は免れないと言う。
『鉄仮面先生』
「では、基本計画の提出をお願いします。無謀な計画では、流石に止めざるをえませんからね」
『ナデシコ』
「まずは、噂の真偽からでしょう。呪文で幻影を作りだし、獣や他所者を追いだすなり、観光客誘致の可能性だってありますわ。…泉に乙女が舞い降りて、飛龍に変身するというのも素敵ですけれど」
『委員長』
「その可能性はありますね。証言を追って行くと同時に、裏ではしっかり様子を確認する必要があると思います。…本当に居る場合は簡単な生態も知りたいので、地元の村で話を聞き込んだ方が良いですかね」
噂話や数少ない目撃例を総合して情報が届いて居ます。
当たり前の話ですが、自分で見て無い以上は、真偽は判りません。
この場所で判るのは、目的の地形だとか、翼竜や呪文を使う獣の例くらいです。
目標値:判断力で5、10
判断力:(メンタル+スピード+判断力)
0:基本情報:時間をかけずとも手に入れる事が出来る、地域など最低限の情報
5:詳細情報:森の位置や付近の村、周囲に伝わる簡単な伝承など。
10:もう少し広い範囲の過去情報などから、幾つかの検証が可能になる。
この判定で得られる知識は決まっていますが、出発までに掛かる時間がずれこんで来ます。
途中までの行程で野宿したり、宿屋を借りるにせよ…時間が掛かり過ぎるのは好ましく無いでしょう。
なお、この判定をせずに基本情報だけで出発するのも手です。
/現地での行動
『鉄仮面先生』
「それでは、近くの村までついたとして…。どんな行動に移りますか?ナニカが居る、と仮定して無策では気がつかれてしまう可能性があります」
『委員長』
「まずは猟師さんの活動区域、次いで禁猟区や立ち入り禁止区域の確認ですね。…獲物と間違われるのはゾっとしませんし、嘘で何かをしているような状況なら、何か原因だってあると思います」
『ナデシコ』
「そうですわねえ。無意味に嘘をつく事は無いでしょうし…。ではその辺で判断するとして、残りの可能性を検証ですわね。猟師さんに道案内を頼んだり、フンや餌になる鳥獣の聞き込み?」
この段階では、まだ現地ではありませんが、実行する場合は記憶力と判断力の選択判定になります。
村人の反応をみながら嘘であるか確認したり、齟齬のある行動を記憶。
なければ、飛龍の噂にもっとも詳しそうな猟師さんや行商人の動向を窺う事になります。
・記憶力と判断力の選択判定
記憶力:(メンタル+テクニカル+記憶力)
判断力:(メンタル+スピード+判断力)
ひとまず、学校で想像出来るのはここまで。
後は現地の情報に合わせて、最適な呪文を用意する事になります。




