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名も無き星の冒険者  作者: 流水斎
ゲームとしての、ルール
72/85

シナリオ:部屋数の合わない倉庫:後篇

キャラクター:

・鉄仮面先生(先生なので、フォローのみ)

 銀髪赤目で、胸の事を言うと鉄拳制裁ガンドレット。


・委員長

 眼鏡の赤毛で、きっとソバカスとか残ってる。頭は良いけど、窮地に立つとオロオロ系。


・ナデシコ

 夜を融かした様な黒髪に、白磁の肌。黙っていれば御嬢様だけど、脳筋バーサーカー。


・他2人(男性キャラなので、台詞は割愛。設定も無いよ)


3ステージ

『ナデシコ』

「ちょっと、その呪文はこないだディスペルに使ってたじゃやありませんの。毒消しになりますの?」


『委員長』

「対象の効果を分解する呪文だから、毒を特定出来た以上は大丈夫だよ。少し待っててね」


 掌に毒液の残りをチョコンとつけて、そのまま生命線をなぞる様に一文字を描く。

集合管理を逆転させた分解呪文は、確かに麻痺毒を分解したようだ。

ナデシコは照れ臭そうに礼を言った後、率先して荷物を運び出し始めた。きっと顔でも赤いのだろう。


『ナデシコ』

「一階は個室かしら?それにしてはやけに生活臭に溢れてますわね」


『委員長』

「圧縮した時の事を考えると、給湯室とか直接は研究に関係ない場所かな?個室は二階、研究はイザと言う時を考えて地下だと思う?」



体力判定:(肉体+パワー+体力)

判断力:(メンタル+スピード+判断力)


 ここで掛かった時間によって、スケジュールの余裕が変わってきます。

慎重にいくなら大差はありませんが、サクサク進めて、貴重品を回収するつもりなら、時間は幾らあっても足りないでしょう。

10以上を出せない人が出るごとに、オマケの探索時間が変わってきます。



4ステージ


『委員長』

「二階は個室を兼ねた備品庫だと思うので、圧縮の危険は薄いと思う。でも、それだけにトラップの可能性には気を付けてね」


『ナデシコ』

「誰にそんな口を聞いて居ますの?…罠は嵌って踏みつぶす物ですわ」


と言う訳で順調に引っかかる…というよりは、楽しんでやっていそうなナデシコの救援に全員が駆け付けた。

確かにHPや防御力を高めている彼女が受けて、他のメンバーが救助するというのは理にかなっていそうな気がする。

もちろん、だれも罠にかからないのが、一番なのだけれど…。


なお、ここで発動するトラップは、危険物ではなく研究隠蔽用。

次々に滑り落ち始めるビーカーやフラスコから、使えそうな物を守らなければならなかった。


素早さ:(肉体+スピード+素早さ)

記憶力:(メンタル+テクニカル+記憶力)


『ナデシコ』

「それで、何がありましたの?せっかく液体まみれになってまで死守した薬品ですけれど…」


『委員長』

「ちょっと待ってくださいね。何かの動物の体液と、それを加工する為の薬品。最後にその完成品かな?あとは何かの呪文を拡大する陣が描いてありますね。…これは見事だ」


ここで見つかるのは、地下に居る謎の生物?から採れる薬品とその関連品。

および、備蓄用の呪文になる。

どうやら、ここに居た教師は薬品類の研究と、それを長持ちさせる為に、期間延長形の呪文を開発していたらしい。

備蓄の為の呪文はその成果で、おそらくは…ソレを用いて空間を広げる呪文の効果時間も拡大していたようだ。


薬品類解読

記憶力:(メンタル+テクニカル+記憶力)


呪文解読

呪文構成:(モジュール干渉+テクニカル+呪文構成)


アイテム:

謎の体液x4(最大数)

加工薬x4(最大数)

完成品x1

木のモジュール群(罠発動用の機構呪文)

時間拡大用の魔法陣(時間延長専門。金のモジュールで延長効果をあげる為に、前提が5つほどある)


5ステージ

『委員長』

「何の臭いでしょう?この臭いがさっきの体液の元かな?」


『ナデシコ』

「体液体液と…。被った人間の前で繰り返す物ではありませんわ…。アラ、このウネウネしたのはなんですの?」


『委員長』

「ネオ・グランド!開拓初期に、土壌をテラ・フォーミングされる為に放たれた生物です。…恐竜が導入されて、駆逐されたと思ってたのに…』



【ネオグランド】

早い話が巨大なミミズ。テラ・フォーミングではお世話になりました。

非常に高いHPと、回復効果を持つ。

ちなみにこのミミズの体液は美容に良いほか、塗るタイプの回復剤にもなる。

どうやら、このミミズを捕縛したことで、薬品を作って研究したり、売り払って資金にしていたもよう。


死にかけたネオ・グランド(この場所を動けない)

HP:100

体力:30・器用5・素早さ5

命中5、回避5、装甲0、自動回復5p(ターン終了時)

ダメージ(2d6+7)


当然のことながら、逃げて放っておくことお可能です。

問題なのは、空間圧縮が起きた時のスプラッタに、誰が対応するかと言う事。

体液でグッチョングッチョンになった時の事を考えると、今の内に倒して切り分けるか、入り口までをこじ開けて逃がす方が良いでしょう。

(逃がすと、それはそれで大変ですが…。通報しておけば、欲しい人が捕縛に来る可能性もあります)


ここでは大ミミズを足止めしているナニカを探しながら戦い、入口へと誘導する事にします。


記憶力(メンタル+テクニカル+記憶力)

判断力:(メンタル+スピード+判断力)


どちらかに成功すると、入り口の方にミミズ避けの薬がある事に気がつきます。

ソレを使って追い出すか、安全に倒して材料にしてしまうのが良いでしょう。


アイテム

ミミズ避けの薬x1

ミミズの体液と肉x10(最大数)

美容薬と回復剤のレシピ(生成の呪文で作れるようになる)

時間延長拡大用のレジュメ


時間延長拡大用のレジュメ:

複数の人数が、全て同じルールにもとづいて行動する必要がある。

共同呪文の高度なバリエーションであり、1つ強化するごとに1つのルールが必要になる。

5つ強化しているので、5つの共通ルールが必要になるのだが…。


呪文構成:(モジュール干渉+テクニカル+呪文構成)


目標値で20が出れば判るのですが、5つの設定をクリアする為に、歌を用いて居ます。

これは輪唱呪文とも言われ、高度な研究をする時の為に、用いられる物です。

一般的に、使うモジュールの単語を必ず使って、唄い手の順番と場所を決めた上で、唄いあげる必要があります。

強化段階5なので、最低でも5人いなければ発動しません。



『鉄仮面先生』

「何はともあれ、お疲れ様。

…言いたい事はいろいろあるけれど、まずはお風呂に行ってらっしゃいな。

後は先生の方で、なんとかしますので…(トホホ)」


シナリオ終了後に、功績pが5p。

アイテムを全て回収していれば+2、半分以上あれば+1pとなります。


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