フィギア・スタッフの能力、後篇
上位・下位系のクラスがある種、同じクラスのバリエーションであるのに対し
残りの6クラスからは本格的な差が出て来ます。
それぞれに個性があり、好みで選択すると良いでしょう。
なお、スキル・ネームドモンスターなどは、提案・矛盾修正により、大きく変わる可能性もあります。
『魔術師』:
クラス特典:モジュール属性に関して、好きなコモンを1つ得るか、既に所持しているコモンを選択可能なアンコモンに変更する。
能力:モジュール干渉3、フリー1
スキル:
魔術の才能:学派1つに追加で所属できる
魔導の秘本:汎用系呪文スキルの必要能力値を10p下げる(汎用スキルが変更された場合変更します)
私的研究室:3m四方のプライベートルームを呼び寄せる
解説:モジュール呪文の専門家であり、特化してもバランス化しても良い。
体術流派に所属して学派を増やせば魔法剣士的に、2つ覚えれば広範囲の呪文を使用可能。
研究室に関しては、保存食や大型アイテムを保存して置く事も可能
『レギオン』:
クラス特典:選択可能なレア・アイテム1つか、許可の必要なアンコモン・アイテム1つ、または他クラスの特典を入手できる
能力:テクニカル3、フリー1
スキル:
血統の業:他クラスのスキルから1つだけ覚える事が可能
伝統の匠:アイテム1つを指定し、そのアイテムを使う場合に全ての数値を1高い物として扱う
秘儀開帳:クラス特典で得たアイテムに1回きりの能力があった場合、1戦闘中のみに書き換える。そのアイテムは使えなくなる
解説:伝説的な人物ないし、伝統ある名家である事を示すクラス。
長く続いた家系または本人の才能ゆえの特権で、1つだけアイテムまたは隠された知識を所持できる。
本人の能力も優れていながら、所持するアイテム・スキルによっては、恐るべき能力を発揮するスキルマスター。
『勇者』
クラス特典:探索・解除判定などが、全て「有利」になる
能力:肉体1、テクニカル1、フリー2
スキル:
キャンプ:モンスターなどが近寄ってこない結界を作り、仮眠・簡単な相談・呪文登録が可能。
専門知識:行為を特定し、その行為専用の汎用スキル(成功値+5)を作成できる。複数種所持可能
用意周到:1日に1回、好きな判定で8を振った事に出来る。この宣言は後からでも可能
解説:あらゆる地形を踏破し、あらゆる困難を乗り越える存在。
特化した戦闘力も、汎用の呪文性能も無いが、状況を作り出す事ができるならば、越えられない壁は無いと言われる。
昨今のヒーロー的なイメージに反して、盗賊系あるいはバイキング的な面もあり、どちらかといえばテクニカル系。
『ベルセルク』
クラス特典:ペナルティは、全てターン終了時に適用される
能力:肉体2、HP15
スキル:
全力攻撃:回避を捨てて、物理の基本ダメージを二倍とする(体術・呪文はその後で加算)
攻勢防御:回避の代わりに反撃が出来る(攻撃は命中する)
鈍感:ペナルティ効果を1ターン分縮める(最低1ターンは受ける)
解説:攻撃特化の狂戦士であり、呪文は得意ではないものの、使えない訳でも無い。
ただし、その真価は相手の攻撃を受けても受けても進み続ける耐久性にあり、生半可な攻撃では止まらない。
もちろん1人でも恐ろしいが、パーティの盾となることで数倍の力を発揮する。
『聖職者』
クラス特典:聖別された対象に対して、優先権を持つ
能力:メンタル2、フリー2
スキル:
聖別:(聖)モジュールを使用出来る。コマンドは、対象にルールを定める(抵抗されると発揮しない)
聖剣:このキャラクターの持つ・投げた武器は、全てモジュール干渉波を帯びている
説法:対象を説得し、擬似的な気力ダメージを与える事が出来る。当然ながら攻撃なので法には注意。
解説:
使える対象が神・魔・権力・学問などなど、大きな差があるが上に立ち下を導くクラス。
珍しく気力系の能力を持ち、説法で戦う事の出来る珍しいスキルを持つ。
このスキルは攻撃に当たる為、町中で使用する事は法に触れるが、気絶攻撃になるので動物・イモタールへ相性が良い。
『イモタール』
クラス特典:物理的な肉体を持たないが、情報・気力が尽きたら死亡する
能力:モジュール干渉2、呪文構成1、フリー1
スキル:
邪悪な魂:自分のバックアップを残し、情報・気力が尽きてもしない。ただし、バックアップを奪われると、全てが不利になる
仮初の肉:簡単な作業を行う肉体を作り、マジックハンド的な事であれば作業させる事が出来る。壊されても再生する
憑依体:対象と同じ座標に自分を配置し、視点および移動能力を得る。意思が無い状態ならば行動を代用できる
解説:情報体でありモジュール干渉力の塊。不死の存在であり、同時に非力な存在でもある。
物理的な壁を容易く乗り越え、まるで幽霊・吸血鬼のようにふるまう事が可能であるが、データ・気力が尽きると即死する脆弱さがある。
盗賊的な能力に関して、勇者以上に才能があるが、特性の都合で聖職者にとても相性が悪いので注意が必要。
ネームド・モンスター
魔術師:『彷徨える塔』:正気を失い、自分の研究室に閉じ籠ったままの老魔術師。出て来る時は、碌でも無い研究を撒き散らしに来る。
レギオン:『フライングソード』:名前の通り空飛ぶ剣であり、知性を持ち気に食わない主人を殺しては渡り歩くらしい。その性能は折り紙つき。
勇者:『グラスノスチ』:ネズミの大勇者にして、恐るべき情報屋。小形サイズで人間並の知性を持ち、フィギアを使うので退治が難しい。
ベルセルク:『レッサードラゴン』:名前こそレッサーだし、ドラゴンだがその本性は恐竜。既に倒されたとも、地底湖に眠るとも言われる。
聖職者:『キングダム』:知性に目覚めたドローン(AIつきの人形)であり、人形たちの王国を夢見る王様。彼の悩みは花嫁たるAIが居ない事。
イモタール:『英知の書』:自らを大軍師と自称するモノリス。どうやら生前は自己主張の強い学者だった模様で、止せば良いのに出しゃばり。




