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転生〜2〜

2ヶ月ぐらい空いていてすみませんでした。

探索してから多分3日ぐらいたった。


ーーぐぅぅぅぅぅ


転生してからも何も食べていなかった。

そろそろ食料が欲しい……。本当は何も食べずに探索したいだったが、もう限界だった。

一旦探索を中止して食料を探しに行こう!

俺は一旦探索をやめて食料になる動物や木の実を探した。

この森は竹みたいな木が生い茂っていて、日本で表すと何も管理されていない竹藪のようだ。そういうのもあってか木の実は確実にないと思った。

だったら動物だけでも…!

俺はひたすら動物を探した。


^_^^_^


「クソおぉぉぉぉ!!」

結局夜になっても動物は一匹も見つからなかった。もう絶望でしかない…。

……やばい、寒い

この森は朝までずっと寒い。

ちょうど竹みたいな木の枝と火打石みたいなのがあった。

これで焚き火を作ろう。

まず、竹みたいな木を細かく裂いて繊維を取り出す。転生前にキャンプの時に木でやったことがある。覚えてて良かった〜

次に石を擦る。なんと、本当に火花が出ていて本物の火打石みたいだ。

繊維の近くに火花を近づけて火をつける。煙が上がったので、そっと息をかけて火を大きくする。

火が安定したら、別の木を用意して火を置く。

焚き火が完成!!

早速手を当てて身体を温める。

それはそれは天国のようだった。

ーでも…

「腹減った……」

問題は食料だ。焚き火は出来たものの、やっぱり食料は欠かせない。

なろうの主人公たちはこんなサバイバルしないで街まで行けたし、そもそもチート能力持ってるからなぁ

そんな事を考えていく連れ、どんどんお腹の音が大きくなっている。

焚き火を眺めていると、マッチ売りの少女みたいにラーメンやハンバーグなどを食べてる家族が浮かんで来る。

食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい食べたい!

「もう、ダメだぁ」

もう、助けを呼ぶしかなかった。

「助けてぇ……」

弱々しい声で助けを呼んだ。人気もないのに呼ぶ意味が無い。

仕方ない、もう寝るしかないかーー

「オイ」

寝ようと思った瞬間、聞き覚えのある声がした。

まさかと思って恐る恐る振り返ってみると、

「ヒサシブリダナ」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

そこに居たのはやっぱり、ターザン男だった。

「な、何でここにいるんだよっ!」

ターザン男は少し考えているような表情をしながら、ポケットみたいなところでゴソゴソしていた。

「ア、アッタ」

すると、何か干し肉のようなものを取り出していた。

「コレ、アゲル」

俺の前に出してきたので、ちょっと怖いがいただく。

匂いを嗅ぐと、ビーフジャーキーのようないかにも美味しいそうな匂いがした。

ナイスタイミングで涙が出そうになる。

「ヒデヤイテクエ」

そう言ってターザン男はどこかに行ってしまった。


^_^^_^


早速、ターザン男からもらった肉を調理する。

「確か、焼いて食えって言ってたよな」

木の枝を串代わりにして肉を刺す。そして、焼きマシュマロ見たいにしっかり炙る。

すると煙がものすごくいい匂いがしてきてもう美味いと伝わってくる。

「この肉って、何の肉なんだろう」

そう考えていると、いい感じで肉を炙れた。まるで、カリカリベーコンみたいだった。もしかして、豚肉か?

少し冷ましてから、口へ持っていく。

ーガブッ

「う、美味い!!」

噛むほどに溢れる旨味に、絶妙な食感!まさに、イメージ通りに美味かった。


「はぁ〜美味しかったぁ」

あっという間に食べ終えてしまった。未だに肉の旨味が残っていて、まだ物足りないと感じてしまう。

でも、何でアイツはこんなにも美味いものをくれたんだろう?別に俺の事好きでもなさそうなのに。

「また会いたいな」

また会いたい。アイツのこと、めちゃくちゃ知りたい!

明日、探索しながら探して見ようかな。

そんな事を思っているとものすごくワクワクしてきた。何か新しい事が始まる気がする。

「よし、寝よっ」

明日、探そう。

俺はゆっくりと目を閉じた。


読んで頂きありがとうございます。また結構間が空きますのでお楽しみに。

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