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侯爵令嬢の運命

作者: 箱崎裕治

ハルナス共和国は王家を象徴として存在させながら貴族や大商人から選ばれた議員によって政治を行なう国です。

法律が事細かく制定されており貴族の相続は血に依って決まり男児が居なければ女児でも当主になる事が出来ます。

また女当主に婿入りした者には継承権が無く女当主の血を継ぐ者しか跡取りには成れないと法律で定められて居ます。

他にも当主に成れるのは18歳以上と成っていますが有力な後見人が居れば15歳から当主に成れると定められて居ます。しかし普通の貴族でそこまで法律に詳しい者は貴族家の当主くらいです。

ハルナス共和国では王家には大した力は無く跡取り以外の男児は婿養子に成らない限り只の平民となります。

そんなハルナス共和国にアルクス侯爵家の女当主の娘、クリスティーナが跡取りとして存在し14歳の時に女当主である母親のアイシャが亡くなりました。

婿養子のクルスは喪が空けるとカトレアと言う女と再婚するとその娘のミーナまで家に入れました。

婿養子でしか無いクルスの暴挙に反発するアルクス家の使用人達を首にしたいが当主で無いと首に出来ないので、クリスティーナと共に離れに追い遣り家の公務を押し付けると豪華な衣装を着た妻と娘を連れて社交界に参加してこの娘が跡取りだと公言し出しました。

それを聞いた貴族は頭の悪い婿養子のクルス一家を嘲笑っていましたがアルクス侯爵家に婿入りするはずの第3王子のエルビスがクリスティーナとの婚約を破棄してミーナと婚約を発表すると態度を変えてクルス一家に近付かなくなりパーティーに呼ばなくなりました。

貴族院にカトレアとの結婚届けとミーナの養子入りとエルビスとの婚約届け、そして自分がアルクス侯爵家の当主となる書類を提出するとエルビス王子を招いて祝の食事会を開いていました。

良いように酒が回ってきた所で部屋に騎士団がなだれ込んて来て4人を問答無用で拘束して行きます。

「貴様らアルクス侯爵家の当主にこの様な事をしてただで済むと思っているのか」

「俺は第3王子だぞこの様な無礼をして後で吠え面を書くなよ」

そこにクリスティーナを連れて叔父のマリオン公爵家の当主であるフレッドがやって来ました。

「貴様らのアルクス侯爵家の乗っ取りは家臣の集めた貴様達の計画の録音データで明白だからな。乗っ取りの罪は死罪有るのみだから扱いはどんなに無茶でも許されるんだぞ」

その発言の後は重罪を犯した犯人らしく問答無用に引きずって馬車に放り込んで収監所へ連れて行き、地下牢に放り込みました。

その頃アルクス侯爵家ではマリオン公爵を後見人としてクリスティーナを当主にする手続きが進んでいました。

そして一月後にはクルス一家とエルビス元第3王子は過酷な取り調べの後に王城前の広場にてギロチンに固定されて喚いていました。

そしてハルナス共和国では貴族だろうが王族だろうが罪を犯せば裁かれると言う見本としてと民衆のガス抜きの為に公開処刑が実施され落とされた首は1週間程晒し者にされました。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 読点がないと読みづらいかな。
[一言] 御家乗っ取りは重罪だから処刑は当然ですね。
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