3月7日
私も尼損で買い物をすることもあります。
斉藤君が入っている水槽の中が寂しいので飾り用の置物を注文することにしました。
えっと……。これが良さそうですね。陶器製の流木を模倣した飾りです。穴が空いていて隠れ家にも出来るそうなので、斉藤君の生意気な顔を見なくてすみます。
それではポチッと注文。
商品が送られてきました。
が
何故亀の置物に変わっているのでしょう?
店にメールを送ることにしました。
『注文したものと違うものが届いたのですが』
という意味の文章を西陣織の袱紗に包み、輪島塗りの漆器の上に乗せてのしあわびを供えて送りました。
返信はすぐに来ました。
『いや~ごめんね、写真を間違えて貼ったんだけど、修正しようとしたら尼損のシステムでできないようになっているからね。説明書きでは亀の置物にしておいたはずなんだけど、誤解を与えちゃったから商品を交換しますよ』
という意味の文章を信楽焼のつぼに入れて蓋をして臭いが漏れないようにして、注連縄で封印するようにして送られてきました。
写真を間違えると修正できないようなシステムを尼損がするのか?
説明書きでも流木になっていたはずだが?
数々の疑問が浮かんでは消えずに宙を漂っていますが、無料で交換すると言っているので従いましょう。
では発送も済ませて、と……。
あれ? なぜ水槽の中に亀の置物があるのでしょうか?