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1月24日

「先輩、週末にちょっと付き合ってくれませんか?」


 え? そんな困ります。私には斉藤君という……。


「いや、そうじゃなくて、ウチのペットが亡くなりまして、今度合同慰霊祭で弔って貰おうかと……。でも一人じゃ恥ずかしいので……」


 なるほど。確かに斉藤君が亡くなったらそういう葬儀も行うかもしれません。

 ここは一つ後学のために参列してみるのも良いでしょう。






 おお、ちゃんとしたお寺で住職がお経を上げるとは思いませんでした。


 皆、ペットが生きていた頃の写真を遺影のようにして持参しております。


 で、北村君はと言うとこれまたハムスターの遺影をしっかりと胸に。


「ロース公彦って名前なんですよ」


 ……


 どこから突っ込んで良いのかプリーズテルミー。


 お、お経が終わり、亡くなられたペットの名前が次々と読み上げられています。


「る~る~ちゃ~ん、かっく~ん、らっきょ~、ちょ~び~す~け~……」


 ブフッ!


 こ、これは……。流石の私も突っ込みきれ……いいえ、耐え切れません。

 何事もなく読み上げていく住職はさすがに鍛えられています。

 

「ア~ン~ド~ロ~ガ~ノ~フ~よ~ん~せ~い~、あ~き~し~の~み~や~で~ん~か~……」


 おい! 世が世なら不敬罪で逮捕だぞ!


「ろ~~~す~き~み~ひ~こ~……」


 こうして聞くととロース公彦って割とハムスターに適した名前だよね。うん。


「さ~い~と~う~く~ん~」


 え?



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