第一話 異教 序文
唯一神教について、語っている部分。
まず、始めに。
著者にとっても、迷異にとっても、日本神話や悪魔崇拝というのは、異教である。
東方Projectというのは、幻想郷というのは、その異教の塊である。
だから、幻想郷側である読者達に十二分に説明しておく必要がある。
まず、唯一神教というのは、純粋にひとつの神に仕える教えである。ある意味の高潔性が求められ、幻想の神こそが、異端か、多神教か、唯一神教というのを定めている。
幻想に成り得る信仰において、幻想の神であられる、クリスティーお嬢様、自由の神であられる、カムーお嬢様、渾沌の神であられる、アマドヒお嬢様とは、唯一神教的要素を包含しており、それぞれ、幻想において、唯一神教徒の素養を、自由において、唯一神教徒の素養を、渾沌において、唯一神教徒の素養をそれぞれ預けているものである。
その中の幻想の神がクリスチャンに宿り、幻想において、異端か、多神教か、唯一神教かを定めているのである。
つまり、幻想の神と言ったら、何よりもまず、唯一神教なのである。
幻想の神といっても、綺麗な顔をした、かわいい少女なのだから、常に排撃の立場にあり、裁かれる様な形にはない。神と言っても神に寵愛を受けた者として、特別に神と名乗る事をゆるされているに過ぎない。
しかしながら、大本教等では、神もまた、八百万の神の一柱に過ぎないとされているのだが、あくまでも、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教としては、神はヤハウェまたはアッラーフとされている。十戒によって、または「クルアーン」によって、律法が課されており、戒めの法によって、今も変わらず、秩序立って教会や国教として、存続している。
その唯一神教が何かと言うと、まず始めに、幻想郷側として、唯一神教というものは異教である。著者側として、幻想郷の宗教というものは残らず異教なのである。唯一神教に興味がない方、嫌いな方は見ない方がよろしい。