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田舎に引っ込んだ賢者  作者: 梅雨川
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おっさんと四人の再開

アレクは、いつも通りのだらだらとした日常を過ごしていた。

朝起き、ポーションを作って組合に換金し、家に戻り執務室で、読書をしている時だった。

誰かが玄関の扉をノックしたのが聞こえた。

「誰だろう、最近は珍しいことが起きるな」

そう言いながら玄関の扉を開けると、四人の子供がいた。

「君たちは?」

そう問うと、赤紙の子が代表して話し始めた。

「お久しぶりです、アレクさん。どうも、エルネスです」

アレクは、目を見開き言葉が出ないほどに驚いた。

「えっ!あれ、エルネスって確か男の子だったような、おかしいなあ~」

成長したエルネスは、出るところが隠せば見えない程度に出ており、今日は普段のさらしなどを巻かずに来たのだった。アレクの反応を見てエルネスは、クスリと可愛らしく笑った。

「久方ぶりです、アレク」

そう次にアレクに声をかけたのは、盾役のライアンであった。彼女はいつも道理の格好で、はたからでは女に見えないので、アレクも驚くことはなかった。

「ああ、ライアンか、大きくなったね、久しぶり」

そんなアレクの反応が気に入らなかったのか、ライアンは頬を少し膨らませながら言った。

「アレク、僕も女の子だからね?見た目で判断しちゃだめだよ」

ライアンの衝撃の告白に対し、またしても目を見開き、数秒動かなくなってしまった。

「えええ!ライアンも!すごいな~このパーティーは女性三人に男一人でやっていたのか、ん?そうするとクリスのハーレム常態か!おどろきすぎて心臓が痛くなってきた。そしてうらやましい」

そう言いながら心臓に手を当て何とか立っていた。何しろパーティー祐逸の男の紹介がまだなのだから。

「で、クリスは?ああいいや、まず先に上がっておいで、客人にお茶を出さなきゃね~」

そう言いながら、パーティー祐逸の男の子だと思っているクリスの紹介を待たずに、家へと四人を上げたのだった。その時、クリスが少し頬を膨らましながらアレクを睨んでいたのは言うまでもない。

こうして、おっさん賢者の一部の勘違いを残したまま、紅炎の波と、おっさん賢者の生活の一日目が始まったのだった。

あと数時間で夕暮れ時ではあるが。


その後、紅炎の波の四人とおっさん賢者お夕食が終わり就寝時となった。

夕食は、おっさんが作っていた残り物を三人に出し、「自分は執務室に居るから、何かあったら、二階の右奥から三番目の部屋に来て」と言って、「今日は疲れたから早く寝るんだよ、お休み」と捨て台詞を残し、一人寝室にこもってしまった。

これは、おっさん賢者の気遣いからだったのだが、四人には避けられているように感じ、皆一堂に寝てしまった。

この先のおっさんと四人の生活はどうなるのか、気長にみているとしよう。

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