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横倒しの対価とバタービスケット





眠るつもりなどないのに、ぱたんと眠ってしまう事がある。



その夜は、ディノが魔物達の会合で出かけていた。


珍しく得られた合法な一人きりの夜に、元はと言えば一人上手なネアが、密かにはしゃいでいたのは当然と言えば当然である。

明日はお休みの日であるのだから、この機会に塩の魔物の転落物語を再読しようとうきうきとしながら、美味しい紅茶やお茶菓子の準備などをしておいた。


オレンジ紅茶のクリームたっぷりなシフォンケーキに、牛乳たっぷりのミルクティーが揃えば、真夜中の読書には完璧な布陣ではないか。



けれども、その計画が実行に移される事はなかったのだ。



(なぜあの時、私は寝台に腰掛けてしまったのだろう………)



静かな雨音が聞こえていて、ネアはちょっとだけ寝台に横倒しになるつもりだった。

しかし、ほんの少しだけのつもりで横倒しになり、目が覚めたのはなんと夜明けである。


その瞬間のネアの落胆と絶望は、言葉にできないほどであった。


おまけに、長時間の就寝には色々と問題のある横倒し姿勢で、尚且つ、夏用のさらりとした毛布もかけず、ほんの少し肌寒い夜をぐうぐうと寝て通り過ぎてしまっていたのだから、そんな失態で引き起こされる弊害など目に見えている。



そんな昨晩のその過ちの結果は、今日の朝に、見事な程に反映されてしまった。



「…………くしゅむ」

「ネア、体調を崩してしまったのかい?」



そう尋ねるのは、先程帰ってきたばかりのディノだ。


昨晩の会合は、老齢の高位精霊の後継問題に関するものだったらしく、失われるとなかなか大きな影響を出す精霊なだけに、慎重な継承儀式が望まれている。

なので、他の種族の高位者達を集め、魔物主導で有識者会議が開かれたのだ。


幸いにも、その精霊には失われる個体の資質を継げる人物がいたようで、不確定な事件が起きないようにと、朝までかけて継承儀式迄を執り行ってきてしまったらしい。


それがどれだけ大変な事なのか、その本当の意味迄をネアに理解する事は出来ないが、とは言え黎明の精霊の王の代替わりなのだ。

言葉で聞いただけでも、そこで事故が起きたら大変だと震え上がってしまう。



「むぐ。昨日はディノがお出かけでしたので、久し振りに一人でゆっくり本を読む予定だったのでふ。…………くしゅ」

「ネアが浮気する…………」

「ただの読書を、人聞きの悪い区分に振り分けるのをやめるのだ…………」

「昨晩は、雨が空気を冷やしていたからね。君がかかるインヘルは、体を冷やすと良くないのだろう?寒かったのかもしれないね…………」



心配そうな伴侶にそう言われ、ネアは、こくりと頷いた。



幸い、くしゃみは出るが、まだ体調はそこまで悪くない。

とは言え、少しだけ頭がぐらぐらするし、熱っぽいか熱っぽくないかで言えば、寝台で大人しくしていた方が良さそうな程度ではある。

目が覚めたところで手は打ったつもりだったのだが、やはり手遅れだったようだ。



「読書に入る前に、ほんの少しだけ、寝台に横になろうとしたのですよ?…………そうしたら、朝になっていました…………」

「そのまま眠ってしまったのだね。………疲れていたのかい?」

「自覚はありませんでしたが、そうかもしれません。………くすん。昨日の夜は、美味しい紅茶を淹れて、夜食のお菓子などを楽しみつつ、じっくり夜明けまで本を読むつもりだったのに…………」

「本なんて…………」



賢い淑女は、ここで、着替えの途中のまま横倒しになった事と、着替えを始めるその前に、隠し持っていた苺のタルトを食べた事は申告しなかった。


恐らく、着替え途中の軽装のまま横倒しになった事こそが、風邪をひいた最大の原因なのだろう。

だがその恰好は、伴侶に説明するのもはばかられる残念さであったし、タルトを食べた後に寝落ちしたので、歯磨きもしていない。


夜明けに目を覚ましてぎゃっとなってから、ディノが部屋に戻って来る前に、何とか着替えは済ませた。

だが、背中の下に毛布を敷き込んだまま眠ってしまったせいで、体中がばきばきとした嫌な疲労感に包まれていて、そのぐったりと疲れ果てた体を沢山動かせられないまま、未だに歯磨きはしていない。




「ま、まずは顔を洗ってきますね…………」



なのでネアは、何としても、まずは歯磨きをせねばならなかった。


よろよろしながら浴室を目指し、歩けば歩くほどに自覚してしまう体調不良に脅かされながら洗面台に向かうと、安堵の思いで歯磨きから始める。



(間に合った…………)



おろおろと周囲をうろうろする魔物は可哀想だが、このまま体調が悪化したりして、使い魔が参集された場合、タルトを食べて歯磨きもしていないと気付かれるのは是非に避けたい。


更に言えば、タルト完食後のお口のままで、儚く弱る乙女感は出し難いので、これで漸く風邪ですという感じになれる。



「…………むぐ、タオル」

「ここにあるよ。顔を拭くかい?」

「それは自分でやりまふ。…………くしゅむ!」

「ネアが減った…………」

「ディノ、くしゃみの度に、私は私を吹き飛ばしていたりはしないので、安心して下さいね」

「………うん。………目が痛むのかい?」

「就寝するべき体勢ではなくして就寝しましたので、顔のこちら側を下敷きにし、くしゃくしゃになった毛布でぎゅっとやってしまっていたのです。よって、右目がこわこわするのですが、浮腫んだりしているのかもしれません…………」

「ネアが、増えたのかな………」

「なぬ。浮腫みは乙女の敵ですので、それは慶事には入らないのですよ?」



よろよろと顔を洗い、思い出して化粧水をつける。


尤も、ネアとて化粧水までを疎かにする事はない。

クリームや軟膏だって、最初の行程で肌を落ち着かせてから塗り込むという、時間的な行程の手間さえなければ吝かではないのだ。


しかし、手にクリームを載せたまま、その手で蓋を閉めようとして、クリーム瓶の蓋にそのクリームを落とした事のある人間は、どうしても化粧水の後に使われる品々を警戒してしまう。


もったりぷるんとしたクリームだったので、少しくらい手のひらを斜めにしても大丈夫かなと思ったのだが、そこは人間の思い通りにはならなかったのだ。

あの日の裏切りからずっと、ネアにとってのクリームは反逆者のままであった。



「………今日は体調不良ですので、化粧水だけにしておきますね」

「うん。では、寝台に運んであげようか」

「むぐ。ふらふらですので、乗り物に乗ります…………くしゅ」



ネアがそうあるべきだという顔で主張すれば、ご婦人の肌の手入れの正解を知らない魔物は、疑問を抱かなかったようだ。


そんな伴侶に寝台に運んで貰い、ネアは、途中で寄り道をして、部屋の備え付けのポットに入った本日の冷たい紅茶を回収してゆく。



「も、桃の紅茶です!」

「気に入ったのかい?」

「はい。桃ジュースで割ったような桃感が、とってもジューシーでさっぱりとしている、美味しい紅茶ですね。甘みがあるので、喉がしゅんとする爽やかさもあるのですが、じゅわっと搾ったような果実感が優しい味わいです」



美味しい桃紅茶をグラスでごくごくと飲み、ネアは、今度こそ体を休める事にした。


恐らく今日の体調不良は、昨晩の就寝体制における管理の不十分さに尽きる。

少しの間でもしっかり眠れば、回復するだろう。



しかし、そう思ったネアは、思わぬ障害にぶつかる事になる。


昨晩の失態でごわごわになった乙女の体は、特に背中と腕に大きな問題を抱えていた。

まるで筋肉痛のように痛むその部位が、在るべき正しい形で眠ろうとする邪魔をしてくるのだ。



「…………ぎゅ。ぐるる………」

「ネア、どこか痛いのかい?」

「背中と腕がごわごわします。………これはもう、簡単なお薬を飲んでしまい、体の痛みを取ってから………」

「では、アルテアを呼んでおくよ」

「なぬ?!そ、そうではなく、筋肉痛に効くお薬を…………くしゅむ!くしゅん!」



なぜ、こんな時に限ってくしゃみが重なるのだろう。

そしてその間に、心配性な伴侶は、ネアの使い魔に、沼味の薬湯の依頼をかけてしまったのだ。




「…………ぎゅわ」


それを知ったネアは、悲しく瞳を揺らして目を瞬いたが、どれだけ悲しみに暮れても、その発注は受理されてしまった後なのだ。


すぐに良くなるからねと頭を撫でてくれる伴侶を叱る訳にもいかず、ネアは、しょんぼりしてごわごわずきずきと痛む己の腕と背中を呪う。



(それに、今日の朝食では、焼き立てのバタービスケットと葡萄の木のシロップがあったのに…………)



因みにこのビスケットは、ふっくらさくさくのお食事用ビスケットである。

ネアは、これにシロップをかけて食べるのが大好きで、密かにヒルドもお気に入りのメニューであった。


そんなビスケットを失う訳にはいかないので、ネアは厨房に連絡を入れ、体調不良で朝食を食べれなくなったものの、そのまま昼食に持ち越して欲しいとお願いをしておく。


ビスケットと、そちらに添えるかりじゅわのベーコンは必須である旨を告げれば、こちらの住人の食嗜好を知り尽くした料理人は、昼食時には体力が付くような飲み易いスープも作ると優しく約束してくれた。




「ふう。大きな任務を終えました…………」

「どこがだ。食い気しかないだろうが」

「む。アルテアさんです。…………そして、髪の毛が少し乱れていて、少し襟元がはだけていますが、お着替え中だったのですか?」

「…………っ、………放っておけ。で?今度は何をしでかしたんだ」

「むぐ。…………就寝予定ではない横倒しで朝まで寝てしまい、ほんの少しインヘル風になっただけなのですよ。…………くしゅむ!」

「ったく。熱は出ていないんだろうな?」



恐らく着替え中に呼び出されてしまったであろう使い魔に、ネアは申し訳なく思いながら、おでこに触れる手を受け入れた。

しかしそこで使い魔は、恐るべき着眼点から、ネアの秘密にも気付いてしまったのだ。



「洗顔後のクリームはどうした?」

「…………ぬりました」

「嘘を吐け。前髪が濡れているからには、顔は洗ったばかりだろうが。それでこの状態はない」

「…………むぐ。くしゃみが出るので、化粧水だけで…………」

「だったら、尚更にしっかり手入れをしろ」

「ぎゅう」



ネアはさっそく使い魔に叱られてしまい、尚且つ、まず沼味で間違いのないものを作りに出かけるアルテアの後ろ姿を見送る羽目になる。



「アルテアさんも、昨晩の会合に出ていたのですか?」

「うん。今日は用事はないと話していたのだけれど、どこかに出かけていたのかな」

「むむ、お着替え中ではなく………」


ネアはこてんと首を傾げたが、ディノは薄く微笑むばかりであった。


髪の毛を持ち上げて、首筋などに触れると、まだ汗はかいていないねと優しく頭を撫でてくれる。

そんな魔物に風邪をひいたご主人様の扱い方を教えたのは、もう随分と前の事のような気がした。



「ディノ…………」

「うん。何かして欲しい事があるかい?」

「お外で、ライラックの木から何かがぶら下がっているのですが、あれは何でしょう」

「…………何なのかな」

「体調を崩している私の目には、ボラボラの抜け殻のようにも見えるのですが、毛皮のコートが風で吹き飛ばされてきたのかもしれませんね」

「………生き物ではなさそうだね。アルテアが戻ったら、見てきてあげるよ。問題がある物なら、ヒルドに相談しておこう」

「ふぐ。ノアはまだ、帰ってきていないのです?」

「うん。先程連絡があって、私がリーエンベルクに戻ったのであれば、帰るのは昼前になると話していたね」

「では、もしあの毛皮さんがディノの苦手なものであれば、アルテアさんにも相談して下さいね」

「ネア?」

「その時にはもう、私は………くしゅむ!」



遠く儚い目をしたご主人様にそんな事を言われてしまい、ディノはすっかり不安になってしまったようだ。


ネアとしては、風邪の症状などがしっかり出てくる頃には、そのような細かな事を思いやれなくなるかもしれないからと予め指摘しておいただけなのだが、ふるふるしている魔物に手を取られ、困惑に眉を寄せる。



「…………おい、お前はまた何かしたのか」

「むぐ、湯気の上がる沼を持ってきた、アルテアさんです。…………あの窓の外のお庭の木に、おかしなものが引っかかっている事に気付いてしまいました。後でディノが見に行ってくれるようですので、どうか相談に乗ってあげて下さいね。くしゅ!…………くしゅむ!」

「ネアが減ってる…………」

「むぐぅ。やはり、目が覚めて自覚すると、このようなものは悪化してくるのですね」

「さっさと薬湯を飲んで寝ろ」

「にゅまあじ…………」



いつもなら、あまりの美味しくなさにじたばたする沼味の薬湯を、その日のネアは大人しく飲んだ。


朝から会合明けの魔物達を煩わせてしまった事への罪悪感があり、尚且つ、寝違えたのか首まで痛くなってきたからであった。


となれば、どれだけ沼味でも早く薬湯を飲み終え、ぱたんと寝台に倒れてぐっすり眠りたい。

そう考えて暗い目で頷いたネアは、とは言え、一晩は寝た筈なのにぎしぎしと痛む体のせいで、すっかり疲労困憊していたのだ。



「………妙に大人しいな。他に不調はないのか?」

「むぐ。にゅまにゅましいお味でした。…………他の不調となると、首筋と背中と、腕などが痛いのです。腕については、普通に仰向けになっても痛むので、少し横に伸ばしてみたり、お腹の上に置いてみたり、体を横に傾けてみたりと試行錯誤しましたが、どのような姿勢でも痛むので最早手の尽くしようがありません…………」

「筋肉疲労だろうが、診ておいてやる。体を横にするぞ」

「なぬ。にゅまの後には、一口ゼリーなどが処方されるのではないのですか?」

「やれやれだな…………」



ネアは、アルテアから美味しい杏ゼリーをお口に入れて貰い、それをもぐもぐしながら、横向きで寝るような体勢を取らされた。


ぐいっと寝間着の裾が持ち上げられ、背中が剥き出しにされたようだが、病人はその程度の事は気にしない。

前面の衣服を持ち上げられるのは由々しき事態だが、背中の触診くらいはご自由にどうぞの心づもりだ。



「ふむ。…………そのまま、アルテアさんに触っていて欲しいでふ」

「…………おい、情緒どころか、言葉選びすらおかしくなったのか」

「筋肉痛と腱鞘炎の間という感じにずきずきするので、ひんやりした手湿布が有効だからなのですよ。幸いにも使い魔さんですので、ご主人様の背中に手湿布をするというのも、お役目の内なのでは…………」

「お前のせいで中断した事を、お前で始めてもいいんだぞ」

「よく分からない事情を基に叱られていますが、このひんやりの心地良さには敵わないのでふ。…………むふぅ。ぐぅ」

「単純な筋肉疲労だな。………おい!俺の手を下敷きにして固定しようとするな!」

「アルテアなんて…………」

「背中だけでなく、腰と首と脇の下辺りも冷やして欲しいです…………」

「アルテアなんて…………」



ごろんと転がった我が儘な人間に手を下敷きにされてしまい、ようやくの思いでそれを引き抜いた使い魔には、おでこをべしりと叩かれてしまった。


けれどもネアは、どれだけ傍若無人でも、使い魔の側の事情というものも考えられる、偉大なご主人様なのだ。



「アルテアさん、こちらはもう私達だけでやってゆけそうですので、どうぞ、一緒にいた方のところへ戻ってあげて下さい。その方もきっと、アルテアさんがいないと、色々ままならないでしょうから」

「いいか、その判断は俺がする。口を挟むな」

「しかし、一人で苦しんでおられたら可哀想ではないですか」

「…………念の為に聞くが、お前は、俺が何のために戻ると思っているんだ?」

「む。病人の看病をされていたのでは?…………むぐ!弱ったご主人様のはにゃをつまむのはやめるのだ!」

「どうせそんなところだと思ったが、案の定だな」



その後、ネアは少しだけうつらうつらとしており、アルテアが暫くこちらにいられるようなのでと、その間にディノは、庭の木の枝に引っかかった毛皮状の物を調べに行ってくれたようだ。


ところが、生き物ではなく生き物の抜け殻のような物だと判明したものの、ディノにもそれが何なのかは分からなかったらしい。


すぐに応援の要請を受けたグラストとヒルドが調査に来てくれ、風で飛ばされてきたらしい長老ボラボラの抜け殻だと判明した。



「ですので、特に問題のあるものではありませんでしたよ。ネア様が気に入られた冷たい桃の紅茶を、別のポットでもお持ちしましたので、このような時はたっぷりと水分を取られて下さい」

「ふぁい。………くしゅむ。………あまりの美味しさにむぐむぐ飲んでしまう、桃紅茶でした。ヒルドさん、有難うございます」

「早く良くなるといいですね。………それと、アルテア様も体調が?」

「なぜか私のお隣で不貞寝している魔物さんは、お庭にボラボラの抜け殻があった事に、すっかり怯えてしまったのです。ディノが荒ぶってしまうので、せめてお隣の部屋に行って欲しいのですが…………」

「おや、それはそれは」

「アルテアなんて…………」



くすりと笑ったヒルドからは、寝台にいるネアを安心させようと、グラストが、窓から見えるように抜け殻を広げてこちらに見せてくれたせいかもしれないと言われ、ネアはこくりと頷く。


だが、くしゃみも出ている乙女の寝台に潜り込まれると、心置きなく体調不良でいられないので、ちょっぴりむしゃくしゃするのだ。



なお、脱皮をするのはボラボラの長老だけであるらしい。


最初の事例が確認されたのは、つい四十年程前の事で、ガレンの魔術師が立派な抜け殻を森で見つけて来たのだそうだ。

なぜ脱皮をするのかも含め、未だに謎が多く、その魔術師は今もガレンでボラボラの脱皮の研究をしているらしい。


この度、二十年ぶりに新鮮な抜け殻を手に入れたと、エーダリアはすっかり舞い上がってしまい、朝の執務がおろそかになりがちだったと、ヒルドが話してくれる。

どうやらあの抜け殻は、知的好奇心の塊なウィーム領主の手で、ガレンの専門家に届けられる前に色々調べられてしまう事になりそうだ。



ネアとしては、すっかり怯えてしまっている使い魔をお家に帰したいので、是非に、一刻も早くガレンに届けて欲しいと思う次第であったが、そんな心は、昼食のバタービスケットには今朝作ったばかりの苺のジャムも添えられると聞いて、あえなく吹き飛んでしまった。








明日の更新は、新規の短編のお話となります。

元々は薬の魔物のお話として書いたものですので、もし宜しければ、先日の旅先の国の小さな物語として読んでいただければと思います!

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