サフィール
サフィールがタジクーシャの青玉の伯爵家に入ったのは、長銃に使われた青玉から派生して半年後の事であった。
迎えに来た王宮の騎士と青玉の伯爵家の家令にタジクーシャに迎え入れられ、宝石で輝く美しい町を見た時から、ここにはどんな愉快なことが待っているのだろうかと胸を躍らせたものだ。
血生臭い戦場よりはきっといいだろう。
あの美しい国の雪の中で育まれてから、何百年も経ち、すっかりこの身は穢れてしまった。
宝石妖精としての力を得ても尚、ただの青玉として生まれ持ったあの清涼さは失われて久しい。
サフィールが派生した宝石を育んだあの雪と森の国は今、どうなっているのだろうか。
「………………やっと理想の女の子を見付けたのに、既婚者だったとか僕は呪われているんでしょうか」
「おい、…………事後処理でどれだけ王宮が忙しいと思っているんだ。お前はさっさと仕事に戻れ」
「僕は、もう宝石に戻りたい。ただの長銃に戻れば、あの子に一生大事にして貰えると思うんですよ。……………ほら、寝る時に、抱いて寝たり………」
「……………っ、お前ほど優秀な男もいないのに、なぜ性格がこの有様なんだ!」
密かな希望に目元を染めてそう尋ねると、なぜかデジレは頭を抱えて蹲ってしまった。
そんなデジレを避けて歩きながら、ちょっと邪魔なので早く立ち直って下さいねと微笑んでいるのが、白瑪瑙のパシャタだ。
小柄な白髪の老女姿の宝石妖精だが、彼女はタジクーシャの宰相でもある。
宝石としての階位は低いのだが、派生元となった美術品とその色の階位はデジレより高く、タジクーシャの叡智を司る宝石妖精であった。
「パシャタ、僕はあの子に抱いて欲しいんだよね」
「おやおや、その汚らわしい欲望をご一緒におられた魔物の王に伝えてみますか?」
「………………やはり、本人が来ていたのか」
「寧ろ本人しか来ませんよ。デジレ様は、魔物の執着をどれだけ甘く見てらっしゃるものか」
「……………と言うことは、ヒルドはその魔物の王の伴侶に、耳飾りを贈ったのか…………。羽の色まで変えて…………」
がくりと肩を落としたデジレに、サフィールは寝そべった長椅子の上から転がり落ちた。
宝石のモザイクの床石にしたたかに腰を打ったが、幸いにも青玉は頑強なのだ。
「へぇ。……………ヒルド様は、あの子に耳飾りを贈ってるんですね」
「…………長い髪に隠れていたが、右耳に妖精の耳飾りをしていた。色は擬態させていたが、あの宝石はヒルドが紡いだものだ。…………妖精の作法の通りに伴侶とはしていないのだろうが、よく魔物の王が許したな……………」
困惑に眉を顰めてそう呟いたデジレに、サフィールは僅かに首を傾げた。
それは言うほどにおかしな事だろうか。
賢明なことではないかと思うのだが、違うのだろうか。
「……………僕は、それを聞いて寧ろ感心しましたよ。魔物は兎に角、…………伴侶を喪い易い。それは、狭量なくせに妥協しないからで、その執着の狭さで伴侶を縛りながらも、自分はどこか冷静さを装う愚かな者達が多いからなんです」
「……………サフィール、魔物が嫌いだな」
こちらを見て眉を寄せたデジレに、サフィールは微笑んだ。
宝石たちは皆、様々な履歴を背負っている。
白瑪瑙のように、万事において経験豊富という恐ろしい者もいるが、その中ではデジレも宝石妖精としては長命と言えよう。
だが、そんなデジレよりも宝石妖精としては若いサフィールは、誰よりも戦場を知り尽くしてもいた。
「嫌いというよりは、魔物達の崩壊のせいで起きた戦を幾つか見て来ましたからね。あれは傍迷惑なものですよ。そもそも魔物は強大な力を持ちながらも、どこか危うい生き物だ。それなのに伴侶に自分しか与えられないからいつも失敗する。……………………実はこれ、かつて知り合いの魔物にも伝えたんですが、彼は怒って席を立ち、二度と僕達は会いませんでした」
「……………お前がその調子で言うからだ。サフィティートや伯爵にするように接すれば、角も立たなかっただろう」
「…………姉上様やお爺様に従順なのは、お叱りを受けるような事になると、口では言えないような目に遭わされるからです…………」
幾つかの折檻を思い出し、サフィールは膝を抱えて蹲った。
自分の頭もさほど悪くないとは思うのだが、祖父である青玉の伯爵は聡明かつ狡猾、尚且つ戦ごとの経験はこちらが上であるのに、腕っぷしではさっぱり敵わない怪物だ。
口は悪く女癖も悪いが、情には厚くサフィールが間違ったことをした時くらいしか手は上げない。
(だが、うっかり男爵家のご令嬢とやらを泣かせた日には、腕をへし折られて屋敷の二階から庭に捨てられたからな…………)
その時の剣幕を思うと震えが止まらなくなるので、あの祖父の前では、どれだけ腹が黒く軽蔑に値する女であれ、羽を毟り取って川に捨ててくるのはやめよう。
一方で、姉であるサフィティートは、この白瑪瑙のパシャタの補佐官を務める才女だ。
舌鋒鋭く狡猾な立ち回りも辞さない老獪な政治家にもなり、有能な騎士にもなる美しい伯爵家令嬢で、タジクーシャの王宮に仕える女達の中で、その美貌は一二を争うだろう。
それは、派生した土地も元となる品物も違えど、同じ青玉として弟となったサフィールも認めるところだ。
なお、若干、王に少女趣味な恋心を拗らせているが、気に入らない事があるとすぐに武力に訴える獰猛さなので、政治的な手腕のしたたかさと共に、肝心のデジレはかなり引いている。
そんなサフィティートは、祖父の手前女性には手を上げられないサフィールに対し、主にデジレの警護に手落ちがあると判断すると、恐ろしい理不尽さで荒れ狂うのだ。
身内だからこそのその絶望に、不機嫌な時のサフィティートを思い出せば、軽く一晩は泣いていられると思う。
サフィールは、自分が、柔和な微笑みで立ち回りながらも実は冷酷な男だと噂されているのを知っているが、本当はこれ程に日々恐怖に晒されているのだ。
決して他の者達が噂をするような、楽な生活は送っていない。
家族の事は好きだが、それとこれは別物である。
そんな事を考えていると、何かの資料を整理していたパシャタがこちらを見た。
淡い緑色の瞳は穏やかだが、狡猾で弁の立つ商人達をまとめ上げる手腕は、恐ろしい程だ。
水晶の宝石妖精である御夫君は穏やかな人物だと聞いているが、贅沢を嫌い二人で暮らしている小さな家からあまり出てこない。
だが、一度見かけた際には確かに優しい目をしてパシャタを見ていた。
「確かに、あのお嬢さんは気に入るだろうと思ったよ。お前は魔物に近い気質だし、おまけに冬と氷の系譜の宝石だ」
「……………あんなに綺麗な子が、タジクーシャにいますか?」
低い声でそう言えば、デジレが眉を顰めるのが見えた。
困惑したようにこちらを見るが、サフィールとてそこは譲れないのだ。
「……………私には、取り立てて特徴のない地味な顔立ちにしか見えなかったが。……………待てよ、お前は自分の姉の容貌をどう思う?」
「美しいと思いますよ。今でさえそれなりに求婚されるのですから、あの中身でさえなければ、とうに求婚者が群れていたでしょう」
「……………………お前の姉と、あの少女を比べてどう思う?」
「あの少女の方が綺麗ですね」
「……………そうか。単純に嗜好に合う造作が、一般的な基準のものの上位に位置しているということなのだな。何がそこまで心に触れたのか分からないが……………」
「それはもう、あなたの趣味が悪いからですね。そもそも、タジクーシャには顔の煩い女性ばかりでうんざりしていたんです」
「…………それこそ、お前の祖父の前で口にするなよ」
どうやらデジレは、あの少女をなかなかに気に入っていたようではあるものの、その種の執着ではないようだ。
保障の問題でウィームを訪問すると聞いていたので心配していたが、どうやら取り越し苦労だったらしい。
(確かに、恋や愛のそれというよりは、淡泊な眼差しだったものな。……………それに、彼はその手の欲求は薄いようだし……………)
勿論、デジレとて男である。
群がる女達の中から誰かを選ぶこともあるが、その関係は至極さっぱりとしているのが常だ。
国を育てること以上に、彼を魅了するものはないのだろう。
かつてあれほどに心を傾けていた絵画も、今では政務の手が空いた際に気紛れに描くだけになっている。
スフェンはよく、そんな状態を嘆いていたが、デジレは有能な王だ。
本当に望むことであれば、幾らだって自分で時間を作るだろう。
それが理解出来なかったということこそが、スフェンの能力の低さでもあったのだ。
「と言う事ですので、ウィーム訪問の際の護衛は僕にして下さいね。そもそも、他の者達は現実的ではないでしょう。一人であなたを守りきれる腕がある者は他にはいませんから」
「……………ヒルドを見ているだけで、その危うさに頭痛がするのに、お前まで連れて行けると思うのか?」
「そこはご安心を。僕も排除されたくはないので、彼女に言い寄るような事はしませんよ。ただ、同じ空間で呼吸し、その姿を目に焼き付けてくるだけです。それで三年はいけます」
きっぱりとそう言えば、なぜかパシャタが自分の体を両手で抱いてみせる。
おやっと思ってそちらを見ると、首を横に振られた。
「…………こりゃあまぁ、耐え難い変態に育ったものだね。戦場ってものは、そんなに宝石を穢れさせるのかい」
「僕くらいの力があると、扱うのにも手間がかかる。れっきとした殲滅戦や、国を落とすような侵略戦争のようなものにしか使われませんからね。でも、潤いもない戦場暮らしのお陰で、彼女が生きて動いているのを見るだけで充分に楽しめます」
「……………デジレ、いつかその体にひびが入っても、決してこんな男に王位を譲るんじゃないよ」
「………………ああ。だが、なぜあの少女なのだろうな。聡明な少女だとは思うが、さっぱり理解出来ない。そもそも、可動域が低過ぎるだろう…………」
「高尚な愛の前には、瑣末な問題だと思いますが?」
「他人様の伴侶で不埒な妄想をするような男の執着の、どこが高尚な愛なんだね」
「え?触れずとも想えるんですよ?」
そう返せば、パシャタは顔色を悪くし、デジレはなぜ特殊な者達ばかりが集まるのだと頭を抱えていたが、それもまた致し方あるまい。
ここはタジクーシャだ。
良くも悪くも、人々の欲望と虚栄心が絡みつき、その存在を高めた宝石達ばかりが集う国である。
望まれ敬われた宝石しか、宝石妖精にはならない。
どれだけ宝石としての力を持ったとしても、一人の収集家が誰にも見せずに金庫に隠したままでいれば、或いは人知れず森の中にでも転がっていれば、そこには宝石妖精は生まれないのだから。
(だからここには、それはもう、おかしなものばかりが集まるのは至極当然のこと…………)
誰よりも理知的で冷静な男に思えたスフェンとて、その王への妄執に愚かにも暴走した。
パシャタも本を与えると道の真ん中でも読み始めてしまい動かなくなるし、デジレ自身も特定の誰かや自身の欲求よりも国というものにのめり込む変わり者だ。
サフィティートは王妃として嫁いだ花嫁の指輪であったことから、恋には愚かしい程に純情だが、女としてのしたたかさを惜しみなく使い、時には獣のように気性を荒くする。
人々がその指輪を受け継がれた何人もの王女や王妃に向けた感情から派生した妖精であるのだから、そうもなるだろうと、サフィールはそれを当然の事だと思う。
そしてサフィールは、戦場で死を齎す道具として派生した。
比較的近年の道具なので、宝石としての歴史はデジレ以上に古いものの、タジクーシャではまだ若輩者であるが、戦場で敵兵を嬲り殺しにするとすっとする。
そして、誰一人として生きた者のいない戦場の向こうに、真っ白なケープを翻した死者の王が現れると、とても満ち足りた気分になるのだ。
(だから分かる。………ネアは、終焉の子であり、その終焉の守護も受けているという事が……………)
そんな人間だから惹かれるのだ。
彼女に触れられ、戦場に出られたなら、それはどれだけの喜びだろうと。
けれど実際には、可動域の低い彼女がサフィールを扱う事は出来ない。
サフィールの放つ銃弾は、周囲を青い炎で焼き尽くす代わりに、膨大な魔術の錬成を必要とする。
術者の命を削るとも言われ、大きな力を振るう一方で、そうそう容易には扱えない道具であった。
(だから勿論、彼女が僕を使うことはないだろう。……………でも、一度くらい抱えて貰えたら幸せだな。あの子の寿命は長いだろうから、百年くらいかけて親しくなれば、一度くらい……………)
きっと万象は、有象無象の魔物達のように、迂闊に伴侶を失いはしないだろう。
多くの守護と執着を許している万象の魔物は、とても優しく賢い魔物だとサフィールは思う。
サフィールがこの身に受けた道具としての気質を変えられないように、魔物もまた魔物らしい狭量さは変えられまい。
けれどもあの魔物は、多くの者達が伴侶を護る事を許し、その守護を彼女の為に許している。
あれだけ可動域が低く、ましてや万象の伴侶ともなれば身に集まる危険はかなりのものに違いない。
魔物達だけでは足らない守護の穴を、妖精の耳飾りも受け入れる事で埋めているのは大したものだ。
だからサフィールは、彼女がその耳飾りをしていたと聞いて、万象の魔物をすっかり気に入ってしまった。
(ああ、そうだ。………強く、美しく抜け目のないものがいい。それでいてどこか儚く生き物らしさがあり、優しいものがいい…………)
これはサフィールがサフィールだからこその思考で、同じような理由から、サフィールは友人でもあるデジレや、この王宮の親しい仲間達の事も気に入ってはいる。
「…………はぁ。夜の戦場にでも迷い込んで、夜闇から身を守る為に、あの子が俺をその胸に抱いて眠ってくれたらなぁ」
「……………いいか、サフィール。お前だけは、絶対にウィームには連れてゆかぬからな」
「それはどうでしょうね。既に各伯爵家には手を回してありますし、あなたの護衛になり得る者達は脅……説得の上、承諾書を書いて貰っているんですよ」
にっこりと微笑んでそう言えば、デジレは力なく執務室の椅子に座り込んでしまった。
「なぜ私は、お前を騎士団長にしたのだろうな…………。そして、お前が宝石狩りから戻るのがあと一日遅ければ良かった…………」
「それなら、サフィティートに言って下さい。やっと目当ての魔物を狩ってゆっくり帰還しようとしたところ、一刻も早くタジクーシャに戻ってあなたを守らなければ腕を引き千切ると言ったのは姉上ですから」
「…………サフィティートと、余計な会話を持つつもりはない」
「…………もしかして、手作り料理と称した術毒みたいなものを食べさせられた事を、未だに引き摺っているんですか?」
「…………あの攻撃を防ぐには、スフェンはいい砦だったんだがな……………」
どこか遠い目でそう呟き、デジレは項垂れた。
「だったら、壊してしまわずに、サフィティートの担当官にでもしますか?議会でそう提案すれば、案外全会一致で通るかもしれませんよ」
「……………サフィティートが壊しておしまいだと思うぞ」
「あなたから命じれば、姉は言う事を聞きますよ」
それは間違いなかったのだが、デジレは苦笑して首を横に振った。
(あの薔薇は、もう枯れてしまっただろうか……………)
ウィームの使節団との会談で使われた中庭は、現在封鎖されている。
とは言え封鎖を施したのはサフィールでもあるので、何度かそこに足を運び、砂蛇の影響が残っていないかの調査のふりをして万象が領域を書き換えた証でもある薔薇を楽しんだ。
土地そのものの魔術を変質させたものであるので、触れたところで万象の魔物の残滓はないが、それでも美しいものは美しい。
そうした喜びを得られるようになったのは、タジクーシャに来てからであった。
時折、あの凄惨な戦場の香りが恋しくなる。
でもここで、王宮で伸び伸びと過ごし、賑やかな家族達と晩餐を共にする日々も気に入っていて、戦場での興奮をもう一度味わう為に、今の暮らしを捨てたいとは思わなかった。
それに、タジクーシャの妖精達は好戦的だ。
宝石を手に入れんと企む客人も多かったし、地上と繋がる門が閉じれば、今度はあわいを繋ぐ外海からあわいの商人達がやって来るようになる。
(ウェルバがまたここを訪れたのなら、お気に入りの人間を見付けたと話をしたいな……………)
タジクーシャの門が開く前に、近くのあわいからやって来た不思議な旅人がいた。
人間だったようだが、その体は既にあわいそのもののような曖昧さでもあり、今はもう失われた古い時代の魔術を使う魔術師で、そんな旅人とサフィールは飲み明かし語り合う愉快な一夜を過ごしたのだ。
その養い子だという梱包妖精が祖父とすっかり意気投合してしまい、青玉の屋敷に泊まっていったが、サフィールが気に入ったのは養父であるウェルバの方であった。
彼であれば、サフィールのようにネアを気に入ってくれそうな気がする。
タジクーシャには、様々な人々が訪れ、また旅立ってゆく。
こうしている今日も、また新しい旅人がこの町を訪れるのだろう。
「パシャタ様、こちらに団長はおられますでしょうか?」
そんな事を考えていたら、扉の外から部下の声が響いた。
何かあったようだねとパシャタが笑い、デジレが代わりに返答する。
「サフィールはここだ。暇そうだから、仕事を回してやれ」
「……っ、王。ご在室とは思わず、失礼いたしました!」
「何か問題が起きたのか?」
「……………西の紅玉の区画で、子爵家の令嬢が何者かに拉致されました。恐らく、派生元になった魔術具を狙ったものでしょう」
「僕を呼びに来たということは、誘拐犯の目星はついているようだね?」
立ち上がり扉を開けながらそう問いかければ、騎士団の中でも中堅どころである黄玉の騎士は静かに頷く。
「山猫商会の可能性が高いようです。我々では…」
「おっと。そう言えば山猫商会の仕入部隊が滞在していたな。また騒ぎを起こしているのか。少しはアクス商会を見習って欲しいね」
「……………そのアクス商会は、昨日あれだけの事件を起こしたばかりですが……………」
「あれは、もしかしたら僕達がしなければいけなかったかもしれない手入れを代わりにしてくれたようなものだよ。何てことだと嘆いてみせるだけで済んだんだから、感謝しておこう」
「……………ええ」
腕は立つが戦場慣れはしていない部下の顔色は悪かったが、サフィールはそんな部下に微笑みかけ、部屋に残るデジレ達に手を振った。
今日もまた忙しい一日になりそうだ。




