拝啓、この世界のどこかにいるあなたへ
世界の隅っこで息をするジオンは、6度目の就職に失敗の後、『魂導士』という魂を導く仕事に出会う。魂導士という職業は、死んだ魂と生きる人間を繋ぐ、残酷で優しい仕事だった。
数多の別れの数だけ愛がある。
別れの数だけが憎しみがあり、悲しみがある。
魂導士として仕事をしていくうちに、ジオンの心は一層、日の光を嫌うようになり、彼は過ちを犯してしまう。
――死んだ人間を好きになるなんて、どうかしている。
数多の別れの数だけ愛がある。
別れの数だけが憎しみがあり、悲しみがある。
魂導士として仕事をしていくうちに、ジオンの心は一層、日の光を嫌うようになり、彼は過ちを犯してしまう。
――死んだ人間を好きになるなんて、どうかしている。