ダンジョンに入りました
最新話です、いやぁ...戦闘シーンってすごい難しいですね
ゲオルグさんにもらった休日。
俺はゴブリンが10体オーク1匹のいる隠し部屋に
入ってしまった。見つからないように身を伏せていたがやはり無駄で1匹のオークが俺に気づき咆哮をあげる。
なぜ休日にこんなことになっているのかというと
「休日じゃな!ゲオルグの修行もないしわしとダンジョンいこう!アル!」
とおじいちゃんに誘われて二つ返事でついて来てしまった。
RPGにはつきもののダンジョン。
フロアボスを倒して報酬ゲット!
そんなことを心に思って最初はおじいちゃんの後をついてきたのだが、変な仕掛けを起動させてしまい一人で隠し部屋に来てしまった。
その部屋にいたのがスライムぐらいの大きさの人型で中年体型オーク1匹に俺ぐらいの大きさの痩せ型のゴブリンだ。
だいたいこういうのはこいつらを倒さなきゃ出られない。
おじいちゃんとも逸れちゃったし11対1って不利だよね・・・。
オークが咆哮をあげるとゴブリン達が一斉に攻撃を仕掛けて来た。
「自分は行かないで手下にやらせるのかよ……」
相手は剣を装備しているためこのまま何もしなければ殺られてしまう。
一斉に仕掛けて来たゴブリン達の攻撃を躱しそのままこいつらのボスのオークに剣を振りかざす。
「まずは剣を持ってる腕だな!!!」
ザシュッ
よし!!結構入った!!
切ったオークを確認すると剣を持っていた左腕の手首から先が落ちた腕から血が溢れ出し地面に溜まっていく。
「グオオオオオオ!!」
相当痛かったのか先ほどより大きな咆哮をあげている
「ずいぶん怒ってるじゃん・・・」
オークの咆哮に怯んでいるとゴブリン達がまた攻撃を仕掛けてくる。
ゴブリンの攻撃を後退しながら一体一体躱していく。
「うわぁっ!!」
躱した先にあったオークの血で滑り転倒してしまった。
その隙をゴブリン達が見逃すわけなく一体のゴブリンが俺の頭へ垂直に剣を降ろす
「あっぶね!!」
咄嗟に横に転がりゴブリンの剣を躱す。
数が数なので避けるので手一杯でなかなか攻撃に出られない。
「お前らちょっとそこで立ってろ!!」
向かってくるゴブリンを凍らせるイメージで魔法を放つ。
「グルァァアアア!!」
これでオークと1対1だ。俺は咆哮するオークへと向かった。
オークは落ちている左手首から剣を取り
俺に振り翳す。
俺はそれを躱し懐に入る。
「うぐっ!!」
懐に入った俺をオーグが俺の頭を掴みそのまま
腹へと押し付ける。
「うあっ!くっせぇ!!」
オーグのあまりの臭さに涙目でいるとオーグがさらに圧迫する。
「あ″がっ!!」
あまりの痛さに持っていた剣を落としてしまう。
やばい!やばいやばいやばいやばい!!死ぬこのままじゃ!!やばい!苦っしい!!魔法!!
俺は剣を落とした手からオークに向かい炎の塊を放った。
「グオオオオオオ!!」
オークは炎の塊に怯み俺を放した。
「あーめっちゃ苦しかったまじで!もう許さないからな!!」
俺は左手にオークを包み込むほどの炎の塊を生成した。
それを見たオークが逃げ出そうとしている。
だがここは出口がない隠しフロアで俺を倒したところで彼らはここに用意されたモンスターだしどっちにしろ逃げ場なんてない。
「はぁああああああ!!」
逃げようとしているオークに炎の塊を放つ。
「グオアアアアアアアア!!」
オークは炎の塊に直撃しもがいた末灰になった。
「おわった....死ぬかと思った...これで出られるのかな?」
「はぁぁあ....」
大きく息を吐きその場に座り灰になったオークと凍ったゴブリンを見る。
いくらモンスターとはいえ人型で罪悪感がすごい...
スライムではあんまり感じなかったけど床に散らばるオークの血とか見てると本当にきつい...
そんな心境の中違和感を感じた。
「おかしい...出口でてこねぇぞ?」
おいおいおいおい...なんでだ?倒したよな??
「まさか...まだ何か残って...」
フロアを見渡すが凍ったゴブリン10体しかいない。
スイッチを探して見るがなかった。
「........」
ゴブリン...まさか凍らせただけじゃダメなのか...?
「ん....?」
凍ったゴブリンに近づくと小さいがまだ息をしているようだった。
「生きてる!!」
まだ全員倒したわけじゃなかったのか!
「倒す...か....」
オークを倒した後で気がひけるが倒さなければ出れない。
「.........」
俺は無言で凍ったゴブリン一体一体を砕いていく。
「こいつで最後か....ごめんな」
そういい俺は最後のゴブリンを砕いた。
砕いたと同時に扉と宝箱が出現した。宝箱の中には小袋いっぱいに入ったお金、ポーションがあった。
「やっと出られるな....」
俺は扉を開くとそのまま倒れてしまった。
「アル!!アル!!大丈夫か!!!」
おじいちゃんの声が聞こえたが今は応えられない。
遠くなっていくおじいちゃんの声を聞き俺はそのまま眠ってしまった。
とんでもない能力を手に入れたことを知らずに....。