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9/12

その9『間合いについて(5)』

 しかし、その『いいとこ取り』ってのが、一番難しい。


 だって、何が良いか悪いかなんて、先述しましたとおり、その状況条件下でコロッと180°角度を変えてしまう危険性がありますから、時には賭けでしかない様相もあります。


 だから、そういうのの積み重ねで『安心』や『平穏』を求める場合の言い訳として、


【マニュアリズム】


 という手法がもてはやされてしまうのも、分からなくもない話なんです。


 だって、

「手本どおりにやったんだけど、こうなっちゃったんだ」

 と言い訳されれば、

「それは仕方ないですね」

 と返すしかなくなるし。人情としては。


 ☆☆☆


 それと同じ様に前項で書いた、


【他人に好かれる人】

【他人を怒らせてしまう人】


 というのが、実は【間合い】有る無し云々だけに起因しているのではないことも、ここで語っていかなくてはなりません。


 というのも、【他人に好かれる人】が、すべて【間合い】を読んで関係性を持っているとは限らないからです。

 実は、【たまたま天然で良い条件に当てはまっている】という、とても稀有で天才的な人もいるからです。

 

 また、その逆に【間合いを読んでいるのにも関わらず条件に嫌われて、結果他人の心を逆なでしてしまう】という可哀そうな人も存在するからということですね。


 ☆☆☆


 そう、人間てそれほど簡単に割り切れないんですよね。


 つまり、正解はあるけど正解を定義できる正解がない、というのが本筋なのかもしれませんね。



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