その8『間合いについて(4)』
ときどきこんな人が身の回りにいませんかね。
とっても人から好かれる人。
その逆に、すぐ人を腹立たしく思わせてしまう人。
実は、後者の【他人をよく腹立たせてしまう】ことに天才的な人ってのは、【間合い】を考えていない人に多いですね。
その人に悪気は無いし、これといって罵詈雑言を並べ立てているわけでもないのに、その一言が相手のカンの虫に障って関係がこじれてしまう。
これ、結構よくある話ではないかと思います。
本人としては良いと思ってやったとしても、ね。
実は、僕が今これを書いていること自体が、それを生じさせているのでは……みたいなこともなくはないのかと思うのですが、それを言ったらキリがないので、ここでは免じてもらえると幸いです。
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以前にも書きましたが、今はマニュアリズムが繁栄しています。
端的にいえば、【手本どおりにやっていれば、すべてが正解】みたいな。
逆に、だからといって【ケースバイケース】が最高だ、というわけでもなくて、
本当の意味での【ケースバイケース】ってのは、
『手本どおりが良いときもあれば、場合によってやり方を変えるときが良い時もある。だから、いいとこ取りでいいじゃん』
というのが、子供の頃からの考え方【スタンス】なんですね。
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