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彰人視点 ユカチャン

そのあと、俺は移動教室のことを思い出して、急いで教室に帰った。

そのときに、由佳ちゃんに話しかけようとしている女子生徒が見えた。

彼女に友達ができるかもしれないな。と少し母親視点でみて、よかった。と思いながら教室を後にした。


次の授業は、大変だった。

先生が風邪で休みになったらしく、自習ということになったのだ。

1回先生が来ていたが、適当に説明をしてさっさと出て行ってしまった。

だから、皆しゃべったり携帯をいじっている人が多かった。

そして、俺も友達と喋っていると、


「彰人!俺というものがありながら!!隣のクラスの女にモーションかけているそうじゃないか!!まったく・・・お前って奴は~!!」


変な昼ドラ的展開にされた。(汗)


「モーション(笑)」「なんだとっ!?彰人ー!!」「浮気はいかんぞ!!」


みんなも笑って、俺を助けようとはしない。

この展開メンドくせー(笑)


「別にモーションなんかかけてないぜー?」


普通に応えると


「嘘をつくなー!隣のクラスの奴が話してたぞ!!彰人がナンパしてたって!!」


「うそだー(笑)」


「ホントだーーー!!!」


なんだこの迫力は(笑)

とりあえず、ナンパで思い当たるのといえば、由佳ちゃんだ。

別にナンパした覚えはないんだけど・・・傍から見たらそう見えるのかな・・・。

まいったな・・・。


「普通にしゃべってただけだよ。」


「嘘だーー!!」


「ホントだって(笑)」


「ま、彰人は浮気とかナンパするタイプじゃないだろ(笑)」


「そうそう。」


ニヤニヤと見ていた奴らがやっと助け舟を出してくれた。

出すの遅いけどな・・・。


「全くもう!!あんま誤解を招く行動すんなよ!!」


「はーい。」


なんか腑に落ちないけど、面倒なので一応返事をする(笑)


「なんかあったら即座に『葉月』ちゃんに報告するからな!!」


「なんで葉月に言うんだよ(笑)」


「彰人が浮気してるよー!って。」


「しないしない!彰人は葉月ちゃん一筋だもんな(笑)」


「お前らまで・・・(笑)」


『葉月』というのは、俺の彼女。

中学のときの同級生で、今は他の学校に通っている。

中学の卒業式のときに告白してから付き合っているから、付き合い始めてまだ一年も経っていない。

なので、所謂ラブラブ状態である。

そして、こいつらのは葉月のことは言ってある。

彼女や好きな人の話をしているときに、運悪く葉月からメールが来てしまいバレてしまった。

別に隠していたわけではないが、なんとなく黙っていた。

ま、バレても別に隠すもんじゃないしな。

葉月かわいいし(笑)


「ま、あんなかわいい娘が居ながら浮気なんかしたら、俺ら独身ズが許さない(笑)」


「浮気しないし(笑)」


「まぁ・・・詳しい話は昼休みにしようか・・・(笑)」


「この話続くのかよ!?」


「当たり前(笑)まだ、ナンパの件を詳しくきいてない(笑)」


「次は昼休みだからな、じっくり聞こうかぁ~(笑)」


キーンコーンカーンコーン・・・。


・・・マジかよ・・・(汗)

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