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彰人視点 由佳チャン?

またまた更新が1日遅れてしまいました(><;)

申し訳ありません(;ω;)

由佳ちゃんは違うと言い張るけれど、やっぱり由佳ちゃんはいい子だと思う。

俺のために泣いて、俺のために悲しんで、心を痛めてくれた。

そんな優しい由佳ちゃん。


「・・・なんでこの状態の俺を放置したのぉ~?」


「彰人!話を誤魔化すな!!」

「そうだ!なぜ女の子を泣かした!?」

「正直に白状しろ!」

「葉月ちゃんに報告するぞ!!」


ほんと、優しい子じゃなかったの!?(泣)


「落ち着けってお前達!!」


「これが落ち着いていられるか!」

「このっ!浮気者!!」

「鬼!鬼畜!!ドS!」

「・・・ドSっておかしくねぇ?」


「はぁ・・・。」


俺は、葉月のお母さんが殺され、葉月が時折殺意に満ちた目をするようになったこと。

さっき教室に来ていた女の子、由佳ちゃんのことなんかも話した。

ここまで人殺しを繰り返す通り魔を・・・、葉月をあんな目に変えた奴を許すことが出来ず、毎夜出歩いては通り魔を探していたこと。

そして前日、その通り魔に出くわし胸を刺されたこと。由佳ちゃんに、そんな無茶なことをしないで。と泣きながら怒られてしまったことを話した。


「なっ、なっ、なっ!!!」

「なんでそんな大事なことを黙っていた!!」

「おまっ!その腕の傷は、運悪く針金のある場所で転んでできた傷だって言ってたじゃないか!」

「俺らをのけ者にすんな!!」


「ごめん、ごめん。家族と葉月にしか話して・・・なく・・・?」


そうだ。家族と葉月にしか話してないはず。


『もしかしたら背中に包丁が刺さって死んでたのかも知れないんだよ!?』


ナンデ・・・由佳チャンガ、『背中に包丁が刺さりそうになった』コトヲ知ッテイルンダ?


「由佳・・・ちゃん?」


俺は急いで由佳ちゃんを追いかける。

追いかけると言っても、由佳ちゃんはもうずっと前に教室へと戻ってしまっている。

教室にいてくれるといいんだけど・・・。


「あっ、彰人?」

「おい!どこ行くんだよ!!」

「もうすぐ授業始まるぞ!」

「彰人!!」


あいつ等の俺を呼ぶ声が聴こえたけれど、今はそれにかまっているヒマはない!

もしかしたら・・・、もしかしたら・・・!!


落ち着け!俺!!

急いで答えを出そうとするな!

考えられることは、2つある。


1.由佳ちゃんは俺が刺されそうになっていたところを見ていた。つまりは、目撃者。


2.由佳ちゃんは俺を刺した本人。つまりは、由佳ちゃんこそが通り魔。


1であってくれ!!由佳ちゃん!!!!


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