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由佳視点 ワカッタ

・・・彰人君に彼女がいると分かって数日。

私は、割と普通に生活している。彼女たちと一緒に。彼女達・・・後で分かったことだが、彼女達の名前は恵子と水樹というらしい。

我ながらもっとショックを受けるものだと思っていたが、意外と私は冷静だったらしい。何もなかったかのように生活をしている。

今日だってそうだ。朝に彰人君とあいさつを交わし、昼に彼女達とご飯を食べて、今は帰り道を歩いている。彼女達は部活。なんだかこのシチュエーションはあの日に似ている。何かが起こる気がしていた。実際に起こった。私の人生全てを変えてしまったきっかけに・・・。


「いい加減にしろよ!!」


・・・ビックリした・・・。誰だろうか。

待って?この声・・・彰人・・・くん・・・?


「いつもいつも無言電話かけてきて・・・!いったい誰なんだよ!?」


やっぱり彰人君だ・・・。怒ってるみたいだけど・・・相手は誰なのかしら?

・・・マ・・・サ・・・カ・・・。

この間私が見た女は、彼女ではなくてストーカーだった・・・?彼の前ではいい友達のような顔をして、裏では彰人君に無言電話をかける・・・。

なんてことだ・・・。全然気付かなかった・・・。

今すぐ彰人君にこのことを・・・!

・・・・・待てよ・・・。

彰人君にこのことを伝えたら、彰人君はきっと傷付くだろう・・・。それよりも、彰人君の知らないところでストーカー女を何とかすれば・・・。彼を傷つけることなく、助けることもできる・・・。

そうだ、そうしよう・・・。


「・・・ったく!」


優シイ優シイ彰人君・・・。待ッテテネ.今、貴方ヲ助ケテアゲルカラ・・・。

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