表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日も彼は誰かを救っている  作者: 楪 一歩


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/18

雪の日に

 庭に積もる雪を、一平は自室から見下ろしていた。

 彼はもうかれこれ二年、学校へ行っていなかった。行かなくなった初めの日も、雪が降っていた。


 「寒いから休む」


 その一言で、彼は引きこもりの仲間入りをした。

 好きな時間に起きて、好きな時間に寝る。食事もまばらでゲーム三昧。

 頭抱える両親をよそに、勉強なんてしていない。机に向かう理由はただ一つ、夢想をノートへ写すため——。


 一平はゆっくり落ち行く雪をじっと見つめた。暖房の効いた部屋から、パラパラと落ちて纏まっていく冷たい雪を見つめた。

 手元にはノートがあった。開かれたページには、影喰。

 その擦れて薄くなった黒を、一平は鉛筆で濃く塗りつぶしていった。部屋には、鉛筆の滑る音だけが響いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ