詩 何でもない世界
何でもない世界だから
何もないように生きている
大切などではない世界だから
大切なんて存在しないと思っている
何物でもない世界だから
何でもない世界なのだと思うようにしている
世界との向き合い方なんて
真剣に考えない用にしている
そうして 耳をふさいで
そうして 口を閉じて
そうして 瞼をおろして
面倒事にまきこまれないように
辛い事に出会わないように
悲しい事が起きないように
最後の最後まで
世界に対して「何でもないな」と思いながら生きていく