壊れかけのラジオと希望の声
以前渚のいた避難所を訪れることにした
どうやら取りに行きたいものがあるらしい…
廃墟のように見えるがどことなく修繕などがされたようなあとがあり 人は居そうな雰囲気の建物にたどり着いた
「やっぱり一緒に行くよ」
そう言うと渚は覚悟を決めたような顔で言った
「大丈夫、1人で行けるよ。」
そう言うと建物の中に入ったて行った…
「やっぱり遅いな…」
心配になり建物に入ろうとした時走りながら出てくる渚の姿があった
「逃げて!!」
頭から血を流しながら出てくる渚を見て咄嗟に駆け寄ったそのまま渚を抱え全力で逃げた
しばらく走ると廃墟になったデパートらしき建物が目に付いた
「ここなら手当できそうだ」
建物の中に入り家具売り場に付いた
渚をベッドに寝かして傷の手当をした
「何があった…」
「これを取りに行ったらかえりに見つかっちゃって…」
そう言うと手の中で握っていたペンダントを取り出した
ペンダントの中には渚とどことなく似ている2人の写真が入っていた
「これ私の妹と弟」
渚は少し寂しそで安心をしたかのような顔でそう言った
その時僕は察した…この2人はあの避難所で…
「しばらく傷治るまでここにいよ」
渚はペンダントを握り締めながら言った
「うん」
……それから2週間ほど経ったある日のこと付けといた壊れかけのラジオが鳴った
土切れ途切れだったが内容を要約すると
とある教会にいる人からのようで食料や物資があるので生存者や困ってる人は来て欲しい
のような内容だった
地図を見た結果かなり距離があるが行ってみることにした
2人で鞄に荷物を入れて出発することにした
出発の日朝のこと
「涼平距離もあるし自転車使わない?」
そう言って渚は自転車売り場にあったであろう自転車を2台用意してた
「それじゃあ出発しよっか!」
カゴに鞄を入れて風を切って出発をした