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第55話【クラナカルタ決戦11、蛮族王(後編)】




斬る。

穿つ。

突く。

払う。

薙ぐ。

単純な行為、技量などない、ぶつかり合い。

それが、こんなにも激烈な死闘を演じるのか、と周囲の兵たちを感嘆させた戦い。


「ぐぬっ……!」


龍斗は後先など考えていなかった。

息が荒い。呼吸の仕方を忘れてしまった。は、は、は、と短く息を紡いでいる。

腕が攣ってきた。大剣の重量が龍斗の腕力で抑えられなくなってくる。

身体はとっくに限界だった。後は、根性論しかない。


ああ、負けてやるものか。


こんな戦いしか知らない狂戦士に。

こんな人の上に立つ自覚もない、自分勝手な裸の王様に。

こんな己の存在意義を『殺される』ことに集約させた、後ろ向きに全力疾走の男なんかに。

覚悟も傷跡も、責務も罪悪感も、全てを抱えようとしている自分たちが負けるわけにはいかない。


(三秒だ……三秒の隙が、あれば……!)


混信の力を込めて振りかぶる。

同じように紅蓮剣が火花を散らしながら襲い掛かる。

炎は怖い。焼き殺された恐怖が、吐き気で蘇ってきそうだ。眩暈がした。頭がグチャグチャだ。

それでも、トラウマを噛み殺して龍斗は雄叫びをあげる。


「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃがあああああああああッ!!!」

「ぐぬっ……!!」


野性的な咆哮が響く。

魔王はさすがに苦痛の声を上げながら、それでも受け止めてみせる。

捌きはしないし、回避もしない。真正面から力で抑え続ける。

戦士の矜持か、それとも願望がさせる余裕か。技量では圧倒的に勝っているギレンはしかし、力で戦い続ける。


「ははっ、ははははははははははははははははははははは!!!」

「ぐるぅぅあああああああ!!!!」


獣と獣の殺し合い。

喰うか喰われるかの真剣勝負を思わせる。

龍斗の宣言した『不殺』の宣言すら霞んで見えるほどの殺意。

周囲の兵たちは巻き込まれるのを恐れ、戦うのをやめて転げるように逃げていく。


「ぎぃ……!!」

「ははっ!!」


龍斗の猛獣のような雄叫びが響く。

ギレンの悪魔のような哄笑が木霊する。

両者は等しく互角だった。力、という理念において拮抗していた。

惜しむらくは、そう。経験の差か。


「ふんっ」

「ぎぃぃ……がはっ!?」


ギレンの回し蹴りが龍斗の腹部を強打した。

バランスが崩れたところへ、紅蓮の猛攻が迫ってくる。龍斗は身を屈めて剣をやり過ごす。

お返しとばかりに蹴りを放つが、ギレンの超反応によって阻止。

胸を狙った蹴撃は太い左腕に阻まれ、距離を取るように龍斗は地面を蹴った。


「がはっ、はあ……はあ、はあ、は、はあ……!」


経験の差。

殺し合いの、経験の差。

絶対に縮まらない絶望的なまでの、違い。

高校生として、戦場に身を置くような境遇になかった龍斗と。

戦いこそが全て。強き者こそが正義の国に生まれ、生きるために戦ってきたギレン。


「……、……」


絶対的な、差を思い知らされた。

のうのうと平和を享受してきた学生なんかが太刀打ちできる相手ではない。

敵として眼前に立つことさえも、おこがましい。

その事実を突きつけられた。


「は、はは……」


ダメだ。

自分一人で勝てる相手じゃない。

渇いた笑みが零れる。周囲の兵たちに悟られるように、顔を俯かせたまま笑った。

諦観の笑み。絶望の微笑。悔しさで、胸がいっぱいになる。


「諦めたか?」

「…………」


何も言い返せないまま、最後の攻防が始まる。

大剣を正眼に構えたまま、静かに腰を落として迎え撃つ体勢を整えた。

龍斗の紅蓮色の瞳と、ギレンの紅蓮の剣がメラメラと燃えている。

諦めた、とまではいかない。

希望を持った戦士の瞳だ、とギレンは思う。だからこそ、歓喜の笑みで攻め入ることを決めた。


「いいぞ。もっとだ、もっと……」


もっと、楽しませろ。

もっと、愉しませろ。

魂を熱くさせ、心臓を捻り潰すような狂気に身を包ませろ。

裏返ってしまうほど心臓を早鐘のように鳴らしてくれ、と修羅王が心中で喚く。


――――せいぜい、頑張って死んできなさい。


忘れろ。

甘美な戦いを前にして何を考えている。

あんな女のことなど考えるな。

ああ、でも死ねば彼女も死ぬ。死ねねば願いは叶えられない。我は、あの女を―――思考停止!


「ぐっ……うぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおッ!!!」


紅蓮の剣を思い切り振りかぶった。

次の一撃で全てが決まる。雑念を振り払うように魔王は吼える。


「…………、」


龍斗も、鋭い瞳で迎え撃つ。

一人では勝てない。それを痛感した。所詮、己ですら主人公には成り得ない。

確かにギレンのほうが強い。認めよう、最強の称号は眼前の魔王にこそ相応しい……だが。



勝ちだけは、譲ってやるつもりはない。




     ◇     ◇     ◇     ◇




「…………っ……」


暴力はこれほどまでに凶暴なのか、と誰もが思った。

純粋の力の差。一般人では永劫辿り着けないだろう、才能や種族の差。

誰一人として死闘に横槍を入れることなど出来なかった。

魔王と総司令、二人の激しい戦いぶりを眺めることしか出来なかった。


「…………」

「……、……っ」


殺し合う手が止まっていた。

殺し合いをする理由が消滅しようとしていた。

討伐軍の兵士も、蛮族国の戦士も、誰もがその死闘に心を奪われていたのだ。

自分たちの殺し合いが、いかに陳腐でちっぽけなものかを突きつけられるような、そんな戦いだった。


「すげえ……」


感嘆の声すら漏れた。

戦場というルール無用の死地において、誰もが心を奪われていた。

討伐軍の兵士たちは、総司令に一縷の望みを託す。総司令の敗北が己の死に繋がることは分かっていた。

蛮族国の戦士たちは、魔王の生き様をその目に刻む。これほどの戦い、生涯見られるものではない。

自分たちが殺し合うなど、どんな意味があるだろうか。

戦争の行方は、この死闘の結果が全てだというのに。


「……」


がちゃり、と誰かが武器を落とした。

戦う必要がなくなった以上、人殺しの道具など無用の産物だった。

勝利と敗北は、生と死に直結していることを悟った。

理解した者から武器を地面に転がせていく。身を守るための最後の道具は、やがて誰もが放り投げていた。


「おい……」

「……なんだよ、こら」

「賭けをしようぜ……」


今まで殺し合っていた両者の、初めての対話。

討伐軍の兵士が言い出したのか、それとも蛮族国の戦士が言い出したのか。

暗黙の了解として。彼らの間に奇妙な結束が生まれていく。


「もう、殺し合いはやめだ。意味がねえよ……」

「ああ……なんかもう、馬鹿らしいなぁ」


レベルの違いを見せ付けられた。

勇猛果敢で知られるオーク族ですら、厭戦の雰囲気が漂っていた。

司令塔同士の戦いが事実上の戦争の勝敗を分けるだろう。そこに、一般兵如きの殺し合いは関係ない。

ただ、一人と一人。二百名以上に囲まれながら、両者はとても孤独だった。


「だから、この勝負が終わったら、戦争は終わりにしよう」

「…………ああ。俺も、同じ気分だ」

「だろ?」


戦う意義がない。

戦う意味がない。

戦う意志すら、なくなった。


「……負けたほうの軍勢は、勝者に全面降伏。これでいいよな?」

「おう……」


勝手な取り決めは、奇跡的なルールを作り上げた。

戦争の勝敗、両者の明暗、生と死。全てを己が立てたリーダーへと託したのだ。

その結果、無用な殺し合いが無くなった。

これが結果的に百人以上の死ぬはずだった兵士たちの命を救うことになるが、それは後の話となる。


「……決着が、つくぞ」


ざわざわ、と世界が揺れ始める。

討伐軍と蛮族国。あわせて二百名以上が見守る激戦。

横槍を入れれば、間違いなく巻き込まれて殺されると直感させられるような死闘。

決着さいごのときは刻一刻と迫っていた。




     ◇     ◇     ◇     ◇




「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!」


初手に必殺を込めた。

魔王ギレンはオーク族としての筋力、生まれ持った才能、練り上げた魔力を込める。

細かい小手先の技術など必要ない。

強敵の身体をその大剣ごと、洗練されて切れ味を増した紅蓮の剣で叩き斬る。そのつもりで振り下ろした。


(どうだ、さあ、どうだ……!)


受ければ、大剣と共に両断する。

捌けば、剣を握る両腕を切断させる。

回避する暇も与えない。文字通り、ギレンが行える最高の一撃。

名称は『紅蓮の断頭台』、魔力を極限まで注ぎ込んだ獄炎の刃は、いかなる存在を両断する。


「っ……!」


対して、龍斗の行動は。

ギレンと同じように、筋力も腕力も火事場の馬鹿力も、全てを費やして。


「がぁぁぁぁああああああああああああああああッ!!!!」


思い切り大剣を叩きつけること。

技術などない。技巧などない。工夫などない。ただ、純粋な力だけで対抗する。

それは無謀にも写る行為だろう。

手負いの獣が見せた精一杯の反撃。技能のない戦士は、力だけに全てを賭けて叩き付けた。


(なっ……にぃ……!?)


だが。

ギレンの両腕が痺れた。

鉄と鉄がぶつかり合う耳障りな音は、剣があげた断末魔の悲鳴だ。

耳を塞ぎたくなるほどの金属音が響き、ギレンの身体が弾かれた。


「力負、け……!?」

「おおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」


破剣の術による身体強化。

覚悟と責務を背負った志の強さ。

何よりも親友を殺させない、という強迫観念。理由は様々あるに違いないが。

単純な事実が、ここにある。


魔王ギレンが、力で敗北したという、絶対の事実が。


呻き声をあげ、歯を食いしばる狂戦士。

打ち込んだ紅蓮の剣は止められない。龍斗の絶叫と同時に繰り出された一撃に、手が耐えられない。

がぎぃぃり、と破砕音が響いた。それは、勝負を決定付ける音となった。


「…………、」

「……っ……っ……!」


両者が、停止した。

周囲の兵たちも息を呑んだまま、動かなかった。

龍斗は大剣を振りかぶった姿勢のまま。

ギレンは紅蓮の大剣を弾き飛ばされ、無手のまま宙を仰ぎ見た。

紅蓮剣は、夜の闇を切り裂くようにクルクルと回転しながら、遠く離れた地面へと突き刺さった。

そして、武器を失った魔王ギレンは、憮然とした態度で告げた。



「惜しかったな」



からぁん、と情けない音がひとつ。

龍斗は俯いたまま、両手で握り締めて振りかぶった大剣を地に落とした。

鉄塊のような大剣は、根元から叩き折られていた。

武器を失ったのはギレンだけではない。龍斗もまた、唯一の武装を失っていた。


「っ……」


条件は、同じではない。

唯一の武装を失った龍斗とは違って、ギレンの得物は魔法で作りだした装備だ。

いくらでも補充が利く。今日は満月だ、魔力には困らなかった。

鉄塊を失った龍斗の右腕は、掴むものを求めて、苦し紛れのようにギレンの胸倉を掴みあげた。


「惜しかった。本当に、残念だ。もう少しで、我の……」


回想するようにギレンは告げる。

右腕には魔力を集約させる。新たな紅蓮の剣を作り出そうとしているのだ。

時間にすれば三秒。龍斗に与えられた時間はそれだけだ。

そう、三秒間。

瞬きひとつで終わってしまいそうなほどの、三秒間。


「ははっ……」




――――――求めたのは、この奇跡の三秒間ッ!!!




かしゃり・・・・人格が入れ替わる・・・・・・・・

紅蓮色の瞳が、翡翠の瞳へと切り替わる。

剣を持って敵を打倒する親友から、魔法を持って敵を薙ぎ倒す本来の身体の持ち主へと。

今夜は、良い満月だ。

あれほど魔力を放出したにも関わらず、いまだに力を発揮できるほどに!


「なっ……?」

「初めまして。僕が、総司令の……ナオ・カリヤだよ」


呆然とした顔つきのまま硬直する男。

情報は武器だ。それが、奈緒の持論。情報は剣にも盾にもなる。

例えば『龍斗と奈緒が同一存在だと知らない魔王が、驚愕によって動きを止めてしまう』ときのように。

五色の異端ミュータント、狩谷奈緒は……鉄塊など、必要としない。



「貴様……!?」

「<雷撃放出、最大出力、激しく! 激しく! 激しく!!>」



ばちばちばちぃ!!! と激しい電撃が、胸倉を掴まれたギレンの身体へと流し込まれた。

手加減なしに魔力を込めた何万ボルトもの電流が、魔王の神経と身体と精神の全てを蹂躙した。

紅蓮剣など、間に合うはずがない。

全ては、計画通り。

この奇跡の三秒間。ギレンが武器を失い、龍斗がその胸倉を掴む……それだけを狙った『不殺ころさず』の作戦。


「ぐぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおあおあああああああああああああああああ!!!!」


けふっ、とギレンの口から煙が吐き出された。

白目を剥いたオーク族最強の戦士は、棒立ちのまま立ち尽くすと、やがて硬い地面へと倒れ伏した。

ばちばち、と静電気がギレンの身体から何度も弾けていた。


「忘れちゃいけないこと、ひとつ」

(忘れちゃならねえことが、ひとつ)


倒れたギレンを見下ろして。

勝利の宣言のように。討伐軍総司令、ナオ・カリヤは絶対の自信と共に告げる。



「(オレたちは、二人で魔王候補だ!)」



奈緒だけでダメなら、龍斗も。

龍斗だけで勝てないなら、奈緒も。

五色の異端ミュータントにして、破剣の術の使い手。

二人が揃えば、人間も魔族も到達できない最強の地点に存在しているのだから。


うおおおおおおおおおおおおおお、と周囲の兵たちの雄叫びが世界を支配した。


討伐軍の兵士たちは歓喜に吼え。

蛮族国の戦士たちは敗北の味を噛み締めながら膝を折る。

これ以上の殺し合いは無意味だった。

魔王ギレン敗北の報告は瞬く間に戦場全体を駆け巡り、長かったクラナカルタの戦いに終止符を打った。




     ◇     ◇     ◇     ◇




「僕たちの勝ちだ、魔王ギレン」

「…………ああ。我の敗北だ。新たな、魔王よ……」


横たわる小柄なオーク族の身体に力は入らない。

雷撃に身体が弛緩してしまって指一本動かせないのだ。完膚なきまでの敗北だった。

奈緒も龍斗によって酷使させられた身体が痛むのか、その場に座り込んでしまう。

地面に倒れたまま、敗者はかろうじて声を絞り出した。


「……生まれて初めての、敗北だ……」

「うん」

「清々しいな……だが、同時に口惜しい思いもある。……ああ、今更ながらに気づくとはな」

「……何に気づいたの?」


地面を舐めるようにしてギレンが顔を上げた。

清々しい、と言った言葉に嘘はないのか、憑き物が落ちたような晴れやかな表情をしている。

真っ白に燃え尽きたのだろうか。

力のない声には、何処かギレンらしくない迷いが見えた。


「我は、結局、迷っていたのだな……」

「龍斗と剣をぶつけ合ったときだよね。力負けした理由は、確かに『迷いの差』だったかも」


その迷いは何を意味していたのか。

戦って死ぬことを望む、という破滅的な願望に対してのものだったのか。

それとも、やはり脳裏に浮かぶ少女の言葉なのだろうか。

まったく大した呪いだと、ギレンは呆れた笑みを作った。


「…………新たな魔王よ。敗者の頼みを、聞いてもらえないだろうか」

「んー、内容次第」


激戦の後の会話とは思えないほどの、自然な対話。

奈緒にはよく分からないが、強敵と戦うことで芽生える絆、という漫画の登場人物はこんな気持ちだったのだろうか。

計算では一時間以上、動けない。

ギレンが隙を狙って騙まし討ちをしてくるような器用な人物には見えないこともあって、奈緒も警戒はしない。


「……我を、殺せ」

「却下」

「…………むう、しかし」

「重ねて却下。敗者をどうこうするのは、勝者の特権だからね。悪いけど文句は言わせない」


ままならん男だ、とギレンは無表情のまま、口元を歪めた。

戦争による敗者の王は殺されるのが当然だ。

公開処刑で士気を高め、新しい時代の到来を告げる、という意味でも大きなものになる。

だが、残念ながら平和な世界から来た学生たちに、そんな選択肢が有り得るはずがないのだった。


「では、代わりに……敗者の処遇が勝者の特権、というのであれば……」

「……なに?」

「奴隷の女がいる、と言ったな。彼女を悪いようにはしないでやってほしい」

「…………まあ、元々そっちについては、どうこうするつもりさえなかったけど」


それについても、戦後処理の話だ。

逆に言えば、その奴隷の女性さえ抑えておけば、ギレンの反抗の芽を潰すことができるだろう。

何しろ荒縄で雁字搦めにしても、普通に脱出しそうなのが、この常識はずれのオーク族である。


「それについては一考するから、大人しくしててね」

「うむ……」

「それじゃ、みんな。連れていって。ああ、うん。一応拘束しておいて。扱いは丁重にね」


兵士たちによって身体を拘束され、ギレンは引っ立てられていった。

奈緒は思い切り延びをすると、そのままバタリと地面に倒れてしまう。仰向けのまま、朝焼けの空を眺めていた。

マーニャとユーリィの反乱も鎮圧された、という情報も耳にした。

何よりこれ以上は戦えない。ボロボロの身体と精神を休ませるようにして、思い切り息を吸ってみた。



「終わった……やっと」



それがまだ、スタート地点に立っただけだとしても。

長い長い戦いが幕を閉じた。

残る敗戦処理のことなど考えられない。充足感と達成感に浸りながら、少年は意識は落ちていった。

朝焼けの空が、新しい時代の到来を告げていた。






残りは一話。

カスパールと敗戦処理です。

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