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小話 甘いチョコの夢を見たので

バレンタイン(一日過ぎたけど)という事で、チョコのお話です

時期的には六十七話と六十八話の間かな



夢を見た。

色んなチョコに囲まれて、チョコを堪能する夢。

宇宙や宝石をイメージした綺麗なチョコに、抹茶味にほうじ茶味、チョコマフィンにチョコマドレーヌ、チョコマカロン。

目を覚まして、それが夢だった事が残念だった。

チョコ、大好きだから。


「・・・・そうだ。チョコのお菓子作ろう」


そんな単純な思いつきで、今日のおやつはチョコレートになったのだ。



本日も穏やかな風に太陽の日差しが気持ちいい快晴日和。

今日は旅はおやすみ。

体力に底がないメンバーだけど、こういう日も必要だよね。

大きな木の下でテーブルや調理具を用意していざお菓子作り開始!


ヒューゴ達も手伝うと言ってくれたけど、今日は一人で頑張りたい気分だったので断った。


「ママ、なにつくるの?」

「内緒。出来上がるまで楽しみにしててね」

「うん!」


笑顔で頷くルルはヒューゴとパテルさんと一緒に、お肉を採ってくるとはりきって出かけた。

パテルさんがオークの匂いがするといったからだ。


「今夜はオーク肉のフルコースで決まりですね師匠」

「おにくおにく!」

「ドラシエルのワインと一緒にいただくとするか」


わあ皆やる気満々。

オーク・・ご愁傷さま。



3人が出かけるのを見送って、私はおやつ作りを始めた。

クリアネスナイトはテーブルの上で私の作業をじっと見てる。

何か私が料理してるのを見るのが好きみたい。

ご飯は食べれないけど、作る作業は見てて楽しいんだって。


「さて、と」


術で取り寄せた材料や創製の術で作った器具・・足りないものはないな。

まずビスケットを袋に入れて、細かくめん棒で砕く。

湯せんで溶かしたバターを入れて袋をもみもみ。

丸いケーキの型にビスケットを敷き詰めて、ヒューゴが作ってくれた冷蔵庫でしばらく冷やす。


板チョコを細かく均等の大きさに刻んで、湯せんでチョコを溶かす。

そこに温めた生クリームを入れて、混ぜ混ぜ。

冷やした型にチョコを入れて、祖熱がとれたらまた冷蔵庫へ。


「お昼も作っておこうっと」


固まるまで2、3時間。

午後のおやつには間に合うね。

お昼はそうだな・・。

ホットサンド作ろうかな?

フライパンでできるやつ。

具はツナマヨとハムチーズ。

あと野菜コンソメスープでいいかな?



お昼の時間になってヒューゴ達は帰ってきた。

絶命したオーク、5体。


「たった5体で申し訳ありません師匠」

「もっとおにくほしかった!」

「集落がなかったのが残念だった・・」

「いや、食べる分としては十分だと思うよ・・・」


結構丸々と太った巨体なオーク。

抵抗・・できなかっただろうなぁ・・この3人じゃ・・。

私は心の中で合掌した。



そして待望のおやつの時間。

冷えて上手く固まったそれにココアの粉をかけて出来上がったのは、簡単生チョコタルト。

皆の反応は・・。


「これは・・何と濃厚な・・!さっくりとした生地に舌の上でとろける甘さ・・!素晴らしいです師匠!」

「おいしー!おいしー!!」

「これは・・!お酒との相性もばっちりです我が主!」


絶賛してくれた。

生チョコタルト、大きめに作ったけどこれはすぐに完売するな。

嬉しいけどね。


「師匠、本当に美味しいです。流石は師匠ですね」

「ありがとヒューゴ」


ヒューゴの満面の笑み。

この笑った顔、他に誰が知ってるのかな?

ヒューゴはいつも笑顔で私の作った料理を食べてくれるから作り甲斐がある。

勿論ルルやパテルさんも。

クリアは食べれないのが残念だけど、ココアの粉をかけるのをやらせてあげたらすごく楽しそうだった。

教えたらクリアも料理できるようになるかもしれないな。

でもやっぱりチョコは美味しいなぁっ。

今度はガトーショコラ作ろうかな?


閲覧ありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[一言] ほのぼのとしてる家族感…良いですねぇ
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