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第五十九話 女子会の始まり始まり オディールの恋

2020年もよろしくお願いします!




「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


思わず、絶句。

眠そうだったルルを寝かしつけてから、オデットさんに女子会と言われて連れてこられたオデットさんの部屋(クリアネスナイトは手のりサイズになって私の肩の上)。

ヒューゴが、ヒューゴがいっぱいいる。

壁中にヒューゴのポスターやブロマイド、ヒューゴのぬいぐるみやフィギュアがある。

何これ、異次元?


「あの・・このグッズは・・?」

「各地を訪問して手に入れた私の宝物!ヒューゴ様コレクションですわ!!」


どうやらお忍びで色んな国を訪ねて、買いあさったヒューゴのグッズらしい。

こんなん売ってんだ!!

ヒューゴ、どんだけ人気なの!?

てか異世界にもフィギュアってあるんだ!びっくり!!


「これは私のお手製ですわ!」


ベッドに沢山あるぬいぐるみ。

これ全部作ったのか・・。

そういえばジークさんと初めて会った時、オデットさんのヒューゴの追っかけぷりを聞かされたっけ・・。

実際見ると・・色んな意味で凄すぎた。


「さあさあ、遠慮しないで入ってくださいな!」


中にはオディールさんもいた。

うっわセクシー!

ちょっと透けてる白い寝間着姿が似合いすぎてる。



「私、こういうのとっても憧れてましたのっ」


木苺の紅茶と、数種類のクッキー。

オデットさんは嬉しそうにしている。


「イクミ様、申し訳ありません。王女様の我儘に付き合っていただいて・・」

「ううん、別に良いよ。こういうの嫌いじゃないし」


というか女子会、私も初めてだし。

この世界に来る前は、影が薄すぎた事もあって殆ど友達いなかったもんなぁ・・。

だから内心、結構わくわくしてる。

あ、この紅茶美味しいっ。


「オディール、さっそくだけど貴方いつお兄様に告白するのかしら?」


ぶはっ!


うぉっ!

漫画みたいにオディールさんが紅茶噴き出した。


「お、王女様!?い、いきなり何を!?」

「あら、女子会といえば恋愛ネタだと書物で読みましたわ」


どんな書物を読んだんだろう?

でもまあ、間違いではないかもしれない。

いや、私もよく知らないけど。

というか。


「オディールさん、ジークさんの事・・・」

「っ・・・」


オディールさん、真っ赤になった。

ほうほう、そういう事だったんだ・・。


「お兄様ってこういうのにはとんと疎いから、ストレートに言わなくちゃ伝わりませんわよ?私もオディールなら反対しませんわ」

「い、いえっ私と王では身分が・・」

「あら?今時身分なんて関係ないですわ。大事なのは心ですわ。お兄様も何だかんだで幼馴染でもあるオディールを一番信頼してますから、チャンスは十分ありますわよ!」


へえ、王族って身分とか煩いと思ってたけど違うんだな・・。


「そもそもお兄様自身、身分で相手を決めるのはナンセンスだと言ってましたからね!気にするだけ無駄ですわよ?」

「し、しかし・・王が私を選んでくださるとはとても・・・」

「そこは猛アタックあるのみですわ!」


オデットさん、ぐいぐいいくなぁ。

こんなに押され気味なオディールさん初めて見た。


「イクミ様も!応援してくださいますわね?」

「え、うっうん?」

「ほらっイクミ様もこう言ってくださいましたわ!自信を持ってオディール!」

「う・・うう・・・」


思わず返事をしてしまった。

でもオディールさん、真っ赤な顔のまま小さく頷いた。

ま、まあ本気でアタックするのなら応援するよ?


「お、王女様は・・!」

「え?」


お、オディールさん反撃か?


「王女、様は・・・イクミ様をお慕いしていると申しましたが・・!」


・・・・・あ、忘れてた。

できればずっと忘れていたかったけど。


「王女様は、ヒューゴ様もお慕いしてると以前おっしゃってました!・・イクミ様とヒューゴ様、真に思うのはどちらなのですか?」

「イクミ様とヒューゴ様・・」


・・・これはこのまま私が聞いてても良い流れなんだろうか?


閲覧ありがとうございます!

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