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第三十九話 海へ向かって出発した矢先に・・



旅支度を整え、私達はついにラメ-マルの国へ旅立つ事にした。

出国の際、ライリーさんやキーランさん、シュクレちゃん達、パン屋のおばさん、オーウェンさん達まで見送りに来てくれた。


「もう旅に出ちゃうなんて寂しいねぇ。ほらこれ持って行きな」

「うわあ美味しそう!」


パン屋のおばさんは朝焼いたばかりだというパンをいっぱいくれた。

クリームを入れたパンや、サンドイッチまである!

ありがとうおばさんっ。


「これ、どーぞ!お姉ちゃんたち、絶対絶対また来てね!」

「うわあ可愛い!!」


シュクレちゃんからは新商品だという、クッキーをくれた。

アイシングクッキーだ。

スライム姿のルルの形してるっ可愛いv

ルルが一番喜んでた。

ありがとうシュクレちゃん、ジョージさん、ミリシュさん!


「今度は旅の途中で出会うかもね」

「その時はまたいっぱいおしゃべりしましょうね」

「はい是非っ」

「随分仲良くなったんだな二人とも」


クルミさんとミレイさん、最初は色々あったけど仲良くなれたのは本当に嬉しい。

二人はオーウェンさんに振り向いてもらう為、もっともっと自分を磨く事を決意したとか。

頑張れ二人とも!


「イクミさん、道中お気を付けて」

「ありがとうございます!オーウェンさんも早く復帰できると良いですね」


オーウェンさんは熱があるのか少し赤い。

やっぱり本調子じゃないのかな?

早く元気になる事を祈ろう。


「またいつでも来いよ」

「何かあったら力になろう」

「ありがとうございます!」


ライリーさんとキーランさんには本当にお世話になった。

他の国のギルドマスターもこんな良い人達だといいなぁ。


「それじゃあ皆さん!また!!」


こうして私達は出発した。



「・・・さーて、と各国の同業者にイクミ達の噂流しておくかぁ~」

「ライリー・・イクミ殿は目立つ事は嫌うと言っていただろう?」

「噂だよただのう・わ・さ。信じるかどうかは向こうの自由だろぉ~?」

「母さん・・・・・」







人気のない場所でパテルさんは馬の姿に変わり、私達はパテルさんに乗ってラメーマルの国を目指した。

かなり上空を飛んでいるが、周囲から見えなくなる結界は張ってあるとパテルさんは言った。

でも念の為に、パテルさんは角を隠した状態である。

念には念との事らしい。


「私のスピードならラメーマルの国まで五日後にはつくでしょう」

「でもそんな急ぐ旅じゃないし、ゆっくり行ってもいいんじゃない?」


ゆっくり気長に空の旅。

空から地上を観察。

うん、良いんじゃない?


「師匠、我々には崇高な目的があります」

『そうです我が主。その目的を早く達成せねば』

「ルル、おさかなのから揚げ、はやくたべたーい!」

「どこが崇高なのどこが?」


全員魚のから揚げが食べたいだけじゃん!

ルルが一番正直だよ!!

から揚げパワー、恐るべし。

全員虜にしてしまった。

でもヒューゴ、崇高はないでしょ崇高は。



しばらく空を飛んでいると、前方から何かが見えた。

何だあれ?


「向こうの方から何か来るんだけど、あれ何かな?」

「あれ、とは?」

「ルルみえなーい」


ヒューゴとルルは見えない様だ。

私が指差した方角を見ても首を傾げてる。

私は【忍者の視覚】のお陰で見えているみたい。


『確かに何か見えますね』


パテルさんは見えてるようだ。

流石は冥界の馬。


「いったいなんだろう?」


じ、と見つめる。

集中したら、だんだんはっきりと姿が見えてきた。

最初は本当に豆粒にしか見えなかったものの姿が鮮明になってくる。



「・・・・・・・・・・え?」

「どうしました師匠?」

「ママ?」


見えたものの姿に、思わず二度見三度見。


『猛スピードでこちらに向かってきてますね』

「・・・・・・何だあれは!?」

「おー」


ヒューゴとルルもようやく見えてきたらしい。

何せ見えたそれは猛スピードでこっちに向かってくる。

あれは誰が見ても、間違えようのない姿だ。



「・・・・・ドラゴンが、こっちに来る」


白銀のドラゴンが、弾丸のようなスピードでこちらに向かってきてる。

え、もしかしてこっちを狙ってる?


「な、何か私達を狙ってない?あのドラゴン・・いやでも結界張ってるから見えない、よね?」

『しかしドラゴンは相当な魔力を持ちます。私が張ったのは弱めの結界ですから見破ったのかもしれません』


まさかドラゴンが現れるとは思ってませんでしたので、と言いながらも全く焦りの色がないパテルさん。

いやいやいや!少しは焦ろうよ!ドラゴンだよドラゴン!?

し、しかもかなりでっかい!!


「師匠!奴は攻撃してくる気満々です!」


見るとドラゴンは口を大きく開けていた。

な、何か口の奥が光ってるんだけど!?


『ああ、ドラゴンブレスを放とうとしてますね。威力は分かりませんが少なくともこの辺り一帯は吹っ飛ぶでしょう』


さらっと言うなああああああ!!!!!

この辺り一帯って大参事じゃん!!?

おっかないよドラゴンブレス!!


なんて突っ込んでる間に、白銀のドラゴンは今まさに私達に向けてドラゴンブレスを放とうとした。


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