第九十八話 アースの時と同様にお城へGO
私の方でも何が起こったのか全て話し終えた時、ヒューゴとパテルさんはぷるぷると震えてた。
「何ですか・・・その不届き者の変態吸血鬼は・・・。師匠によくもそんな無礼な真似を・・・!」
「我がその場にいたらその変態、八つ裂きにしてくれたわ」
「怖い怖い二人ともマジ顔怖い」
変態は否定しないけど、イケメン二人の殺意がこもった顔の恐ろしさときたら半端ない。
ここに小さな子供いなくて良かったよ。
いたらトラウマレベルでお漏らししちゃってるよ・・。
あ、ルルは例外だけど。
「ママ、おけがなかった?クリアもだいじょーぶ?」
「うん。全然どこも怪我してないよ。ね、クリア」
クリアもカバンの中から顔を出して、無事だぞアピールをする。
「しかしその王子も人魚も何と自分勝手な・・危機的な国を放っておいて、色事に夢中になっていたとは・・」
ヒューゴ、色事って・・・・。
私の世界じゃ古い言い方だよそれ。
私だって小説で意味を知ったくらいだよ。
「おうじさまとにんぎょ、どうなっちゃうのー?」
「それはこの国の王が決める事だな・・。ただでは済まないと思うが・・」
「うん私もそう思うよ・・・。でもあの二人はそれも覚悟の上だよ」
そうでなければここに帰ってくる決意はしなかったろう。
二人はちゃんとどんな事になっても受け入れるって言った。
私はそれを信じる。
「3人の救世主殿!それにイクミ殿といったなっ」
お城の方から人魚の兵士さん達が空を泳ぐように飛んでやってきた。
「王のご命令です。早急に城へ来てください。特にイクミ殿、貴方に王と王妃から話があるとの事」
「私?」
何とランスロットさんから話を聞いた王様と王妃様がすぐに私からも話を聞きたいとの事だった。
か、覚悟はしてたけどいざその時が来ると緊張してきた・・!
「まてっ城に行く前にやる事がある」
ヒューゴが神輿を城の方へ動かそうとする兵士達に制止の声を上げた。
その顔は真剣そのもの・・・。
「この服、脱がせろ」
未だに目がまぶしくなるきんきらきんの衣装をまだヒューゴ達は着たまま・・。
うんうんとルルとパテルさんは頷いてた。
正直私も早くそれを脱いでほしかったり・・・。
いつ噴き出しかねないか冷や冷やしちゃったよ!
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