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プロローグ
「突然で混乱するかもしれないけれど、私は創造神。
全ての世界を創った神様です。
貴方は今、こことは違う世界に巻き込まれて召喚されている途中です。
何の関係もないのに巻き込まれた貴方があまりにも不憫なので、貴方が異世界でも生きていけるよう、特別なスキルを授けたいと思います!
私は貴方の世界のファンタジー小説が大好きでね!
特に異世界召喚に巻き込まれる子が主人公のお話がお気に入りなのよ~。
もし異世界召喚に巻き込まれる子が実際にいたら、ぜひこのスキルを授けたいと思っていたの!
きっとこのスキルは貴方を救う事でしょう。
元の世界にはもう帰る事はできませんが、創造神の私が見守っていますので大丈夫ですよ~
それではグッドラック!
あ、ちなみにこの記憶は異世界についたら消えちゃうのでご了承よろしくね~~~」
そんなふざけた内容が頭の中で一気に流れ込む。
突っ込む間もなく、私、日下部いくみの人生はこの時から大きく変わったのだった。