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傍へで果報はまどろんで ―真白の忌み仔とやさしい夜の住人たち―

作者:和崎藤丸
「ああそうだ、――死んでしまえばいい」と、思ったのだ。

時は江戸。
開国の音高く世が騒乱に巻き込まれる少し前。
その異様な仔どもは生まれてしまった。
老人のような白髪に空を溶かしこんだ蒼の瞳。
バケモノと謗られ傷つけられて。
果ては誰にも顧みられず、幽閉されて独り育った。

願った幸福へ辿りつきかたを、仔どもは己の死以外に知らなかった。
――なのに。

腹を裂いた仔どもの現実をひるがえして、くるりと現れたそこは【江戸裏】
正真正銘のバケモノたちの住まう夜の町。
魂となってさまよう仔どもはそこで風鈴細工を生業とする盲目のサトリに拾われる。

風鈴の音響く常夜の町で、死にたがりの仔どもが出逢ったこれは得がたい救いのはなし。
あしたなんてのぞまない
腹を裂きてミるまぼろし
2019/06/07 15:04
遅すぎた日々が巡って
警鐘よすべて掻き消して
2019/06/20 12:00
その問答に果てはなく
2019/06/28 00:55
訪問は押し入れから
2019/07/06 03:45
受容体は奪われてきたので
2019/08/05 00:00
それは希望ではないけれど
2019/08/06 12:00
主従たち
2019/08/08 12:00
生きるということ
2019/08/12 12:00
夜に暮らすおだやかな
そのひらめく感情は
2019/08/14 12:00
躯は過去を覚えている
2019/08/28 00:12
彼を傷つけた鋭きもの
2019/09/02 00:20
怨みと赦し
2019/10/09 00:01
覆せぬ差をどうせよと
やさしいひと
2020/05/27 00:03
うそつき
2020/05/28 00:00
かくしごと
2020/05/30 00:00
想いはこの身すら変え
2020/06/02 00:35
それは永遠の秘めごと
予兆
2020/06/05 00:00
彼の偽り
2020/06/11 01:24
君と雨降り
2020/06/12 19:00
アヤカシ談義
2020/06/13 19:07
優しさと現実
2020/06/14 22:57
さあ、目を覚まして
2020/06/22 19:38
閉ざしたのは、
2020/06/26 19:00
象徴
2020/06/27 19:00
縁のはじまり
芽生え
2020/07/02 19:00
一歩ずつ
2020/07/10 19:00
その名前
2020/07/11 19:00
過去を手繰る
2020/07/12 19:07
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