表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/64

ロマネは解決

 

 どうもこんばんは日が暮れてまいりましたリウィアです。暗闇の中持参してきたランプを片手に進んでます。あっこれはちなみにフリッツのランプです。私やサベラは持って来てないです。はい。


 山の噴火口まで登山してきました。夜で暗いのか瘴気で暗いのかちょっと分かりません。フリッツが試しに浄化してます。あれ? 少し明るくなったかな? 瘴気だったみたいね!


 ちなみにウィルはテルマ村の状況を女王に報せに行ったためここにはいません。うるさいのがいないと静かで良いですね。嫌ってはいませんよ。ただ清々した気分。空気が美味しいね。いつも変な空気にするからシルフって空気悪くしてばっかり(多分ウィルだけ)。


 何故サラマンダーの住処まで来てるのって感じですよね? 瘴気が出てもサラマンダーは浄化ができないんですよ。だから、むしろ助けないといけないのでは? という状況を調べるべくここにいます。慎重に行くつもりです。サラマンダーはリウィアみたいに戦闘狂だからね(恨)


 溶岩が流れて危ない登山道であった。おかげでランプの火は必要なかった。神殿にたどり着いた。白い柱の間の洞窟は真っ暗だった。

 ーー俺は悪くない!!どうしてこんな目にあうんだ!!

 ーー知らない。知らないよ!!

 罪人達の無念の思念を感じた。

 どうやら魔物はここから発生した瘴気がテルマ村まで下りて発生したようだ。


 そしてヴィニーもここにきて瘴気をバラントに持ってきた。ここを浄化すれば解決する! やっと魔物退治の旅が終わるんだ!


 フリッツは浄化を始めた。神殿に巣食う瘴気は一掃され、溶岩に照らされ熱い神殿に火の精霊が現れた。攻撃されるのかと逃げれる体制で待ち構えた。


「ご苦労であったな。我々は感謝する」


 火の精霊の落ち着きように拍子抜けした。


「誰だよ。戦闘狂だって言ったの?」

「ウィルです」

「あいつ後でしめとくか」

「むしろ喜びますので、やめといた方がいいです」

「くっ」


 火の精霊は疲れた様子だった。


「正直言って疲れました。ずっと瘴気の対応で忙しくて戦いに飽き飽きしてました」

「「「お疲れ様です」」」

「あっいえ。貴方達もお疲れ様です」

 仕事終わりのオーラで互いを励ましあった。

「何でここに人がこんなに訪れるのですか? しかもみんな訳がありそうですね。我ら火の精霊の聖地を罪人の処分場にしてませんか?」

 ぎくっ

 アベルに聞いた話では火の精霊が言った通りらしい。ここまで被害が出て嘘付く意味がない。

「……みたいですね」

「みたいって……もう女王と直談判するしかないか」

「えっと、私がやります! ここに罪人の処理場所にしないように説得して見せます!」

「へー。君見たところ水の精霊とのハーフだね。そんなにやる気出してくれるのなら期待しちゃうよ?」

「はい! 頑張ります!」

 フリッツがコソッと「そんな約束して良いのか? 女王て胡散臭いんだろ?」

「大丈夫です。私体力ありますから!」

「体力の問題なのか?頭脳は当てにならないって?」

「リウィアさんを馬鹿にしないでください。ちゃんとした筋肉脳ですから!」

「サベラが一番酷くない?」


 そんなこんなんでテルマ村の瘴気問題はひとまず決着いたしました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ