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生首の驚き
「な、な、なんじゃ コリャ!!!」
突然の叫び声にショッポは睡眠から強制的に呼び戻される
目に飛び込んできたのは
もじゃもじゃアフロで丸型サングラスをかけた若い男
アフロの後頭部にはすでに相棒の胴体が銃を突きつけていた
アフロが床に何かを落としたのに生首は気づいた
小型のドリル型の送信機、、、
グリーンのM65ミリタリージャケット
整形か?
程なく睡眠中に生首のメディカルチェックを行うミキサーほどの機械が脳波の異常を知らせるアラームを鳴らした
ショッポの耳たぶには それぞれ受信機と送信機が内蔵してあり脳に信号を送る
生首のメンテナンスや睡眠中に胴体が生首を守るセキュリティシステムある
生首はストレートの発信する特殊な電波を拾ってしまい
ストレートの思考にリンクして幻覚を見るようだった
おそらくストレートが最近観た映画かドラマか何かの思考をショッポは拾っているのだろう。
「あの探偵か、、、、紛らわしい奴だ」
胴体は生首にタバコをくわえさせ 左手の人差し指の火炎装置で火をつけた
生首は鼻穴と首の設置面から煙を吐き
胴体は少し離れた備えつけの椅子に腰を降ろした