番人
なんだコイツは、、、、、、
アイリス星人の彼の目にはストレートの顔がまるでモザイクがかかっているかのようにハッキリと見えなく不思議に思う。
能力のない人間とは違いストレートはこのアイリス星人の相手を強制的にマインドコントロールする猛烈な脳波を受け、コントロールされる前にアイリス星人の記憶にリンクしてしまい、その膨大な情報に脳みそがシャットダウンし、失禁しながら気絶してしまった。
アイリス星は壊滅的状態に陥っていた。
アイリス星はこの太陽系の五番目に位置する惑星であったが、隣りの六番目に位置するガスの星ダウン惑星が何らかの影響で小爆発を起こす。
その爆発の影響は隣りのアイリス星の大気層にも大きな影響を与えた。大気層に穴が開いてしまったのである。
開いた穴は徐々に広がり 大気層 オゾン層をゆっくりと破壊してゆく。
アイリス星人は急ピッチで大気層を塞ぐ装置を開発し開発は成功する
しかし、一つの問題が発生する。
この装置には予想を遥かに超える燃料を必要としたのだった。
アイリス星の燃料は彫り尽くされたが、全く必要量には届かなかった。
アイリス星の燃料
地球でいう石油燃料は
アイリス星では黄金であった。
アイリス星人は持てる科学技術を結集し宇宙へ 他の惑星へ黄金を探す宇宙船を飛ばす事になる。
しかし、アイリス星人の科学技術ではまだ光速を超える宇宙船を造ることは難しく
彼らの太陽系を出て、遥か彼方の惑星に黄金を探すような事は出来なかった。
ここで奇跡が起こる。
アイリス星人は諦めかけた探索を
最後の探索を彼らの太陽系の一番端にある十三番目の惑星 クリル惑星にかける。
残念ながらクリル惑星には黄金は無かったが、クリル惑星の衛星の横に異次元ホールを発見する。
選択肢の無かった
アイリス星人はこの異次元ホールに探索機を送り、アイリス星が存在する宇宙とは別の宇宙を発見する
その上で自分たちの科学技術で行ける距離の黄金のある惑星を見つける事に成功する
地球である。
ちょうど何番目かの氷河期を迎えた地球に降り立ったアイリス星人たちは急ピッチで地球の黄金を掘り集め、異次元ホールを通し、母星アイリスに黄金を送りづつける。
地球の半分以上の黄金を費やしアイリス星は壊滅的状況から抜け出す事に成功する
しかし、またここで問題が発生する。
黄金の燃料を使いアイリス星を守った装置だったが、猛烈な量の産業廃棄物を排出したのである
この産業廃棄物はゴーレムと名付けられる
ゴーレムは地球でいう放射性廃棄物であり、その上、危険な電磁波まとい 永久的に自然消滅することは無かった。
そしてアイリス星人たちは決断する
地球で黄金を掘った膨大な数の穴にゴーレムを保管することに
地球はゴミ捨て場となったのだった。
アイリス星人はこの危険な産業廃棄物を地球に捨て、永久に保管するために
特殊な金属の壁を作り、コンクリートで固め、氷で覆い、マインドコントロールにたけた番人をおいた。
こうして地球の南極の氷の下にあるゴーレムは守られてきたのである。
地球が砂漠に覆われるまでは、、、、、、
そして今、ゴーレムを脅かす敵が現れた
塔型の生命維持睡眠装置から目覚めた番人はこの敵に対して仕事を果たしていたのだった。




