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【香月の卒業式】卒業式でも俺の日常が変わらない件について

今回は香月の卒業式です

香月の卒業式で遊は何を思う?

では、どうぞ

 卒業式……それは卒業生にとって巣立ちの儀式だ。小学校の卒業式だと卒業した実感はともかくとして、6年間一緒にいた友達とお別れするなんて感覚はあまりない。あって中学でもコイツ等と一緒かっていう妙な安心感くらいだ。まぁ、人によっては春から学校が別れる人もいるから一概には言えない。んで、中学・高校だとまぁ、同じ学校出身の奴がいたらいい方かな?って思う程度だ。これはあくまでも卒業生目線且つ俺、藤堂遊の個人的な意見だ。で、どうして俺がこんな話をしているのかと言うとだな……


「遊、卒業式が終わったらお前ん家行っていいか?」

「ああ。明美さんも一緒に来るんだろ?」

「もちろん」


 今日は俺の恋人である香月と浩太の恋人である明美さんの卒業式だ。浩太の方はどうするのか知らないけど、同じ家に住んでいる俺としては香月が卒業してしまうという実感は沸かない。同じ通学路を通り、同じ学校に通わない。あってその程度の認識だ


「んじゃ、敬にも声掛けとかなきゃな」

「だな。敬に声掛けとけば早川も付いて来るだろうし」


 今日に限って珍しく敬と早川のバカップルが教室でイチャついてない。そもそも教室全体が今日に限って静かだ。会話をしている生徒はいるが、いつものようにバカみたいに大声で話していない。何だかんだえ3年の先輩達が卒業してしまうのが寂しいのか?


「みんな寂しいと思っているみたいだけどよ、遊」

「んだよ?」

「お前は寂しくないのか?」


 香月が卒業してしまう事は確かに寂しくは感じる。だが、家ではいつでも会える事を考えると複雑だ。


「どうなんだろうな?香月とは家でいつでも会えるしなぁ……そんな事言ったら浩太はどうなんだ?明美さんと離れ離れになって寂しくないのか?」

「遊、お前、それマジで聞いてる?」

「いや、半分冗談で聞いてる」


 具体的にいつからというのは聞いてないが浩太は明美さんと同棲する事が決まっている。俺と似たような感じの状況にいる浩太に寂しくないのかと聞くのは無駄だ。家に帰れば好きなだけ触れ合えるし、学校がない日は好きなだけ一緒にいられるからな


「そうか。ちなみに半分冗談だって言ってたが、何%冗談?」

「そうだな。99%マジで残り1%冗談だ」

「ほとんどマジじゃねーかよ!!」


 浩太の大声が教室内に響き、俺と浩太はクラスの注目を浴びる事になってしまった。叫んだのは浩太なのに……


「「……………」」


 クラスの注目を浴びてしまい居たたまれなくなった俺と浩太はすぐさま黙る。別に死別したわけじゃあるまいし、どうしてこうもしんみりするのかは知らん。まぁ、それだけ今回卒業する先輩達はコイツ等に良くしてくれたって事かな




 そんなこんなで担任の指示により体育館へと移動した俺達。周囲を観察すると卒業生とそのクラスの担任以外はほぼ全員揃っている状態だ。その中には羽月さんと一月さんの姿もある。普段は放任主義のクセして卒業式にはちゃんと出るんだな。まぁ、香月も美月もおんぶに抱っこって年齢じゃないからいいか


「いよいよ香月も卒業か……」


 卒業式前日である昨日、卒業式直前である今朝は香月を含めた先輩達が卒業してしまうっていう実感がなかった。他の先輩はともかく、香月は家にいれば会える。ただ、通う学校が違うだけ。そう思っていた。思っていたのだが……


「いざ卒業式が始まると寂しく感じるものだな……家じゃいつでも会えるのに……」


 家で会えるのだから学校で会えなくてもいいだろうと思う反面、学校じゃ会えないのかという寂しさもある。なるほど、クラスメイト達が教室でしんみりしてたのは同じ学び舎では会えない寂しさか。


「どうしたんだ?遊?教室では家で会えるから別に寂しくないって言ってたのに始まった途端に寂しく感じるとか言い出して」


 浩太には俺の独り言が聞こえてたらしい。隣にいるんだから当たり前か


「いや、昨日と卒業式が始まる前までは家で会えるから別に寂しいとか感じてなかったんだが……なんかこう、いざ卒業式が始まると寂しいものだなと思ってな」

「……………お前、本当に遊か?」


 俺はただ、いざ卒業式が始まると寂しく感じるんだなって話をしただけだ。なのにどうして浩太は訝しげな視線を向けてくるんだろうか?


「お前には俺以外の何に見えるんだよ?」

「いや、だってらしくない事言ってるし」


 らしくない事を言ってるのは認める。俺の口から寂しいって単語が出る事がそんなに意外か?


「言うな。自分でもらしくない事を言ってる自覚はあるんだ」

「本当にらしくない」


 らしくない事を認めたのにらしくないと2度も言われるのは心外だ。


「うっせ。それより、明美さんの卒業証書授与をちゃんと見とけ」

「ああ、もちろん」


 俺と浩太が話している間に卒業証書授与の順番はいつの間にか明美さんの番になっていた。って事は……やっべ!香月のやつ見逃した!!まぁ、答辞の言葉か何かはしっかり聞いとけばそれでいいか


「…………美しい」


 明美さんはただ名前を呼ばれ、卒業証書授与しただけだ。だというのに浩太の目からは涙が。普通は卒業生が泣くんじゃないのか?


「卒業証書授与くらいで泣くなよ……」

「あけみぃ~……」


 明美さんの卒業証書授与のどこに泣く要素があるのか俺には全く理解できないが、浩太には俺の呟きは届いていないようだ。


「同棲決定してんのに……」

「あけみぃ~……」


 これも浩太には聞こえていないようだ。


「明美さんには今の浩太の事を言っておくか」


 敬と早川のカップルとは違って人目を憚らずイチャつくような事は浩太と明美さんに限ってないと思いたいが、人間時間が経てば変わる。地味だった奴がチャラ男になったり。最初の未来じゃ浩太は劇的な変化はなかったからいい。しかしだ。それでも絶対にチャラ男化しないとは言い切れない


「あけみぃ~……」


 明美さんの卒業証書授与が終わった後だというのに泣き続ける浩太。コイツはこのまま泣かせておいてやろう。


『次は在校生による送辞の言葉です。在校生代表──────』


 卒業証書授与が終わり、次は在校生による送辞の言葉なのだが、俺には縁もゆかりもない人だった。送辞の言葉を軽んじてはいない俺なのだが、式典における代表の言葉と言うのは聞いてるだけで眠くなる。と、いうわけで俺は夢と現実の狭間を彷徨う事にしよう。


『続いては卒業生代表による答辞の言葉です。卒業生代表小山香月さん』

「はい!」


 司会者に呼ばれ、檀上に上がっていく香月。遊華に告白する前の俺は他者との関わりなんてなかった。でも、遊華に告白してなかったら……いや、未来に飛ばされてなかったら俺は浩太と敬以外の奴と関わろうとすらしなかっただろうな。


「香月の卒業式でも怠いものは怠いな……」


 恋人の卒業式とはでも怠いものは怠い。そんなことを考えていた俺は機械的に起立、礼、着席を済ませた。きっと機械的に起立と礼と着席を済ませたのは俺だけではない。隣にいる浩太も前の方にいる敬だってそうだ


『春の訪れを感じるこの良き日、私達3年生一同は無事、卒業式を迎えることができました。』


 壇上に上がった香月は懐から答辞が書かれているだろう紙を取り出し、それを読み始めた。その答辞を考えたのは香月本人なのか、教師が考えたものをただ読んでいるだけなのか。俺にそれを知る術はない。でも、怠いものは怠いな。時間を計れば多分、1分半くらいの時間なんだろう。だが、ただ座っているだけと言うのは凄まじく怠い


『思えば、3年前、不安と期待に胸を膨らませ学校の門をくぐりました。あの日から3年間、数えきれないほどの思い出を、仲間とともに作ってきました。』


 3年前か……。3年前の俺は自分が藤堂家の実子じゃないって事を知らなかった。でも、遊斗さんと華さんはちゃんと俺を育ててくれた。多分、俺はこれからも遊斗さんと華さんの息子を続けるだろう。本当の母を退けても。


『卒業生を代表して答辞とさせていただきます。 卒業生代表 小山香月』


 俺が考え事をしている間に香月の答辞が終わっていた。念のために言っておくが、聞いてなかったわけじゃないぞ?最初の方はちゃんと聞いてたから!


「遊、香月さんの答辞ちゃんと聞いてたか?」


 隣で浩太がニヤついた顔をしている。これはアレか?さっき自分が明美さんの卒業証書授与で泣いたから俺も泣けってか?


「最初の方は聞いてたけど中盤あたりからは全く聞いてなかった」

「遊……せっかく香月さん頑張って読んでたのに……お前、酷くね?」

「そこは素直に悪いと思っている。が、学校における式と名の付く代表の言葉は聞いてるだけで眠くなるんだよ。でも、寝るわけにはいかない。そうなったら別の事を考えて気を紛らわせた方がマシだろ?」

「うわ……開き直りやがった」


 うるさいぞ。浩太。俺は式と名の付くものは苦手なんだよ


「香月には聞かれたらよかったと答えるからいいんだよ」

「さいですか」


 最初の方は聞いてた。だから全く聞いてないというわけではない。ただ、終盤の方は聞いてなかったけどな!なんて開き直っている間に卒業生が退場していく。


「来年は美月か……」


 たった今香月が卒業したというのに俺は来年の事を考えていた。来年は美月が卒業する。そして、その次は俺。そして、その次は遊華達。こうしてどんどん学校とは無縁の生活を送るのだろう。


「考えてみれば高校3年間なんてあっという間なのかもな」


 香月が卒業してわかった。高校生活というのはあっという間に過ぎ去っていく。重要なのはその3年間をどう過ごしていくのかだ


「遊、俺も敬もお前をずっと友達だと思っている」

「なんだよ?唐突に」

「言ってみただけだ」

「あ、そう」


 浩太や敬とは長い付き合いになる。そして、これからもコイツ等とは付き合っていくんだろうな。なんて思う。その中で喧嘩する事もあるだろう。でも、俺は前だけ見て真っすぐ走り続けると思う




 卒業生が退場した後、在校生は1年生から順に教室に戻され、担任から軽く話をされ解散となった。この後どうするかなんて俺は知らないけど、多分、卒業生に会いに行く奴がほとんどだろうな。そこで愛の告白をしてカップルになるなり玉砕するなりは当事者達の問題だ。集合写真を撮ったりするのもな。さすがに直帰って人は……いないだろうなぁ……俺以外


「遊、この後どうするんだ?」

「どうするって……浩太はどうするんだ?明美さんに会いに行くのか?」


 敬はどうするか知らんけど、浩太は明美さんの元へ行くのは確定事項だろう。だって恋人だし?同棲決定しちゃってるし?


「当たり前だろ!んで、明美さんは香月さんと一緒にいるだろうから一緒に行かないかと思ってお前にも声掛けたんだよ!」


 本当なら俺も浩太と一緒に香月に会いに行くところだろうけど、俺には家事がある。それに、羽月さんと一月さんが一緒にいるだろう。久々の親子水入らずの時間を邪魔しちゃ悪い


「俺はやる事があるから帰る。あ、それから、香月と明美さんの卒業記念パーティーするならお泊りセット持ってきた方がいいぞって敬達に伝えておいてくれ」


 香月に会いに行きたいのは山々なのだが、俺には卒業パーティーの準備がある。料理だったり飾りつけだったり。それに、せっかくの卒業式だ。こんな時くらい親子水入らずで積もる話をしてもらいたいものだ。俺とはいつだって話せるしな


「お前がそう言うなら俺はそのまま伝える。けどよ、遊」

「何だよ?」

「お前はそれでいいのか?」


 浩太は何を言っているんだ?いいから言ってるんだよ


「いいから言ってるんだよ。せっかくの卒業式だ。親子水入らずで積もる話もあるだろ?それに、俺とならいつだって話せる」


 香月とは家でいつも一緒だ。それに対して羽月さん達はいつも一緒ではない。美月もそうだが、卒業式というめでたい日くらいは親子で何気ない会話をしたり一緒に下校したりするのもいいだろ


「遊がいいって言うなら俺からこれ以上何かを言う事はしない」


 浩太、口では何も言わないって言ってるが、表情は何か言いたげだぞ?


「そうかい。んじゃ、パーティーの件、敬と早川、香月達に伝えといてくれ」

「あ、ああ……」


 俺が教室から出る寸前まで何か言いた気な浩太だったが、結局何も言わなかった。


「さて、帰って準備するか」


 教室を出て玄関で靴を履き替える。卒業式だからと言って在校生である俺がする事に変化はない。終業式までは日があるからな。卒業生は卒業証書と上履きを持ち帰るという作業があるが、それだってカバンに入れとけばいい。


「そういや香月の進路は聞いてなかったな……遊華もだけど」


 未来に飛ばされ将来の職業を知っている俺からしてみれば香月の進路は把握できる。が、遊華の進路は全くもって把握できない。遊華の場合は高校進学だからだ


「まぁ、香月の進路も遊華の進路も金を出すのは俺じゃない。金を出す人達が知っていればそれでいいか」


 香月や遊華達が何も言わないのが気に食わないって事はない。特に遊華に関しちゃ恋人である以前に兄と妹だ。普通の兄は妹の進学先についてそんなに詳しく詮索しない。普通の兄妹なら『兄貴、アタシ進学するから』『ふーん』くらいで済ますだろうし


「兄妹がどうとかよりも帰ってパーティーの準備だ」


 校舎を出た俺は校門を潜ろうとしたその時だった────────────


「遊!どこ行くの?」


 背後からいるはずのない人物。今日で最後になる同級生と最後の高校生活を楽しんでいるであろう人物の声がした


「香月……」


 振り返ると香月がいた。ついでと言っちゃなんだが、いつもの面子と一月さん夫妻、明美さんの両親と思われる人達まで一緒だ。卒業式の日くらい親子で過ごせないんですかねぇ


「遊、浩太君から聞いたよ」

「そうか」


 浩太から何を聞いたかなんて察しが付く。俺が親子水入らずを邪魔しないように先に帰ろうとした事を聞いたんだろう


「どうして先に帰ろうとしたの?」


 そう聞いてくる香月の表情はどこか寂しそうだった


「せっかくの卒業式だ。俺と話すよりも親子水入らずで話した方がいいと思ってな。美月も入れたら家族か。まぁ、とにかく、普段から一緒にいる俺よりも自分の家族を優先してほしかった。ただそれだけだ。深い意味はない」

「でも、それでも……私はせっかくの卒業式なんだから遊とも一緒にいたいよ……」


 一緒にいたいと言われるのは嬉しい。だが、俺にはパーティーの準備がある


「そう言ってくれるのは嬉しいんだけどよ。俺には家事とかあるし……」


 別に香月の卒業がめでたくないわけじゃない。が、俺には家事がある。


「遊、それなら今頃華さんと遊斗さんが全て済ませておいてくれてると思うけど?」

「は?」


 別に家事を言い訳にして逃げようとかは思ってなかった。思ってなかったのだが、専業主婦は1年間年中無休で働き詰めだという話を聞いた事があるし、現に俺がそうだ。それは卒業式だろうと関係ない。関係ないのだが、どうして俺の代わりに親父達が家事をしてるんだ?


「“は?”って遊は何も聞いてなかったの?」

「ああ。何にも聞いてないな。そもそも、今家に親父達がいる事すら初耳だ」

「え……?でも、遊斗さんが遊に伝えたって言ってたけど?」

「そうなのか?まぁ、いいや。念のためメール来てないか確認してみるわ」


 俺は携帯を取り出し、メール受信ボックスを開く。だが、親父からのメールはない。念のために着信履歴も見てみたが、メール同様に着信なし


「どうだった?遊斗さんから連絡あった?」

「なかった。メールも電話も親父からの連絡はなかった」

「「…………………………………………」」


 俺と香月はどうやら親父に一杯食わされたらしい。それを悟ってか互いに無言になる。いや、この状況で何か言えって言われても困るんだけどね


「あー、とりあえず香月」

「何?遊?」

「卒業おめでとう」

「うん!」


 親父に嵌められたと知った俺だが、今日だけは許してやる事にした。んで、家事とパーティーの準備をしない代わりに校門の前で俺と香月のツーショット写真を撮った。え?羽月さん達とはよかったのかって?香月曰く『校舎で撮ったからいい。校門前では遊と一緒に写真撮りたい』との事。香月の琴線はよく解らん




「「…………………………………………………………………………」」


 パーティーが終わり、無言の俺と香月。目の前に広がる光景はまさに地獄絵図。


「こりゃ明日親父達に片付けさせるか」

「あ、あはは……」


 家に帰ると親父達と遊華達がパーティーの準備を済ませておいてくれたらしく、すぐにパーティーを始める事が出来た。だが、そこからが酷かった。まだ昼間だというのに大人達は酒を浴びるように飲み、俺達未成年組はその場の雰囲気に流されるままどんちゃん騒ぎ。んで、昼過ぎになったらさすがに収まるだろうと高を括っていた俺なのだが、そんな事はなかった


「親父達……香月と明美さんの卒業に託けて宴会したかっただけなんじゃねーか?」

「そんな事ッ……!」

「ないって言いきれるか?」

「…………ごめん、無理」


 結局昼から深夜まで続いたどんちゃん騒ぎも眠気には勝てなかったのか、最後は全員がその場で眠りこけるというミステリー小説の展開に出てくるような形で香月達の卒業パーティーが終わった。俺は途中から料理を作る事に逃げ、香月は俺の手伝いに逃げて事なきを得た


「ふぁ~あ……俺達も寝るか」

「そうだね。さすがに眠い」


 俺の日常は結局香月の卒業式の日であろうと普通の日であろうと何も変わらなかった。その日が特別な日であるかどうかの違いだ。俺はそんな日常が気に入ってるし、これからもそんな日々が続いて行くんだと思う


「香月、これからもよろしくな」

「うん!」














今回は香月の卒業式でした

香月と一緒に住んでいるんだし家で会えるだろなんて言ってた遊ですが、家で会えるのに学校ではもう会えないと若干ナーバスになり気味ですが、遊の日常は何も変わらないようです。って事で、次回からは遊の高校生活2年目がスタート!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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