狙うものと狙われるもの
ヘカトンケイル
巨人族の変異種になる。
頭が50あり、腕が100ある異様な巨人。
調合アイテムの妖精の水が唯一手に入る貴重なモンスター
スライムの名前を皆で考えてる時
また違う場所では動きがあった。
ダッドタグにて
ヘカトンケイルが目を覚まし、
各大陸では
多くの勇者が集められた。
その中に勇者も含まれていたが
彼は姿を表さなかった。
月灯の城に戻ったグニルは
早速報告へと向かう。
「おおグ二ちゃん戻ったか!」
エルダーリッチはグニルの帰還にちょー喜んでる。
グニルは思う。
(この人、上位アンデッドの癖に結構ゆるいんだよなあ....。)
キャッキャッ舞い踊っている軽いエルダーリッチを
グニルは冷ややかな目で見つつ考えてる。
「グニル、戻った?」
そう言いながら1人の幼女が現れる。
ダークエンジェルのアスキュラエルである。
二人が戻り、エルダーリッチは軽く咳をすると椅子に座り二人の報告を聞く。
第一大陸パーハレテルトにある
この大陸の中心に構えているレテルト王国の国王。
ナ=カダシ=オチン=ポウは
冒険家、騎士団、勇者達にバルチカの廃城の攻略を命じる。
我こそは。と、先に立ち上がったのは
ハイエルフィンアーチャー隊であった。
部隊は女性で構成されており
誰もが美人である。
国王はそれよりも私に仕えてくれと言うが
ハイエルフィン達はそれを丁重に断り
バルチカへと向かうのだった。
今日も平和なバルチカの廃城に住まう
愉快な仲間たちは大いに盛り上がりを見せている。
「はい、これで決まりね!」
ミタマは両手をパンッと合わせると
目を輝かせそう言いました。
皆はもうお祭り状態です。
あ、名前が決まりました。
スライム娘こと私の名は...。
「ポチ!」
そう。ポチで....いえ違います。
辺りは冷たい空気になりました。
ミタマは必死に冗談だと言いますが
正直、ものすごくショックです。
ミタマは軽く咳払いをすると改めて言います。
「こほん...。では改めて...
命名、リドルです!!」
そう言った途端に
皆は喜んでいます。
これから私はリドルと言う名の下で
これからを始めます。
そしてその始まりは、また戦いの中でしか生まれないのでした。
「話をしよう。
あれは今から260年前いや、20年と6ヵ月前か?
まあ私にとっては昨日の事だが、
君たちにとっては、明日の事だ」
「...隊長?なんですかそれ?」
「大丈夫だ、問題ない」
森の中を突き進むハイエルフィンアーチャー隊の様子でした。
やはりいち早く異変に気付くのはカロスさんです。
頼りになります。強いです。
索敵をさせれば間違いないのです。
カロスさんはデプリタとミツネに報告しに行きます。
「今回の相手は弓と見ました」
「ほう、弓か...ワシにはちと苦しいな」
デプリタは手を顎に当て
自分は弓相手じゃ無能と言います。
ミツネも悩みます。
「私は大体は対処できるけど
他の子はね...多分何人かやられるわ」
近接系が多いので
遠距離は不向きだと二人は言います。
三人は首をかしげながら悩みました。
「仕方ありません。
ここは援軍を要請しましょう」
カロスはそう言うと
通信魔法を使ってどこかに連絡を入れました。
通信を切ると
カロスはデプリタ達に伝言を言います。
「やる気が高ぶったら来るそうです
が、それまで頑張れ。との事です」
仲間達は戦いの準備を始めるのでした。