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都子、想像する

 なんだかお久しぶりな気がしないでもないけどまだ風邪で寝込んで一日だから気のせいだね!


 闘技大会、梢に聞けば団体戦本戦までは出れたんだって。すごいなぁ、私も出たかったよ。


 個人戦は棄権、梢は負けちゃったらしい。なんか装備ぶっ壊れたとか言ってたけど……さてはまた耐久値チェック忘れてたな!


 優勝したのはドラッカンさんのチーム、流石β時代最強プレイヤー!早い所風邪治して私も強くならないと!


 こんこん


「お姉ちゃん、入っても大丈夫?」


 あ、梢だ


「けほ……いいよー」


「あ、起きてたんだね。はい、変えのタオルと着替え、置いとくね?あ、着替えられそう?」


「ありがとー、んー、着替えさせてくれるの?正直お願いしたい」


 体起こすのだるいっす。


「もーしょうがないなー。はい、バンザーイして?」


 言われるままに手をあげて、服を脱がされる。少し肌寒くてぶるっと震えてしまった。


「へっくしゅ!ぅー……」


「わ、大丈夫?待ってね、ぱぱっと体拭いちゃうから」


 はぁー、梢マジ天使……


「妹よ……将来も私を介護して……」


「……そこはいい相手見つけて子供とかに頼んでよ」


 振られました。ぐすん


「ん、はい、終わったよ」


「ありがとう。しかしみんなレベル上がったんでしょー?私も早いとこ風邪なおさないと……」


「昨日よりだいぶいいし、明日にはゲームくらいはいいんじゃない?」


「うむ、やる!だから今日も寝るー」


「……っ……」


 ん?なんか梢悶えてる?まあいいや


「それよりご飯食べたいね。朝ごはん何ー?」


「ん……っと、お姉ちゃんはまだ風邪ひいてるから梅がゆとリンゴだよ」


「おぉ、わーい、お粥だー」


 梢のお粥は美味しいのだ!私の好物の一つ!風邪の時しか作ってくれないけど……




 ふぅ、美味しゅうございました!


 いやぁ、風邪ひいてるけど、至れり尽くせりでいいね、梢お世話好きだし。


「あ、お姉ちゃん、今日イベント十時からだからそろそろ行くね。ちゃんとお薬飲んで寝ててよ?」


 お、お世話好きで……


「じゃないと明日には治んないよ?私がいっつも看病できるわけじゃないし」


 お、お世話……


「じゃ、また後でね」


 ……ぐすん、大人しく寝ます……



 ……んー、しかし、お腹がいっぱいすぎて逆に眠くない……


 今のうちに今後どういう風にキャラの育成していくとか考えとかないとかな。


 あ、装備今ないんだ。イベント復帰しても大丈夫かな……間に合うのかな……?


 あ、いや、ピートくんいれば無双できそう。集られたらさすがに無理だろうけど。


 ……そう言えば、なんか昨日夢見たなあ……ピートくんとかヴォルカくんとかが来てお話するって言う。


 色々お願いされてたな……アンデットポーションとか買わなきゃ。


 あとはクリエイト系のアンデットも……新しいクリエイト系のアンデットとか欲しいな。


 あとレイスとかミストまだ使ってないし造って起きたいなー。あ、でもまだ素材わかんないんだった。


 あと、改造。


 これ、意外な選択肢があったからね。早い所レベル上げておきたい。錬金も。


 ……そうだ、素材、魂の粉を錬金で上位の素材にしたらどうなるかな?


 スケルトン系もゾンビ系も、素材の骨とか肉を上位の魔物の肉にすれば……やっぱり早く研究したい。


 ……まだ眠くなんないなー


 錬金術で、ホムンクルスとか作るお話があるけど、アンデットって、錬金術で作れないかな?


 作れるなら、クリエイトで造ったmobとか強化できないかなー?


 死霊系も今ひとつ火力が足りないし……闇以外の属性攻撃とか欲しいかも


 それっぽい死霊系のモンスターとかいないかな……ポチッと


 ……


 ……


 ふむ?嘆きの河?


 へぇ、コキュートスって読むんだ。


 なになに……ふうん……へぇ……面白そうな……ふむふむ……


 よし、イベントが終わったらまずは錬金を錬金術にしよう。


「やっぱり起きてたわね!梢ちゃんが心配してたわよ!ほら、携帯なんか弄ってないでさっさと寝なさい!」


「わわっ!お、お母さん!ご、ごめんなさい!」


 スマホの電源を切ってぽんっと頭元に落として布団をかぶる。


「まったく……はい、おやすみ」


「ん……おやすみなさい」


 はぁー……早くゲームがしたいよ!

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