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とりあえず森を目指す、掲示板回

まだ第三の街にはついてないです……進行遅くて申し訳ありません。

 ログインしました。今日は金曜日なので夜更かし出来ます!昨日は色々モヤモヤしてて不貞寝したけど、寝たらスッキリしたし、学校もいつも通りだ。ただ、来週の木金土はテストなのだ……まあ、それが終われば夏休みだ!


 今の時間は昨日と同じくらいかな?まだみんな来てないかな?


 とりあえず外で待つことに。


 うーん、杖の耐久値もかなり……防具も危ないなぁ……


 私の装備は金属より圧倒的に柔らかいせいか耐久の減りが早いっぽい。


【暗石の魔術杖+4】耐久値37/90


【土染めの布+8】耐久値35/60


【灰の包帯+10】耐久値40/60


【暗がりのローブ+8】耐久値35/100


 んー、ローブと杖が特に……早いとこ自分で杖を作れるようになるべきかも。


 そう言えば受け取りボックスに届いてるアイテムチェックしてないな。んー、まあ、街についてからかな。


「靴も忘れてたし、見るだけ見とくかな。」


 ボックスをチェックする。結構色々あるね。


 内訳は


【hp回復ポーション】×9【劣化mp回復ポーション】×8

【mp回復ポーション】×3【解毒薬・弱毒】×5【解痺薬】×3【兎の骨】いっぱい【兎の毛皮】たくさん【兎肉】そこそこ【兎の刃歯】いっぱい【猪の骨】×4【猪の肉】×4【猪の毛皮】×3【猪の牙】×1【狼の毛皮】×5【狼の牙】×2【狼の爪】×3【鷹の飾り羽根】そこそこ【鷹の風きり羽根】そこそこ【蛇の毒腺】×1【蛇の鱗】×5【蛇の肉】×2【熊の肉】×3【熊の爪】×1【魂の粉】×2


【鉄の片手剣】【なまくらの剣】【鉄の額当て】【革の胸当て】【鉄底のブーツ】【革ベルト】【無骨なガントレット・左腕】


 3万エールちょっと



 ふむ、いいね。武器とかは全部いらないけど。


 所持金の1万2千エールと合わせて4万ちょっとになったのは嬉しい。というか結構稼いでたんだね。最前線とかの人かな?


 素材は、うーん、換金かなぁ。今のところ使う予定ないし。あ、でも鳥の素材でアンデット創ったら飛行するmobとかになるのかな?この辺も後で試そう。


「お、いたいた。よ、コカゲ。」


「あ、ねねねね!、やっほー。」


 とりあえず受け取ったアイテムの内訳を見せる。


「んー、街に着くまではその剣使わせてもらおうかな……」


「あー、ねねのも耐久値やばいんだったね。」


「うん、連絡とったけど当分は第一の街にいるらしいし。」


「やっぱりそうだよね……うーん、早い所第三の街にいって、耐久値回復、かな?」


「そうなるな……うーん、とっとと行きたいけど、戦闘回避できるかね?」


「まあみんな揃ってからだね……」


 それから何分か待ってるとコーデリアとブレアさんがやってくる。それから少しあとにこひこひが来る。これで全員集合。


「さて……森の地図だけど、すんごいアバウト。はっきり言って何も見ない方が安全かもなレベルだ。」


 そう言って広げられる地図。うん、普段使ってるルートくらいしか描かれてないね。


「大人しく案内頼みますか?ここまで来たらそれが一番な気が……」


「だね……それに、みんなはほら、装備を直さないとでしょ?」


 ブレアさんの一言でとにかく移動しようということに。幸い人が少なくすぐに案内を雇うことが出来た。


「よろしく頼む。ねねねね!だ。種族はシルバードッグ。」


「宜しくお願いします。私はロン・レーンのコーデリアです。」


「よろしくね〜。わたしはアルラウネのこひこひだよ〜」


「えっと、アン・ブレアです。ホーリーエルフです。宜しくお願いします!」


「あ、コカゲです、よろしくです。アンデットのマミーです。」


「個性的なメンバーですね……あ、私はエルフのアイロスです、よろしくお願いします。」


 アイロスさんは綺麗系の男のエルフさんで、エルフのイメージ通りの容姿をしていて、狩人をして生活してるらしい。


「早速で悪いけど、案内ってすぐできるのかな?」


「ええ、前のグループが行ったら十分ほど間隔を置いて、そしたら案内できます。」


「ん、わかった。で、案内の料金とかってどうなってるのか、とか、森での注意点とか聞きたいんだけど。」


 ん?なんか驚いてるな、アイロスさん。


「どした?そんなに驚いて?」


「あ、ああ、いえ、他の方は代金の話しどころか注意点を聞く人がほとんど居なかったので。」


「あー……」


 プレイヤーたちはまあ、そうだろう。そもそも案内にお金が必要とか知らない人が多いんじゃないかな?βテスターだった人でも、お金さえ払えば、みたいな人もいるだろうし。


「まあ、そのへんはウチらみたいな余所者が悪いなぁ。」


「ああ、いえいえ、何も問題ありませんよ。代金のほうですが、ワンパーティですので、3000エールですね。戦闘なども手伝う場合はそれに加え4000エール頂いております。」


 結構高め?まあ、戦闘があったら危ないしね。


「ん、じゃあ7千エール払うから、戦闘手伝って欲しい。ちょっと装備の耐久値がな……」


 苦笑でそういうねね。それにつられて私たちも苦笑する。


「おやおや……ちゃんと手入れをしておかないと、いざという時危ないですよ?」


 ごもっともです……


「うん、ちょっと調子に乗っちゃってな……鍛冶屋で回復ってのも考えたんだけど、魔石が足りなくて、って話だったんで。」


「ああ、確かに、ここしばらく人が増えましたからね。それでしたら、いかがでしょう?耐久値の回復、私がしましょうか?」


「え、できるの?」


「今でこそ狩人として生活していますが、もとは錬金術師でして。耐久値回復程度でしたら問題ないと思いますよ。」


「おお、ありがたい!」


「とりあえず装備を見せていただければ、値段の見積もりなどできますよ。」


 そういう訳で、後続の人に事情を説明し、順番を譲り、一旦アイロスさんの家へ。


「ここが我が家です。家族がいますが、お気になさらず。」


「「おじゃましまーす」」


「お邪魔します。」


「おじゃまします〜」


「お、お邪魔します。」


「あら、いらっしゃいませ。どちら様かしら?」


「ああ、ナレス、私のお客様だ。お茶を用意してくれないか?」


「ああ、アイロス、ん、わかったわ。」


「あ、そんなお構いなく。」


「いえいえ、お待ちの間くらいゆっくりしていってください。」


 というわけで、アイロスさんとナレスさんの家でゆっくりすることに。私は装備が布系なため服を借りて装備一式を渡す。みんなもインナーだけになって、お茶を頂いている。


「うーん、どれもかなりいいものですね。」


「そうなんですか?」


「はい、これらを作った方の技術の高さが伺えます。」


 コーデリアとねねねね!はアイロスさんと装備について話してる。


「美味しい〜」


「ふふ、ありがとうございます。」


「ほんと美味しいです。うぅん、香りもいいし……」


 こひこひとブレアさんはナレスさんとお茶を楽しんでる。


 私はなんとなく、お茶を飲みつつ距離をとってる。前の街のせいかなんとなくNPCの人と関わりにくいんだよなぁ。二人は気にしてないっぽいからそんなに不安はないけど。


「コカゲさんはマミーとのことですが……その、道中、大変だったのでは?」


「んえ?」


 やばい、考え事してて聞いてなかった。


「第二の街なんて、大変だったんじゃないですか?」


「え?」


 なんで知ってるんだろう?


「第二の街は、数年ほど前、ネクロマンサーに襲われてしまい、街の住人の半数近くが死んでしまったので……」


 あー、そんなことがあったんだ。だからあたりが強かったのかな?


「コカゲさんはその、印象が、アンデットのそれですので……」


「え、そ、そんなにアンデットっぽいですか?」


 自分なりにそうは見えないようにしたんだけど……やっぱり魅力値のせいかな?


「なんというか、ほかのアンデットと比べれば、人族には近しいのですが……気配というか、纏っているものが……」


 む?気配?え、それって……あれ?解決できそうじゃない?


「えっと、ちょっと待ってくださいね……」


 スキル構成をいじる。そして断りを入れて憑依を解除し、死霊たちを素材に直す。


「えっと、どうでしょう?」


「あら……嫌な気配がなくなりましたね。さっきの死霊たちの気配もそうですが……それ以上にコカゲさん自身の気配が……」


「なるほど……」


 やったことは単純。《瘴気》と《呪い》を控えのスキルと入れ替えて、憑依した死霊たちを消しただけ。


 つまり、ステータスとスキル。それに一部称号や装備など。これら全てを含めてNPCは見ている、という事なのだろう。


 言われてみれば常に瘴気纏って呪い振りまいてるやつに関わろうなんて思わないよね。


「カルマはどうしようもない。でも魅力値なら装備やアイテムで……称号は……まあまだなんとも言えないか……スキルは町中用、戦闘用、みたいに分けておけば……」


「コカゲさん?」


「ナレスさん!」


「は、はい?」


「どうやったら美人になれますか!?」


「え、え?は?え?」


「コカゲっち、流石に急すぎ……」


「コカゲちゃん……」


 は、つい焦ってしまった。


「え、ええっと、コカゲさんも女の子ですからね……しかし、その、美人にと言われましても……」


 まあ、そうだよねー。


「コカゲさんはその、言葉は悪いですが、お顔の造りや体型などはその、人並み以上だとは思いますよ?」


 おっと、お世辞は今いらないんだけど。


「ただ、どうしてもアンデットとわかってしまいますからね。そのあたりを隠すなりごまかすなりの方が手っ取り早い気がしますね。」


「でも、やっぱり綺麗になりたいじゃないですか。ナレスさんとっても綺麗ですし。」


 さすがエルフと言わんばかりの美形なのだ。はっきり言おう。羨ましい。局部的なものもかなり羨ましいし。


「私なんて、種族的なものもありますが、それを入れても普通ですよ。」


「その発言はいろんな人や種族を傷つけるだけですよ……」


「え?え?」


 分かってないのか……天然モノかな……


「じゃあ、じゃあ、普段どんな手入れなどされてるんですか?」


 おっと、ブレアさんもなんだかんだ興味ありか。まあ、女の子なら当然だよね。


「お手入れ、という程ではないですが……肌にいい石鹸を使ってますね。少々肌が弱いもので。あとは……そうですね……環境がいいのもあるかもですね。」


 ふむ……その石鹸、正直欲しい……


「その石鹸って売ってたりするんですか?」


「夫が作ってくれるのよ。彼、元々錬金術師だったので、そういう調合みたいなのにも手を出してたみたいで、色々作ってくれるのよ。」


「なるほど……」


 石鹸は……調薬の範疇だったり錬金の範疇なのかな?錬金だったら私でも作れるかも?


「後で夫に聞いておきましょうか?」


「え、いいんですか?」


「そんなに大したものではないと思いますけど、私も女ですからね。綺麗になりたい女性の手助けくらいしますよ。まあ、あれで綺麗になるかはわからないですけどね?」


 苦笑しながらそう言ってくれるナレスさん。これで魅力値とかが改善されればラッキーくらいだし、とにかくありがたい。


 それから少しの間お茶を楽しみつつ待って、装備も回復したのでようやく森を抜ける準備が完了した。


 もちろん去り際にアイロスさんに石鹸の話をして、レシピを頂いた。まあ、調薬の類で、こひこひの分野だったけど。


「お邪魔しました。近くに来たら挨拶に伺いますね。」


「はい、いつでもいらしてくださいね。」


 ナレスさんにお別れをして、アイロスさんの案内の下森に入る。装備も直ったので戦闘は自分たちでやることに。修理代はきっちり払いました。(レシピはタダでもらっちゃった)


 さて、森は難易度が急に上がるってことだけど、どんな感じなのかな?




 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 森前決闘について☆2


 1.エレホロスコープ

 このスレは森に入る前の集落で起きた決闘について意見や感想、考察を述べるスレです。決闘内容などは実況スレ【どっちが】マミーVSドラゴニュート【勝つか?】を確認ください。


 注意事項として、本人の承諾なしの写真や動画を貼る行為はかなり厳しく取り締まっているようなので気をつけてください。また、種族による差などについてあからさまに馬鹿にするなどは控えるようにお願いします。チートを疑ったりもやめてください。


 次スレは980の人お願いします。


 過去スレ、森前決闘について☆1


 ------------------------【中略】----------------------


 376.ゲッソリーニ

 マミーちゃんが無詠唱で死霊出したのやっぱりスキルより専用の魔法とかかな?


 377.クリーム支柱

 どうだろうね?そういう専用スキルとかの可能性も。無詠唱じゃなくてすっごい小声だった可能性もあるし。


 378.ミッドナイト

 >>376、377

 一応憑依解除ってのがスキル名かアーツ、または呪文じゃないかって話。まあでも普通にアンデットクリエイト使ってるってところもあったしおそらくは《死霊創造》だと思う。


 379.なみき

 最初のスレもそうだったけどやっぱりマミーさんの話になるのね……


 380.ネクラマンサー

 >>379

 アンデット系の種族や死霊使いからすればやっぱり気になりますからね。特に不遇扱いのマミーでレベル的にも格上なドラゴニュートに勝ったとなれば余計にでしょう。

 とりあえず《死霊術師》の可能性が高いのでお話聞いてみたいところです。


 381.リリック

 ドラゴニュートのほうはまあ正統派とも言えなくもない剣士職だね。無難な構成な分隙も少ないんじゃないかな?今回のは相性もあると思うよ。マミーは搦手多かったみたいだし。


 382.ベン

 >>381

 搦手が多いって言ってもレベル差が8もあると全然違うぞ?あのマミーが筋力極振りとかでもなければ受け止めれない攻撃力だし。それを受けたり押さえ込んだりしてたから謎なんだよ。プレイヤースキルはまあ、それなりだったらしいけど。


 383.レーコ

 プレイヤーのレベルは5違うだけできつい。それの種族値の差が加わるともっと広がる。あのマミー実はマミーじゃない可能性も?


 384.レオナルド

 俺実際見てたけどマミーだと思うぞ?包帯巻いてたし。


 385.鬼一

 >>384

 その包帯がカモフラージュの可能性。そこまでする必要ないけど。


 386.ビヨンデッタ

 マミーなのは事実ね。彼女、マミー不遇決定の時に話題になった子だし。


 387.ベス

 あー、あの子か。てことは不遇決まった後も頑張ってレベル上げてたんか。応援したくなるね。


 388.アンガス

 ドラゴニュートの舐めプが勝敗の決め手。じゃないとレベル差とか種族値的にありえねー。


 389.ドラッカン

 >>388

 なんとも言えんな。まあ、手を抜いてたのは事実らしいが。だからって負けは負けだ、そこはとやかく言うとこじゃない。俺はマミーちゃんのスキル構成がきになるな。HPもMPも持たないだろうし。


 390.ゲッソリーニ

 確かにきになる。


 391.レオナルド

 耐久値が高いとか装備による効果とかの可能性も。結構いい装備っぽかったし。


 392.ああああ

 と言うか有名なマミーちゃんて、βの有名コンビのパーティでしょ?なら生産職と繋がりあってもおかしくはない。


 393.ドラッカン

 >>392

 ああ、確かに、そう言う繋がりからいい装備の可能性もあるな。実際あいつらは顔が広い。


 394.ネクラマンサー

 β有名生産職とか、紹介してほしい。杖、杖欲しい。


 394.ドラッカン

 >>393

 自分で頑張れ。それに木工師で有名なやつは参加してない。


 395.ナイン

 あのマミー勝ったのまぐれだろどうせ?そんな強くねーし。ドラゴニュートの恥だよ負けたヤツ。


 396.くりす

 >>395

 おいおい、そういうのここじゃなしだぜ?そういうのは他所でやるんだな。


 397.ベス

 >>395

 そうですね。そういう風に言うのは良くないですね。



 以下議論が続く。


誤字脱字等ございましたらご報告お願い致します。


また、感想などありましたら気軽にどうぞお願いします。

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