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気分でつくった小説置き場

作者:

ネクミリアのお話ー。



「・・・おーい鬼羅ー」

「はいはい。なんでしょうか女王様ー?」

よく晴れた昼下がり、急にネクミリアは鬼羅を呼ぶ。そして言う。

「暇だ」

「・・・・。い、いえいえ、そんな「ドーンっ」ってSEがつきそうな事をまた言われましてもね・・・?」

騎士兼、城のメイド長の鬼羅は苦笑しながら答える。だがここで投げると強制的に何かされるのだ。勿論そうなるのはいやなので、何か策を考えて早めに終わらそうと思った。そして口を開く。

「・・・そうですね、ボードゲームなんてどうですか?」

「オセロとかか?」

「ええ、そうです。オセロしましょうよ!自身あるんですよ、私!」

鬼羅はいつの間にかやる気が出てきていた。最初はあしらおうとさえしていたのに、いつもこんな感じだから鬼羅は普通に面倒だけとは思ってないのだ。

「さぁっ、開始です!!」


ーーーーー15分後ーーーーー


「・・・えげつない・・です・・・」

敬語ということは。そう、敬語ということは!!

状況はカドが4つともネクミリアの黒に取られており、鬼羅の白が3割、ネクミリアの黒が7割といったところだった。なかなかに強い、流石お嬢様。この女王様は相手を追い込んだりすることに関しては優秀すぎる頭脳を持っている、まぁこうなるわな。

「ほら、お前の番だぞ」

「はっ、はい!?」

怯えながら鬼羅はコマを置く。が、それもー

「ほら、またとられるぞ?」

結局はネクミリアにとられてしまった。

そしてー。



「・・・はい、チェックメイトっと・・」

チェスじゃなくてオセロのはずだが圧勝!ネクミリアの勝ち!!

ふぅと一息つくと鬼羅は立ち上がって言った。

「・・では私は、家事等してきますね」

そう言っていってしまった。

「・・まぁ暇は潰せたか、なかなか楽しかった」

ネクミリアはそこから昼寝を始める。


鬼羅は面倒に思っていたはずだが。



(・・では私は、家事等してきますね)

その声は、自分も楽しめたという感情がこもっていたのかもわからない。


そんな昼下がりの出来事だった。




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