炎の修行 その4
始まった1日10kmの修行。
1日目から7日目
サウナに比べたら思ったよりは?大したことはない修行であった。自分の時速もあるが、強くなったことを実感している。
7日目から14日目
少し修行の強度が落ちたと感じた僕は、近くに山があったので、その山を使い坂ダッシュやそれと同時に木を避けるなどして、動体視力の向上を測った。これが意外ときつい。しかし、強くなるためならなんでもやると決めた。将来の強くなった自分を想像するとなんだか身体がうずうずする。
一方。
マキ:私はずっと考えていた。あの翠という人間について。明らかに普通の人間と違う点が多すぎると。環境適応能力、体力の向上の速さ、修行から逃げない意思。一度疑問に思ったら何から何まで異常としか考えられなくなった。あの人は何者なんだと。決して3ヶ月では、身につける事ができることが出来ないと思っていたからである。私でさえ、サウナの段階で1年はかかった。しかし、翠くんには出来ていた。自分が身につけた分、身体は覚えている。翠くんは嘘をついていない。あの調子だと、本当に3ヶ月で私と同じくらい自在に炎を操ることができるんではないかと思ったくらいだ。
「はぁ、お姉さん倒れそうだよ」
才能の違いを感じさせられる。世の中には、才能が他の人とはずば抜けて違うような人間が複数存在する。翠くんはそのような部類の人間であるのかもしれない。悔しいと思った。けどもしかしたら、戦争を止めてくれる人が増えてくれるとなると少し、自分の心にも余裕が持てた。




