ここは過去そしてこれから起こること
翠「戦争があった年…」
マキ「そうよ。数百年前この地では、人と人との身勝手な争いによって50万人以上の人たちが亡くなった。ご存知の通りだと思うよ。それが、ずっと消えない過去として教科書とか歴史書に現代でも語り継がれてるからね。そこまでの歴史に残った場所なんだよ。綺麗で透き通っていた海は血で濁り、真っ白で美しかった砂浜は、真っ赤に染まった。そんな大きな戦争よ。」
その時思い出した。その戦争より先、あまりにも大量の血がその場を覆い尽くしていたため、砂浜から赤色は消えなくなった。
どうやら本当らしい…あたり一面には、白い砂浜で覆いつくされている…
翠「じゃ、じゃあ今すぐ逃げればいいだけのこと。
逃げましょう!流石に銃殺は勘弁してほしい」
マキ「どこへ?そんな時間ないよ…仮に逃げるとしてどこに逃げるつもり?お金もない、言語も話せない。なら一緒にこの戦争を止めようよ。それが今私たちに出来ること。私強いから。同じような過去は繰り返させない。歴史を少しいじっちゃうかもだけど。ここに私が来たこと。翠くんと出会ったこと。この海岸にきたことどうしても私は偶然には思えない。だから止めて見せるよ?この戦争を。」
マキさんはずっと僕より心が強かった。僕を真剣に見る眼差しからは、絶対止めるという嘘偽りない
硬い意識を感じられた。
翠「強いと
ちゃんと言わなきゃだめって思ってたよ私」
まきさんは少し悩んだ。
マキ「戦争を止められる力を私は持っている…」




