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未来からのメッセージ・移民が多い島~偽の楽園

作者: 猫田蛍雪

 この話はフィクションです。

 しかし、歴史は繰り返されるかもしれません。


「未来からのメッセージ・移民が多い島~偽の楽園」


 いつの時代も戦争などによって、移民が現れる。

 今まで、世界中の国々は、平和のために戦争や争いを抑止するための活動を行ってきた。

 しかし、2100年以降、AIの進歩により、ネット上の架空戦争が頻発した。

 それだけでなく、兵士を用いずに、感情をもたないロボットを用いた戦争が起こった。

 感情をもたないロボットの戦争は、終わりがなかった。

 そのため、人々は安全な地域を求めてさまよった。


 このとき、移民を快く向かい入れる国が存在した。

 太陽王国の移民が多い島だ。

 この島は、太陽王国の「経済・科学振興政策」に基づいて存在していた。

 もともとは、王国軍の研究所などの施設があった。

 そのため、移民としてきた研究者などがそこで働いた。

 研究者、技術者など多くの多様な移民が増えたことにより、島経済が潤い、太陽王国にも莫大な経済的利益をもたらした。

 移民にとっては、楽園といえる島であるが、悪の実態が明らかになったのは、後のことだ。


 きっかけは、太陽王国の国営企業のエレ研工業・・・・・・。

 はじめは、移民を支援する事業を行ってきたが、経済が潤うと第三次世界大戦以前に行っていた軍事事業を再開させるようになった。

 飛行機、新型爆弾、戦車・・・・・・。

 太陽王国内のすべての軍事、インフラなど、すべてがエレ研工業で支配されていた。

 エレ研工業は、国営企業の名前を利用して、民間傭兵部隊を買収、企業独自の基地建設をしていた。

 そして、2110年・・・・・・。

 エレ研工業は、国内で反政府軍として蜂起。

 太陽王国内のインフラは麻痺し、太陽王国軍は完全敗北になりかけていた。


 移民が多い島が、エレ研工業の中心基地であったため、一斉攻撃で押し留めることもできたが・・・・・・。

 島には、太陽王国内すべての新型爆弾があったのだ。

 もし、一斉攻撃で新型爆弾が爆破されると、放射能汚染の問題や隣国に大きな被害をもたらすと考えられた。

 そのため、一斉攻撃ができなかった。

 太陽王国は、アンメリン合衆国などに助けを求めたが、助けてもらえなかった。


 反政府軍が優勢であったが、移民が多い島の島民から寄せられた情報によって事態が一変する。


 移民が多い島の島民である大熊の報告:

 太陽王国の軍に報告申し上げます。

 島にある新型爆弾は、偽物です。

 本物は、アンメリン合衆国など核保有国へ売却されています。


 エレ研工業は、太陽王国には秘密で新型爆弾を売却していたのである。

 この報告の信憑性は、世界中に組織をもつ国際数学警察が保障した。

 これによって、島にある基地は爆撃され、反政府軍は全滅。

 後に、エレ研工業は解体されたのであった。

 そして、移民が多い島は、無人島となったのだ。

 

「参考資料」

太陽王国:

「悪魔のエレ研工業(2112年)(タイト出版)」

「太陽王国の繁栄と滅亡(2118年)(大熊書籍)」

「移民が多い島の歴史(2111年)(大熊書籍)」


「協力」

 大熊書籍(大熊しげる、猫田螢雪)

 島図書館

 島役場

 太陽王国放送・離島支部


 終わり

 

 





 







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