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彼女たちを守るために俺は死ぬことにした  作者: うんちん丸
第4部 お姫様に寵愛を
154/301

9/2(金) 部田凛々子②

◆◇




「10月の1日、2日が文化祭本番よ。もう1カ月を切ってる。みんな、来週から毎日残ってもらうけど、かまわないわね?」



 生徒会から戻って来てからの凛々姉は、妙に力が入っていた。


 今日の参加者は七瀬と詩織先輩、音和と俺。野中といちごは欠席している。



「了解。野中は期待できないから頭数から外してくれ。その分設営で働かせる。いちごは家の事情もあるから無理はさせたくない。あとのみんなは大丈夫?」



 みんな俺を見てうなずいてくれる。



「もちろん! このための委員会だもんね! あたしもやるときはやるよー!!」



 七瀬……立派になったな。お父さんは泣きそうだ!



「で、詩織先輩は体調悪かったら遠慮なく俺に言うように」


「うん、ありがと」



 詩織先輩とウインクをかわす。



「それでは早速、チュン太と穂積がクラスと部活動、有志の出し物をまとめて。前ふたつは来週水曜まで。有志は再来週末までにお願い。プリントの資料は去年のものを参考にしなさい、棚に入っているわ」


「おっけー!」


「大変だけど踏ん張りなさい」


「仰せのままに」


「うん。芦屋は……」



 凛々姉が全員に指示を出して行く。


 ……なんか懐かしいな、この感じ。


 今度は二人だけじゃない。必ず成功するさ。

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