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食堂はカオスだった

ライアンにお姫様抱っこされたまま

廊下を進み

食堂についた。


ガヤガヤと盛り上がる筋肉ムキムキおじさんたちが

一斉にこちらに向いた。


「あれー?お頭!早速人質に手をだしたんすかー?」

「おー美人の嬢ちゃん!船酔い直って、元気なったかー?」

「嬢ちゃん、なんか食べれそうかー?少しでも食って身につけにゃー胸やこペッタンコじゃねーか」


なんか色々厳ついおじさん達はよってたかって心配?の言葉をかけてくれた。


私は唖然呆然となっていた。


「やかましい!野郎共!散れ散れ!

あと、まだ手は出してねーわ!」

ライアンは集まっていた厳ついおじさん達を蹴散らした。


「野郎共ー!よく聞け!

この娘はモカって名前だ!

とりあえず、しばらくは、ここで面倒見ようと思う。よろしく頼むぞ!

じゃ、みんな楽しく飲んで、食えよー!」


「「「アイアイサー!」」」

ビックリするぐらい大きな声で海賊のおじさん達は返事をしていた。


ライアンは枷挨拶した後、大きめな椅子にお姫様抱っこから、下ろしてくれた。

そして、テーブルに並んだ男の肉料理って感じの量の多さにビックリした。


貴族の記憶もあるので、あの貴族らしいフランス料理のコースぽいのしか

この世界で見たことはなかったが…

なんというか男の豪快な肉中心の料理を見ると、もうお腹一杯ですってなった。


「さー、食べて食べてー♪

腕によりをかけて作ったのー♪」

筋骨粒々な化粧の濃い金髪縦ロールの髪で神秘的な紫の目の

おっさん?おばさん?が、

お玉をもってフリフリエプロンでくねくねしている。


「ダントン…その格好やめろって言ってるだろ!

飯が不味くならー!」

ギロリと声の方にダントンお姉さん?が向き、般若の形相で

お姉さんの服装に文句を言った、厳つい赤毛の短髪おじさんに

プロレス技かけて

「はい♪あーん♪」と、している…


「ダントン!やめろー!マジ吐くから!自分で食えるからー!!」

赤毛の厳ついおじさんはギブアップとばかりに手足をバタバタしている。


「はっはっはー!観念しろジャン!ダントンの服装をやゆるからそうなるんだぞー。可愛いじねーか(笑)」

ジャンと呼ばれた赤毛の厳ついおじさんは

ダントンお姉さん?に食べさせられ泡を吹いていた。

「でしょ~♪カエザルは分かってるー♪ちゅっ」

とダントンお姉さん?は、カエザルと呼ばれた頬に傷のあるダンディー系のおじさんに

投げキッスをしている。


やばい

すごい濃いキャラ来た…

女の人なのか、男の人なのか聞きづらいな…放置で!身の安全を第一に考えよう!


目の前の光景を無視して食べた料理は絶品だった。

お腹一杯いいながら、結構食べてしまった。


☆☆☆


「ライアンって、お頭なのね?」

思い出したようにライアンに話しかけてみた。


「ん?うーん。まあ、今はな」

困ったように、歯切れ悪く答える。


「今は?」小首をかしげ問うが、

「まあ、そのうち教えるって!それよりお前はなんであの船にいたんだ?」

はぐらかされた。


「あー、婚約者からね、無実の罪で国外追放をされたのよ」

「ん?どういうことだ?」

「礼儀作法を平民から貴族になりたてのお友達に教えただけでね、

見に覚えのない、いじめをしたと言われてねー。

婚約者が気に入ってた娘みたいでね、私が嫉妬に狂ってやったんだと決めつけてさ。

まあー政略結婚の婚約者からね、親を通してって言ったんだけど…王家への侮辱罪とかで、一端家にも帰れずあの船に乗せられたの。」

簡単に説明したけど腹立ってきた。


「もーただの浮気男の言い訳だと思いません?

私は特に何とも思ってないんだから好きにすればいいと思うんですよー!むにゃむにゃ」

そういいつつ私は寝た。


「誰だー!こいつに酒のましたやつは!」

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