表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

2

扉の向こうから声がする。若い女性の声だ。

それを聞いて扉の前に立っていたベヒーモとラッビーイーム、扉を開く。

「ルーシ様、マルバス様、アナ・サタナキアただいま帰りました。」

そう言って女性は深く頭を下げる。

「うむ、ご苦労であった、アナ・サタナキア」

「うん、おかえり、アナ、お疲れ様」

二人が応える。

「で、どうなのかアナ・サタナキアよ

イブリスファミリーの方々は来られたのか?」

「はい、マルバス様 先ほどイブリス様以下五名到着さました。控えの間へご案内しようと思いましたが、ドン・アバッド様が大広間にてお待ちになられておりましたので、そのまま失礼ですが、大広間の方へご案内させていただきました。」

「うむ、まあこれで、面子が揃ったということだな。アポリュオンファミリーのドン・アバッドも一安心じゃろう」

どうやら、イブリスファミリーが定刻になっても

到着していなかったらしい。

「相変わらずだな、イブリス殿も・・・」


マルバスもやれやれといった感じである。


魔族会議

その昔、魔界の揉め事には当人どうしで解決するのが一番なのだが

近年、代理人もしくは仲介者を立てて話をおさめるのが主流となっていた。

そして今回、仲介役を買ってでたのが、フエル一家という訳なのである。

そしてもうひとりの男、名前をルーシ・フエル・ロア・ディーロといった。

「では、そろそろ行こうか、みんな」

「ハッ!」

ルーシの声で一同、控えの間を後にした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ